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ナ・イヌ、ソン・ハンビンが『パスト ライブス/再会』を称賛「『キスしちゃえ!』『するな!』と叫んでしまいたくなる」

  • 2024.3.14
ナ・イヌ、ソン・ハンビンが『パスト ライブス/再会』を称賛「『キスしちゃえ!』『するな!』と叫んでしまいたくなる」
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ナ・イヌ、ZEROBASEONEソン・ハンビンら著名人からのコメントが到着

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22年)を生み出したA24と、『パラサイト 半地下の家族』(19年)を配給した韓国CJ ENMが初の共同製作で贈る注目作『パスト ライブス/再会』。先日行われた第96回アカデミー賞では、作品賞と脚本賞にノミネートされるも惜しくもオスカーは逃したが、ナ・イヌ、ソン・ハンビン(ZEROBASEONE)ら本作を鑑賞した著名人から絶賛コメントが到着した。

本作は、ソウルで初めて恋に落ちた幼なじみのふたりが、24年後の36歳、NYで再会する7日間を描くラブストーリー。物語のキーワードは「運命」の意味で使う韓国の言葉“縁—イニョン—”。見知らぬ人とすれ違った時、袖が偶然触れるのは、前世―PAST LIVES―で何かの“縁”があったから。

久しぶりに顔を合わせたふたりは、NYの街を歩きながらこれまでの互いの人生について語り合い、過去自分たちが「選ばなかった道」に想いを馳せる。「もしもあの時、あなたとの未来を選んでいたら—」。この再会の結末に、幾千にも重なった切ない涙が溢れだす。

メガホンを取るのは、本作で鮮烈な長編映画監督デビューを飾ったセリーヌ・ソン。監督自身が12歳の時、家族とともにソウルからトロントへ移住し、その後ニューヨークに移った体験を元に執筆したオリジナル脚本は、デビュー作ながらすでにに各国の映画賞で244ノミネート84受賞(3月4日時点)と本年度の賞レースを席巻。ゴールデン・グローブ賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、そして主演女優賞4部門へのノミネートも果たした。

『哀れなるものたち』(23年)のヨルゴス・ランティモス、『オッペンハイマー』(23年)のクリストファー・ノーラン、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(23年)のマーティン・スコセッシなど、映画界を代表する名匠たちと肩を並べたセリーヌ・ソン。まさに彗星の如く現れたフレッシュな才能だ。

そしてこの度、4月5日の全国公開を前に、3月22日、23日、24日の3日間限定で先行上映されることが決定した。この先行上映では、特別に本作のセリーヌ・ソン監督と、ノラを演じたグレタ・リー、ヘソンを演じたユ・テオからのスペシャルメッセージが上映される。

本作が長編監督デビュー作であり、脚本も手掛けたセリーヌ・ソン監督。映画祭に始まり各国の公開で賞賛を集め、着々と今年の賞レースでのノミネートと受賞を積み上げてきた。映画界賞レースの大本命、アカデミー賞のノミネートまでスターダムを一気に駆け上がり、大注目の一人であったことは間違いない。自身の人生に起こった出来事をヒントに描いた物語を引っ提げ、初監督作品ながら大舞台へと飛躍を遂げた。この様に注目を浴びる本作に、日本国内外から賞賛の声が続々と届いている。

さらに、ソン監督のルーツである韓国では、先週3月6日に公開を迎え、好成績でのスタートを切った。先月末に行われたスクリーニングナイトには、人気ボーイズグループZEROBASEONEのメンバーや、世界的にも異例の人気を博しているドラマ『私の夫と結婚して』に出演するナ・イヌとソン・ハユン、Netflixで配信中の恋愛リアリティ番組『脱出おひとり島3』でその誠実さが話題のイ・ジンソクなど華やかな面々が揃った。

別日のトークイベントでソン監督は、「今この結果も全て『パラサイト 半地下の家族』が開いてくれた道だと思います。『パスト ライブス/再会』の脚本を書いている時、韓国語と英語を行き来するシナリオを心配する人が多かったのですが、『パラサイト 半地下の家族』が世界的に注目され始め、明らかに反応が変わりました。『字幕があって楽しい』と周囲が話し始めたのです」と、本作の制作時のエピソードを明かした。

■ナ・イヌ(俳優)

1冊の本を読んだかのように感じました。ヘソン、ノラ、アーサーの未来を応援しています。

■ソン・ハンビン(ZEROBASEONE)

「キスしちゃえ!」「するな!」と何度も叫んでしまいたくなる映画でした。理性と感情の間で揺れる不思議なシーンに深く共感しました。

■小島秀夫(ゲームクリエイター)

素晴らしい傑作!!
始終、胸がキュンとなり、中盤には張り裂けそうになりながらも、ラストではポジティブな力を貰った!
初恋の話であると同時に、“外”に出ていく人たちの生き様でもあり、
もっと根源的な幾つもの国や言語を超えた世界の人々を紡ぐ、美しい映画。

■濱田英明(写真家)

静けさがむしろ饒舌であること、身体的接触がなくとも親密でいられること、名前のない愛が距離や時間を越えること。
それなのに、最後に2人が採った選択こそがこの映画を強くしていた。
だから、今は心のどこかで前世、そして来世をより信じられる。静かで熱い余韻が、柔らかな感傷で満たされた。

■岩井俊二(映画監督)

彼のいないニューヨーク、彼女のいない韓国、互いが傍にいないその場所は2人にとってきっと、どこまで行っても異国なのだろう。
彼女は夜ごとにどんな夢を見ているのだろう。そこには彼女しか知り得ない、彼女だけの世界が広がっている。

■YOU(タレント)

美しすぎて 嘘みたいだと思いながら
とんでもなく響いてしまった
一度も観たことのない love story

■マキヒロチ(漫画家)

淡々と美しく季節が移り変わるように描かれるノラとヘソンの24年間、そのあちこちに自分も感じたことのある苦くてままならない思いが込み上げる。
2人の物語は「あったかもしれない未来」なだけだったのか、あるいは「まだ続く物語」なのか…。

『パスト ライブス/再会』は3月22日、23日、24日にTOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田にて先行上映。4月5日より全国公開される。

 

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