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「できることがあるとしたら」上司の言葉で背中を押された|警察に行くべき自転車事故を目撃した話

  • 2024.3.9

このお話は、著者・いもやまようみんさんによるエッセー作品です。ある日小学生の男の子の交通事故を目撃し、目撃者として警察に証言する経験談を描いています。正面衝突事故を目撃したものの、一方的に小学生を責めたおじさんの態度がふに落ちません。小学生その後も気になります。同僚は「けががないなら大丈夫じゃない?」と励ましますが…。『警察に行くべき自転車事故を目撃した話』第6話をごらんください。

小学生が心配で気になってしまい、仕事をしていてもさえない様子の海野さんに気づいた上司。海野さんは、休憩中に起きたことを上司に相談します。そして海野さんは、アドバイスを受けて、正面衝突の目撃証言をするために交番に向かうことにしました。

それにしても、いつも社員の様子を気遣い、気持ちを理解してくれる上司が職場にいて何よりでした。思いやりを持った、すてきな方ですね。

親の目が届かない子どもの事故、どう防ぐ?もしもの時は?

この漫画では、自転車に乗った状態で小学生にぶつかった男性が、男の子が萎縮するよう怒鳴りつけて去って行く様子を目撃した女性が描かれます。自転車とはいえ、れっきとした交通事故。男の子にけがはないか心配ですが、怒鳴られた男の子はびっくりして走り去ってしまったといいます。きっと心の中はもやもやし、体もどこか痛みがあるかもしれません…。

政府広報オンラインの情報によると、低学年児童の歩行中の交通事故は、高学年と比較し約3.2倍、死者に至っては約10倍というデータがあります。大切な子どもが交通事故からわが身を守るためにも、普段から安全な歩き方を教えておくことが大切です。「信号が青でも左右を確認」「自分に向かって走ってくる車や自転車がないかをよく確認する」こうした行動を身につけることで、防げる事故があるかもしれません。

エピソード内で、主人公の女性は交番に相談したものの、男の子がその後親に事故について話せたかどうかわかりません。親が見ていないところで起きた事故は、子どもや目撃者の声がない限り親でも気づかないことがあるでしょう。もし、帰宅した子どもの様子が普段と違うと感じたら、一緒にお風呂に入ったり、子どもが興味のある話を振って様子を見たりするなど、子どもが安心できる状況で聞き出してみるといいかもしれませんね。

事故防止について普段から子どもと話すこと、自分に起きたことを素直に話せる親子関係を築いておくことの必要性に気づかされるお話でした。

著者:もも

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