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華やかな出版業界!「アタリ」、「開く、閉じる」、業界用語の意味、分かる?

  • 2024.3.9
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芸能人などと会えて、華やかに見える出版業界。最近では雑誌読み放題サービスなどを使って、雑誌や本を読む人が増えてきましたが、出版業界にはいくつも業界用語があり、「アタリ」や「開く、閉じる」も現場では使われています。この2つの業界用語の意味、分かりますか?

■「アタリ」の意味、分かる?

新聞や雑誌など、私たちが日常で目にするたくさんの記事は、見出しや画像、気になるワードで興味を引きつけ、気づけば夢中に読んでしまうこともあり、情報を分かりやすくまとめるレイアウトにはさまざまな工夫がされています。

出版業界で使う「アタリ」という言葉はレイアウトやデザインの際、文中へ写真や図、イラスト等を仮で入れておくことを指し、「アタリ画像」とも呼ばれています。

アタリを入れることでスペースをとっておき、本物のデータがきたら差し替えます。

またアタリに使われる画像は、補整前の画像や粗画像がよく使われるようです。

なぜ最初からの本物の画像を入れ込まないかというと、高解像度の画像を使用しての作業では、データ量により表示が遅くなることや、レイアウト変更時に画像のサイズや切り抜きが変わる可能性もあり、作業効率が低下することを防ぐためともいわれています。

■「開く、閉じる」の意味、分かる?

「開く」は、文章中の漢字をひらがなに書きなおすことで、「閉じる」はその逆でひらがなを漢字に書きなおすことを指します。

日本語には同音異義語が多いため、文脈の意味が特定できるように漢字を使ったり、柔らかな印象を与えるために、ひらがなやカタカナで書いたりすることで、文章の読みづらさを解消しています。

品詞の種類で「開く・閉じる」を判断することもあります。「お願いいたします」の場合、“致す”は補助動詞なのでひらがなを使用します。また、「走りつづける」のように動詞が重なる複合動詞は、前の動詞は漢字、後ろの動詞はひらがなで書かれることが多いです。

文章は「漢字3割・ひらがな7割」の法則に従って書くと読みやすくなるため、出版物のほとんどは、この割合で書かれています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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