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“正しいアドレス”はどっち…?「骨盤から前傾」プロコーチ・モンゴが解説

  • 2024.3.12

プロコーチのモンゴです。アマチュアの方は、正しいアドレスのポイントが分かっていないことが多いです。そこで、今回は再現性の高い“正しいアドレス”をどう作ればいいのかをレッスンしていきます。

「正しいアドレス」はどう作ればいい?

僕は常にレッスンでもYouTubeの動画でもコースで結果が出るように「再現性を高める」ことについて話をよくしています。

では、アドレスを正しく作り、その再現性を高めるにはどうすればいいのか。

様々ありますがこれだけは外さないで欲しいと考えるのは、「骨盤からの前傾」を意識することが重要です。

なぜ正しいアドレスを作るには「骨盤からの前傾」が必要なのか? もう少し詳しく解説します。

例えば「飛距離アップ」したくて、様々な動画を観たり、調べたりレッスンを受けた結果、これだと思える感覚と結果がその日は得られたとします。

そして、次の練習やコースでその感覚と結果を頼りにスイングすると、ほとんどの場合、あの時と同じ結果が得られないことが多いと思います。

その根本的な原因は、骨盤から前傾できていないので、スイング中に股関節が適切に使われずに、手打ちに戻ってしまったからなんです。

正しいアドレスを作るには、「股関節」が非常に重要なポイントになります。

なぜ「股関節」が大事なのか?

股関節を使ったアドレスのメリットの中でも、特に知っておきたい3つをお伝えします。

1、スイング軸を安定させる

2、いわゆる「壁」が作れる

3、下半身のパワーを伝えられる

どうでしょう? 骨盤から前傾することで、股関節が適切に使えるようになれば、飛距離アップだけではなく、方向性の安定や距離感の安定にも繋がります。

改めて骨盤から前傾をする時のポイントは、下記です。

1、真っ直ぐ立つ

2、良い姿勢のままお尻の位置を変えずに骨盤から前傾する

3、最後に軽く両膝を曲げる

骨盤からの前傾に慣れていない方は、良い形が作れた時ほど、かなりの違和感を感じると思います。

例えば、重心がいつもよりも前(つま先寄り)になるなどが代表的ですが、踵が浮くぐらいになる人は、拇指球に重心がくるように調整してください。

足の裏が意識できるようになると、傾斜への対応もしやすくなりコースでのミート率も上がります。

人間は続けていれば慣れる生き物なので、再現性の高いアドレスを作りたい方は、少しだけ我慢してください。

この意識でアドレスを続けて頂くと、正しいアドレスが作られるようになってきます。

注意するべきポイントは?

ここで注意して頂きたいポイントが2つあります。

1,両膝を曲げ過ぎない

骨盤からの前傾に慣れてくると、今までよりも明らかに強い当たりが感じられてきます。それに伴い平均の飛距離が少しずつ伸びてくるので、そうなるとどんな人でも欲が出ます。

「もっと飛距離が欲しい…」という考えが出てくるのは仕方ないですが、土台を安定させようと両膝を曲げ過ぎてしまいます。こうなると何発かはさらに強い当たりが出たりしますが、両膝の角度が深くなると、骨盤は立ってきますのでせっかく身に付けた骨盤からの前傾もリセットされてしまいます、

軽く両膝を曲げる時には脛のラインが地面に垂直に近い形にするといいでしょう。

2、背中とシャフトは直角になる

骨盤からの前傾が正しくできてくると、ターゲットライン後方から見た時に、背中とクラブが「T」の形が作られるはずです。自主練になった時はセルフチェックする時に参考にしてください。

モンゴ(森田安寛)
●もりた やすひろ/1975年奈良県出身。東京・千葉などでプロやアマチュアのマンツーマン指導のほか、YouTubeで「ゴルフリバイバーモンゴ」として配信。天城流湯治法の湯治士の資格もある異色コーチ。インスタで毎日ゴルフ上達の情報を配信中。地クラブ専門家がいるインドア練習場「wadogolf」(東京都中野区野方)にて主に活動。
Instagram:@mongo.golf

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