あなたは【共同親権】賛成？反対？1400人のママたちの“本音”

共同親権、どう思う？ママ1428人にアンケート

2024年3月8日（金）、離婚後の子どもの養育について「共同親権」の導入を柱とした民法などの改正が政府によって閣議決定され、国会に提出されました。

情報発信メディア「ママスタセレクト」が、「共同親権」についてのアンケートを実施し、その結果を発表しました。調査は、2024年2月17日（土）～2月18日（日）の期間、子どもがいる人・妊娠中の人1428人を対象に、インターネット上で行われました。

調査によると、「離婚後の共同親権に賛成ですか？反対ですか？」という質問に対し、最も多かった回答は、「どちらともいえない」で45.2％でした。理由に、「離婚の背景や事情は家庭によって多岐にわたることから、共同親権が適切かどうか一概には判断できない」ことを挙げる人が多い結果でした。

「反対」と回答した人は34.5％でした。理由はおおきく3つに分かれました。

「 配偶者のDVが原因となる離婚の場合に被害者側や子どもが守られない可能性があるから」「子どもが離婚した両親の板挟みになって混乱するから」「再婚する際に苦労するから」

が反対の理由でした。

「賛成」と回答したひとが最もすくなく20.3％でした。

「子どもにとってどちらも親であることには変わりなく、共同親権は子どもの権利を尊重できるから」「親が1人で子育てをするのは大変だから」「養育費支払いが滞った場合でも共同親権を理由に要求できるのであれば、子どもにとってよいことだから」

などが賛成の理由でした。

調査を行った「ママスタセレクト」は、「共同親権について反対派も賛成派も共通して訴えたのは『離婚後も子どもの意志と生き方を尊重したい』ということでした。離婚後の子育てにおいては、子どもの幸せと安全を最優先に考える必要があります。

しかし、アンケートでは、『（個々の家庭の事情を考えると）どちらともいえない』という回答が多数派となり、反対が賛成を上回りました。この結果から考えると、個々の家庭の事情や子どもに配慮した慎重な議論がまだまだ必要ではないでしょうか。共同親権が選択肢として提供されることで今後多様な家庭の状況に対応した支援が行われるかどうか、注目です」とコメントしています。

「共同親権」についてどう思いますか？男性側の意見を聞くとまた違った結果が出るかもしれません。

（LASISA編集部）