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キム・ミンジェ先発落ちは“逆差別”?バイエルン監督に韓国メディア不満「あれだけ酷使したのに…」

  • 2024.3.9

バイエルン・ミュンヘンの守備の中核を担っていた韓国代表DFキム・ミンジェ(27)が、一瞬にして主力争いから押し出された。

バイエルンは去る3月6日(日本時間)、本拠地アリアンツ・アレーナで行われたラツィオとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦で3-0と勝利した。

第1戦を0-1で落としていたバイエルンだが、2戦合計スコア3-1とし、準々決勝進出に成功した。

この日、キム・ミンジェはイングランド代表DFエリック・ダイアー(30)に押されベンチメンバーに転落した。

トーマス・トゥヘル監督はオランダ代表DFマタイス・デ・リフト(24)とダイアーをセンターバックに起用。デ・リフトは前半アディショナルタイムにドイツ代表FWトーマス・ミュラー(34)の追加点をアシストするなど、活躍を披露した。

試合ではミュラーのほか、イングランド代表FWハリー・ケイン(30)が2得点をマーク。ダイアーも無難な活躍で勝利に貢献した。

トゥヘル監督の“逆差別”?

バイエルン入団後初めてのことだ。シーズン中盤まで、キム・ミンジェはあまりにプレータイムが多すぎて“酷使騒動”に苦しめられた。

キム・ミンジェはシーズン序盤の15試合でたったの1秒も休むことができず、常にフル出場でプレーを続けた。そんななか、デ・リフトやフランス代表DFダヨ・ウパメカノ(25)などほかのセンターバックは不振や怪我があり、キム・ミンジェがすべての荷物を抱えなければならなかった。

すると、キム・ミンジェがアジアカップ出場のためチームを離脱している間にダイアーが主力に浮上した。

韓国代表は準決勝で敗退したため、キム・ミンジェも予想より早くバイエルンに復帰することになったが、ソニ時点ですでにダイアーが席を埋めていた。パートナーには負傷から復帰したデ・リフトが選ばれた。キム・ミンジェは、2月に2試合連続退場で物議を醸したウパメカノとともにベンチメンバーとなった。

バイエルンは本日(3月9日)、ホームでマインツのブンデスリーガ第25節を迎えるが、ドイツメディアは今回もダイアーがキム・ミンジェを押しのけて主力でプレーすると予想している。「トゥヘルは冬に獲得したダイアーのプレーに現在まで満足している。キム・ミンジェなどほかのセンターバックが負傷や出場停止、不振、代表招集などとしているなか、ダイアーは着実にプレーを続け、害を及ぼさなかった。ダイアーは先発であれ交代であれ、定期的にプレーする可能性が高い」と現地メディアは報じた。

シーズン中盤まで、バイエルンの守備陣を支えた選手は明らかにキム・ミンジェだった。“酷使騒動”が出るほど、最初の15試合でキム・ミンジェはただの1秒も休むことができなかった。

しかし、その気流もあっという間に変わってしまった。窮地に追い込まれたトゥヘル監督がキム・ミンジェを起用しない采配に、「“逆差別”ではないか」と疑問を呈する声もある。キム・ミンジェに対しては冷静だったドイツメディアも、ダイアーには称賛を惜しまない。

キム・ミンジェ
(写真提供=OSEN)キム・ミンジェ

バイエルンのレジェンド選手である元ドイツ代表MFローター・マテウス氏は、『ビルト』のインタビューで「バイエルンの選手たちは不安でイライラした状態だ。何をすべきか自ら訪ねている。選手たちはなぜ監督の戦術が通用しないのか混乱している」と伝えた。

トゥヘル監督の戦術に選手たちが疑問を抱き、露骨に不満を吐露しているというわけだ。指揮官がラツィオとの第2戦でキム・ミンジェを外した理由とも一致している。

トゥヘル監督は、自分の主張が正しいということを選手たちとクラブに証明するため、今後もキム・ミンジェをベンチに置く可能性はゼロではない。キム・ミンジェがバイエルン入団後、また新たな試練に直面した。

(記事提供=OSEN)

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