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紛失物を持ってきた「上級生」意外な人物の正体は…

  • 2024.3.9

小学4年生のイチは母子家庭でした。イチはある日、理科の教科書を紛失します。その後、国語・算数の教科書、さらに絵の具セット・習字道具と立て続けになくしてしまいます…。「おかしい」と感じながらも、母に打ち明け買い直してもらうことに…。そんな時、夏休み直前に上級生がイチをたずねてきて…。愛すべき宇宙人(@aisubekiutyu_jin)さんによる『ぼくの教科書がありません』をダイジェスト版でごらんください。

なくした物が見つかったのに…

イチはある日、理科の教科書を紛失してしまいます。いくら探しても見つからず、「自分がだらしないからだ」と落ち込んでいました。また、母子家庭で仕事が忙しい母に余計な心配とお金を使わせることが気になり、隠し通そうと決意します。

ところが、その後も国語・算数の教科書、さらには絵の具セット・習字道具まで行方知れずに…。さすがにおかしいと感じ、友だちや先生に相談。そしてとうとう母にも打ち明けました。

その後、母に新しく買ってもらい、授業で困ることはなくなりました。ですが、今まで使っていた道具にも思い入れがあるイチ。あきらめきれず、探し続けていました。

すると夏休み直前、上級生がイチがなくした学習用具一式を持ってきたのです。なくした物が見つかってうれしいと思う反面、気分が悪くなってしまったイチ。この上級生とは一体?

バレンタインにしてしまったこと

バレンタインの当日、チョコレートを持ってあらわれたのはクラスメートのシズちゃんでした。その日は雪が降るほどの寒い日。また、日曜日で学校が休みだったため、わざわざ自宅へ届けてくれたのです。

ところが、イチは家の前で友だちと遊んでおり、さらに友だちに冷やかされたのが原因で、つい「いらない!」と突き返してしまいました。

上級生の正体とは?

頭ではシズちゃんの気持ちがわかっていても、冷たい態度をとってしまったイチ…。そんなとき、あらわれたのがあの上級生でした。上級生の正体はシズちゃんの姉だったのです。イチの学習道具にシズちゃんの姉は関わっているのでしょうか…。

時には頭で考えていることとは違う行動をしてしまうこともあります。そして、誰かを傷つけたり自分が傷ついたりすることも…。さまざまな失敗を経験し、少しずつ成長していくのだと思います。

小学生のトラブルを描いた作品。大人の関わり方についても考えさせられるお話です。

著者:ももこ

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