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【京都宇治】日本最古の神社建築は貴重で必見!世界文化遺産の御朱印も「宇治上神社」

  • 2024.3.11

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都府宇治市にある世界文化遺産の神社。現存最古の神社建築を有し、見どころ豊富。

現存最古の神社建築など見どころ満載の世界文化遺産

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京都府宇治市、宇治川にもスグの場所にある神社『宇治上神社』。もともと宇治は源氏物語ゆかりの地として知られ、さらにその作者・紫式部を主人公とするNHK大河ドラマ『光る君へ』放映中ということもあり、今注目スポット。

改めて宇治観光をしてみようと思い、最初にやってきたのがここ宇治上神社。

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宇治川から沿いから大吉山の山裾にある、静かな佇まいの神社。この日は休日でしたが、寒の戻りで雪もちらつく寒さのせいか、わりと宇治全体が空いていました。

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宇治上神社は「古都京都の文化財」の構成遺産として、ユネスコの世界文化遺産に登録され、中でも貴重な神社建築が残る場所として知られています。

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宇治上神社の創建には、天平14年(742年)聖武天皇により創建、寛平7年(895年)宇多天皇により創建、さらに醍醐天皇(897年(寛平9年)~930年(延長8年))の勅によって社殿を建立したのが起源、などさまざまな文献から諸説あります。

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境内はこのような配置。わりとこじんまりとしたスペースの神社という印象。

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まず、正面に本殿以上に大きな拝殿があり、入口両側には円錐形の清め砂が設けられています。

鎌倉時代前期の造営で、寝殿造の遺構といわれています。切妻造、檜皮葺き。桁行6間、梁間3間の主要部の左右に各1間の庇(ひさし)。

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特に屋根が特徴的で、左右端に片流れの庇屋根を設け、切妻屋根と庇屋根の接続部で軒先の線がゆるやかに折れ曲がる『縋破風(すがるはふ)』を形成。個人的にいろいろと神社建築を見て回っていますが、このような屋根の造形美を見るのは恐らく初めてで、ちょっと興奮します(笑)

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そして、拝殿の右手にある『桐原水』。宇治七名水の唯一現存する湧き水で、飲むことはできませんが、その透明度、清らかさが際立っていました。

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拝殿の真裏にある本殿。平安時代後期の造営で、神社建築としては現存最古とされ、国宝。

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内殿には左殿に菟道稚郎子命、中殿に応神天皇、右殿に仁徳天皇を祀り、左殿と右殿は組物が三斗(みつと)で、組物間に蟇股(かえるまた)を置くなど、形式・規模がほぼ同等。この風通しの良さそうな細かな格子がつくる造形美に魅了されます。

なんでも、近年行われた年輪年代測定によると、本殿は1060年、拝殿には1215年頃の木材が使用されていることが判明しているとか。

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本殿の右手にある社『春日社』。建甕槌命、天児屋根命を祀り、社殿は一間社流造で、檜皮葺。鎌倉時代後期の造営と伝わり、国指定重要文化財。境内には他摂末社があり、住吉社、香椎社、武本稲荷社、厳島社。

境内の建物全体を通して、独特の建築様式に他にはない古い時代性を感じました。

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社務所では様々な授与品がありますが、中でも一つだけ願いを託す『願い人形』や『清め砂』など。

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御朱印、書き置きかと思っていましたが、その場で記帳していただきました。世界文化遺産印もあり、なかなか貴重(笑)

野趣あふれる静かで落ち着いた雰囲気で、心身浄化されるような空間でもあり。宇治観光の際には、ぜひお立ち寄りください。

詳細情報

名称:宇治上神社
場所:京都府宇治市宇治山田59
電話:0774-21-4634
関連サイト:https://ujikamijinja.amebaownd.com/

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