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書店が街から消える……「要因は少子高齢化のほか、初版が行き渡らないから。万引き被害で1日の利益が飛ぶところも」辛坊治郎が解説

  • 2024.3.11
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キャスターの辛坊治郎が3月11日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。書店の運営会社の市場からの撤退が止まらないことを巡り、「要因は少子高齢化のほか、初版が行き渡らないからだ。万引き被害で1日の利益が飛ぶところも出ている」と解説した。

※イメージ
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東京商工リサーチによると、書店の運営会社の市場からの撤退が止まらない。2014年以降、書店は倒産や休廃業が新設法人を上回る状態が続き、10年間で764社が市場から退出したという。

辛坊)本屋さんが苦境にある最大の要因は少子高齢化です。また、紙の本から電子書籍にシフトしている影響もあります。さらに、小さい本屋さんは資本力に乏しいため、出版社がそうした小さな本屋さんに新刊を卸さず、インターネット通販で大量に売ってくれるところに卸ろす傾向になっていることも背景にはあります。

また、全国の本屋さんの数はピーク時に1万5000店を超えていましたが、今や1万1000店ほどに減っています。ですから、仮に私の新刊の初版が1万冊刷られたとしても、全国の本屋さん全てには行き渡りません。1万冊の初版はそれなりに多いですが、本屋さんへ買いに行っても、店頭にないケースが出てくるわけです。これでは、本屋さんにわざわざ足を運びませんよね。

もっと厳しい話があります。本屋さんの万引き被害が、かなり深刻な事態になっています。一般的な本の単価がそれほど高くはありません。ですから、1冊でも万引きされると、1日の利益が飛んでしまうところも出ています。万引をする人間は気軽にするのでしょうが、万引きは窃盗罪です。

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