「絶対に幻滅される…！」彼とのデートに遅刻…だけじゃなくあるピンチに襲われた私は

彼と花火大会に行く約束をした当日。準備に時間がかかり遅刻してしまった私は、彼をすっかり待たせてしまって申し訳ない気持ちになりながら、待ち合わせ場所に向かっていました。そんなとき、さらなる事件が起きてしまって……。

花火大会に行くことに

夫と結婚する前、付き合っていたころの話です。ある夏の日、私の自宅から電車で1時間半ほどの場所でおこなわれる花火大会に行こうという話になりました。

当時、お互いにひとり暮らしをしていた私たちは少し離れた場所に住んでいて、花火大会が開催される場所の最寄り駅で集合することに。私は、彼と花火を見に行くことをとても楽しみにしていました。

電車に乗り遅れてしまって…

しかし当日の準備が遅れ、乗ろうとしていた電車に間に合わなかったのです。慌ててスマホで電車の時刻を検索し直すと、次の電車に乗れたとしても、待ち合わせ時間に遅れてしまうことがわかりました。

急いで彼に「ごめんね。電車に乗り遅れちゃったから次の電車に乗って行くね」とメッセージを送ると、彼からは「了解」と、ひと言だけ返ってきました。

勇気を出してお願いしてみると？

彼に申し訳ないと思いながら次の電車に乗り込んだ私。ところが電車に乗っている途中で、おなかが痛くなってしまい、トイレに行きたくなってしまったのです。

「駅に着いてからトイレに行っている時間なんてない」「遅刻しているし早く待ち合わせ場所に行かなきゃ」とは思うものの、焦れば焦るほどトイレに行きたくなってきてしまって……。駅に着き、彼に電話をしたら、「駅ビルの本屋にいるよ」とのこと。

そこで、私は勇気を出して「遅れて悪いんだけど、トイレに行きたくなっちゃったの。行ってもいい？」と聞いてみました。すると、彼からは「行ってきなよ。体調は大丈夫なの？」という言葉が。もともと遅れている中で、トイレに行きたいなんて言ったら幻滅されるに違いない……そう思っていた私でしたが、彼の返事は予想外のものでした。私が悪いのに、気づかってくれるなんて……と、このことで私はより彼に惹かれたのです。

待ち合わせに遅れた上にトイレまで行き、彼を長いこと待たせてしまった私。申し訳ないという気持ちでいっぱいでしたが、彼の気づかいにありがたい気持ちでいっぱいになりました。今は結婚して一緒に生活しているので、外で待ち合わせをする機会はほとんどありませんが、たまに、あのときの彼の対応を思い出しては、夫と結婚できてよかったとしみじみ感じています。

著者／nanoka22

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ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室