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災害時に必要な「水」は何リットル?家庭の備蓄に役立つ「食品ストックガイド」農林水産省が紹介

  • 2024.3.11
災害時に備えて「食品ストック」を
災害時に備えて「食品ストック」を

東日本大震災の発生から、3月11日で13年を迎えます。今年は1月1日に発生した能登半島地震や、2月から3月にかけて相次いでいる千葉県沖を震源とした地震などを受け、突然やってくる地震災害に恐ろしさや危機感を改めて抱くとともに、防災リュックを作ったり、備蓄品の見直しを行ったりするなど、防災意識が高まっている人も多いと思います。

農林水産省が推奨「食品ストックガイド」とは

農林水産省のホームページで公開されている「災害時に備えた食品ストックガイド」では、家庭で備蓄しておくとよい「食品」のリストが紹介されています(1週間分、大人2人の場合)。

◆必需品・水(2リットル×6本×4箱)※飲料水+調理用水で、1人1日3リットル程度を想定・カセットコンロ・カセットボンベ(12本)※1人1週間およそ6本程度を想定

◆主食(エネルギー、炭水化物)・米(2キロ×2袋)※1人1食75グラム程度を想定・乾麺 例:そうめん2袋(1袋300グラム)、パスタ2袋(1袋600グラム)・カップ麺類(6個)・パックご飯(6個)・その他(常温保存ができる「LL牛乳」、シリアルなど適宜)

◆主菜(タンパク質)・レトルト食品(牛丼の素やカレーなど18個、パスタソース6個)・缶詰(好みのもの18缶)

◆副菜/その他(適宜)・日持ちする野菜類(タマネギ、ジャガイモなど)・調味料(砂糖、塩、しょうゆ、めんつゆなど)・梅干し、のり、乾燥わかめなど・インスタントみそ汁、即席スープ・野菜ジュース、果汁ジュースなど・菓子類(チョコレート、ビスケットなど)

避難生活で役立つ「防災食」5選

災害が発生し、避難が必要な状況に陥った場合には、これまでの日常生活とはかけ離れた環境で生活しなくてはならなくなります。避難生活においても、いつもと変わらない栄養バランスの取れた食事があることで心身が満たされ、多少なりとも精神的にゆとりを持つことができるのではないでしょうか。

避難生活中でも上手に栄養が取れて重宝する「防災食」として、次の5つの食品が挙げられます。

◆乾燥わかめ・摂取できる栄養素…食物繊維、タンパク質、ミネラル・賞味期限…約1年(未開封の常温保存の場合)・手軽に使えて、カップ麺に入れるだけでも栄養補給になる

◆のりの佃煮・摂取できる栄養素…食物繊維、ミネラル・賞味期限…約半年〜1年(未開封の常温保存の場合)・パックご飯にかけるだけで栄養補給ができる

◆塩昆布・摂取できる栄養素…食物繊維、ミネラル・賞味期限…約半年〜1年(未開封の常温保存の場合)・“ご飯のおとも”としてパックご飯に合わせられる・昆布に含まれるグルタミン酸により、唾液の分泌がアップしやすい

◆レモン果汁・摂取できる栄養素…ビタミンC・賞味期限…約1年(未開封の常温保存の場合)・疲労回復や唾液分泌に役立つ。他の調味料とうまく合わせることで減塩にもなる

◆ブランシリアル・摂取できる栄養素…食物繊維・賞味期限…約7カ月(未開封の常温保存の場合)・チョコレート味なら、牛乳などがなくてもお菓子感覚でそのまま食べられる

災害時に備えた食品のストックは、日常で食べているものを少し多めに“ちょい足し”買いするのがポイントです。コンビニやドラッグストアで手軽に購入できる食品から、自分が好きなもの、毎日食べるものを基準に選んでみましょう。目標は1週間分ですが、まずは3日分を目安にストックを準備してみてください。

既に家庭での備蓄品をまとめていたり、防災リュックを作っていたりする人も多いと思いますが、どんな食品をストックしていますか? この機会に今一度、中身や賞味期限を再確認したり、必要に応じて見直したりしてみてはいかがでしょうか。

オトナンサー編集部

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