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スポーツの”知識ゼロ”な私が、『ゴールデンカムイ』をきっかけに、人生で初めてアイスホッケーの試合を観てみた(前編)【再配信】

  • 2024.3.8

★こちらの記事は、2023年1月に公開した記事の再配信です。
★2024年3月7日(木)~10日(日)に北海道で行われる「第43回全日本アイスホッケー選手権大会」の開催を受けて、記事を再配信します。日本アイスホッケー連盟Youtubeチャンネルでは大会の様子をライブ配信していますので、ご興味のある方は是非ッ!

スポーツの”知識ゼロ”な私が、マンガをきっかけに、人生で初めてアイスホッケーの試合へ…

北海道出身の漫画家・野田サトル先生による大ヒット漫画『ゴールデンカムイ』(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)。
2022年4月に迎えた”大団円”は、まだ記憶に新しい!

2023年春に連載開始予定とウワサの最新作は、 北海道を舞台に繰り広げられる、"アイスホッケー"の物語らしい。北海道在住の、ゴールデンカムイ”ロス”真っ只中の筆者にとって、春が待ち遠しいかぎりだ。

2024年3月追記】⇒野田サトル先生の最新作『ドッグスレッド』は2023年7月より連載がスタートし、現在2巻が発売中。めちゃくちゃ面白いです…。

持論「マンガは、背景知識があるともっと楽しめる!」

ところで、20年来の“マンガ好き”な筆者には、ひとつ持論がある。
それは、作品の背景知識を知ることで、その世界観への没入感がより強くなり、作品をより一層楽しめるということだ。

『るろうに剣心』に憧れてはじめた剣道もそうだし、聖地・新宿を訪れるたびに『シティハンター』の主人公への想いを募らせた。『ゴールデンカムイ』では、作中ゆかりの場所をさまざま巡ったことで、作品世界にさらに没入して、”愛”が止まらなくなった。

そして今回の「アイスホッケー」なのだが…筆者は、スポーツ全般に、とにかく疎い。

サッカーや野球も含め、スポーツをほぼ観たことがないし、知識もほとんどない。
ましてや、 "アイスホッケー"については、知識ゼロに等しいのだ…。

Sitakke

ということで今回は「野田サトル先生の最新作をより楽しみたい!」という動機をきっかけに、 アイスホッケーの試合を人生で初めて観に行ってみることにした。 その様子をレポートする。

いざ、人生初のアイスホッケー観戦へ!......豪華すぎる解説役が登場!

2022年12月3日(土)、道新杯争奪全道女子アイスホッケー大会@月寒体育館を訪れた。

スポーツ担当部署の先輩いわく 「道内の女子チームNO.1を決める、とっても大事な大会」らしい。

今回は特別に、 とある“アイスホッケー経験者” が、解説役を快く引き受けてくれたとのこと!
解説役はこのお方。

本日の解説役・米山 知奈(よねやま・はるな)さん

Sitakke

“経験者”っていうか、オリンピック選手じゃないですか!?(恐れ多すぎる…)

筆者: ごめんなさい。スゴい人を前にして、とても申し訳ないのですが、わたし本当にアイスホッケーのことなにも調べないまま、来てしまいました…。

米山:大丈夫ですよ!競技を知らない人たちにこそ、魅力を知ってもらいたいなって思っているので!なんでも質問してください

筆者:(やさしい人でよかった…ホッ)

「アイスホッケー」初見でビックリしたこと【10選】

①想像してた以上に、会場がめちゃ広い&寒い

Sitakke

筆者:わー!氷のリンクだ!! 想像よりもずっと広い!そして…..寒いですね!

米山さん:もちろん、会場にもよりますが、基本的には寒いですね~!

筆者:選手たちも、寒さを感じるものなんですか?

米山さん:事前にウォームアップをしてきているので、基本的には寒さは感じないです。

むしろ、観客が多いときは、その熱がリンク上の選手にも伝わるので、暑いくらい!

平昌オリンピック(2018)の出場権獲得をかけた最終予選では、観客がズラーッといらっしゃったので、氷上でも「あっつ!!」って思いながら試合していました(笑)。気持ちも高揚しましたね。

米山さん:あ、もし良かったら、コレどうぞ!

Sitakke

米山さんが手渡してくれたのは、のど飴と、あたたかい紅茶。

Sitakke

「このとおり、観客席は寒いですし、乾燥もしますから、ね^^」と笑顔の米山さん。やさしい…(ジーン)

②想像の10倍くらい、めっちゃハードッ!!

米山さん:さあ1試合目はじまりましたよ! TOYOTA CYGNUS(苫小牧)と、高須クリニック御影グレッズ(清水町)による試合です!楽しみですね~!!

筆者:ハイ楽しみです!!

とは言ったものの、 “棒状のもので、小さい球のようなものを打って、ゴールに入れる” 以上のことはなにひとつ知らない筆者。
まずはそのまま一回戦目を観戦することに。

Sitakke
「TOYOTA CYGNUS(苫小牧)」が白×赤、「高須クリニック御影グレッズ」が紺×赤のユニフォーム。

ゴォオオオーッ!
凄まじいスピードで、滑走していく選手たち!

Sitakke

衝突!

Sitakke

衝突!!

Sitakke

「ドゴォオオン!!」 壁にぶつかって転倒!

筆者: 人が吹っ飛んでますよ!?ガンガン壁にもぶつかってるんですけど!スケートのスピード速っ!!迫力がすごい!!

米山さん:ふふふ

筆者:「超速スピードの肉弾戦!」 って感じですけど、反則とかもあるんですか?

米山さん:助走をつけて相手にぶつかっていったり、スティック (←※選手が持ってる棒状のやつ) で、相手を叩いたりは反則です!

でも、パック (←※小さいボールみたいなやつ) を追いかける中で、他の選手と接触してしまったり、それによって結果的に相手がふっ飛んでしまったり、転倒したりすることもあるので、そこは審判の判断によりますね。

Sitakke

筆者:なるほど!剣道でいうと、面を打つときに、体が接触して相手が吹っ飛ぶのはセーフな場合もあるとして、意図的に体当たりをしてふっ飛ばすのはNG的なのと同じですかね?

米山さん:規定は色々ありますが、ざっくりいうとそんな感じですね!ちなみに、剣道も同じかもしれませんが、防具をつけているので、ぶつかられても "みなさんの想像”よりは、痛くはない と思います。慣れてしまっているだけかもしれませんが(笑)ふふふ。

③何人で試合をしているの?

Sitakke

筆者:ええと、リンクの上に何人いるんだろ?動きが素早くて数えられない…

アイスホッケーって、1チームあたり何人でやってるんですか?

米山:何人だと思います?

筆者:う~~ん、8人!!

米山:ブッブー!残念!正解は6人です。

相手チームをガンガン”攻める”フォワード役が3人。相手チームからゴールを”守る”ディフェンス役が2人。あとは、ゴールキーパーが1人ですね。

Sitakke

筆者:6人にそれぞれの役割があるんですね!

④ゴールが決まるたび、”エヴァ”の曲がかかる!?

Sitakke

筆者:あ!ゴールに入った!一回のゴールにつき、加点されるのは1点ですよね。

米山さん:点数計算はわかりやすいですよね^^

筆者:さっきからず~っと気になっていたんですけど、ゴールが入るたびに、エヴァンゲリオンの戦闘BGMがかかってますよね?これもそのように決まってるんですか?個人的にはめっちゃテンション上がるんですけど…

米山さん:エヴァの曲をかけるというルールはないです(笑)会場によっても違いますね。オリンピック会場では、かけたい曲のリクエストを各国に聞いてくれました。

2022年の北京冬季オリンピックのときは、ゴールを決めたタイミングに流してほしい曲として、嵐の『Happiness』をリクエストをしました。チーム内で話し合って決めたんです。

いまでもあの曲を聴くと、なんだか嬉しい気持ちになれるんですよ^^

筆者:すてき…

~~1試合目終了~~

TOYOTA CYGNUS(苫小牧) VS高須クリニック御影グレッズ 10対1で勝負アリ!

Sitakke

米山さん:初めての試合、どうでした?

筆者: いや~~~迫力がスゴイ!! でも正直、スピードが速すぎてなにがなんだか…ってうちに終わってました(笑)

米山さん:(笑)

筆者:後半くらいからは、少しずつ目が慣れてきたのか、選手の動きをなんとなく目で追えるようになった気がします。2試合目はもっとよく見てみます!楽しみ!

米山さん:それは良かったです!2試合目もしっかり見ていてくださいね!

【⇒後編】「アイスホッケーってどんなスポーツなの?」"知識ゼロ"の私が、オリンピック経験者にルールを解説してもらった結果

<文・撮影>Sitakke編集部・ナベ子

★こちらの記事は、2023年1月に公開した記事の再配信です。
★2024年3月7日(木)~10日(日)に北海道で行われる「第43回全日本アイスホッケー選手権大会」の開催を受けて、記事を再配信します。日本アイスホッケー連盟Youtubeチャンネルでは大会の様子をライブ配信していますので、ご興味のある方は是非ッ!

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