自然災害の発生を防ぐことはむずかしいですが、被害を最小限に抑えるための事前の対策〈減災〉は個人の力でできるもの。
日ごろから備えることで、少しでも被害をくい止めたい。
そんな思いを胸に、身近で有効性の高い発信をX(Twitter)で行っているのが、警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)です。
今回は、災害対策課さんのポストの中から、非常時のラップの使い道3選についてご紹介します。
①携帯電話を水や汚れから守ります
「趣味の魚釣りでひと工夫。あらかじめ携帯電話にラップをひと巻きしていざ出発。海水が少しかかっても、えさや魚で手が汚れても気にせず携帯電話の画面を操作することができます。もちろん通話もできます。降雨、降雪時にも携帯電話の防滴、防汚、防塵対策としてとても効果的です。」
②スポンジ代わりにして水を節約
食器洗いだけでなく、掃除にも活用できます。 「食品用ラップは、丸めるとスポンジの代用になります。食器に巻いて使えば洗いものが出ず、ラップでおにぎりをにぎれば衛生的で手も汚れないので、断水時に貴重な水の節約になります。」
③ねじるなどの工夫で耐久性が高いひもに
ラップをねじります。
洗濯物を干すひもとして活用できます。 「食品用ラップを必要な長さにカットし、ねじるとひもに早変わり! 強度も充分で洗濯物を干すひもとして活用できるほか、三つ編みにするとさらに強度が増し、特殊救助隊員でも引きちぎることができません。切れた靴ひもの補強など活用法はさまざまで、インターネットなどでもたくさん紹介されていますので、チェックしてみてください。」
三つ編みにします。
強力なひもとなって、ひっぱっても簡単には切れません。
教えてくれたのは……警視庁警備部災害対策課 @MPD_bousai
地震や台風などの災害発生時における対応と、災害への備えを行う「警視庁警部災害対策課」。2011年の東日本大震災をきっかけに、多くのかたが必要としている正しい情報をタイムリーに発信したいと、SNSのなかでも即時性と拡散力にすぐれたX(Twitter)の運用を開始。20代から50代の男女、約60名の課員が交代で担当しており、幅広い視点からの、実践しやすい親しみある投稿が反響を呼んでいる。