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西オーストラリア州の州都「パース」は、想像以上に大人が楽しめる場所だった|TRAVEL

  • 2024.3.8
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2023年12月、ANAの成田=パース直行便を利用して、初めて西オーストラリア州に行く機会を得ました。西オーストラリア州の州都「パース」と、その近郊の街の魅力を3回にわたってレポートします。第1回目はやはり「パース」について。いやあ、期待以上にステキな街でしたよ。定期的に通いたい、そんな街でした。

TRAVEL|西オーストラリア州

3記事連載。自然と街が共存する楽園、西オーストラリア州へ。その1

2023年12月、ANAの成田=パース直行便を利用して、初めて西オーストラリア州に行く機会を得ました。西オーストラリア州の州都「パース」と、その近郊の街の魅力を3回にわたってレポートします。第1回目はやはり「パース」について。いやあ、期待以上にステキな街でしたよ。定期的に通いたい、そんな街でした。

Text by HASEGAWA Aya

西オーストラリア州は、なんと日本の約7倍もの大きさ

西オーストラリア州って、行ったことあります? オーストラリアというと、真っ先に思い浮かぶ都市は、やはりシドニーやメルボルン、ケアンズ、ゴールドコーストあたりじゃないでしょうか。私も実際に訪れるまでは、西オーストラリアに関しての具体的なイメージはなかったというのが正直なところ。

今回、初めて知ったのですが、西オーストラリア州って、オーストラリア大陸の3分の1近くを占めているのだとか。総面積は264万平方キロメートル以上! 日本の約7倍の大きさです。でかっ!

その州都であるパースですが、オーストラリアらしい自然と都市が共存するステキな街でした。1800年代に建てられた歴史的建造物も多く残っていて、ほどほどに都会で(笑)、街歩きが楽しいです。街自体が落ち着いていて、また洗練もされているので、女子旅や親孝行旅にもいいかもしれません。パース中心部は運賃が無料のCATバスが運行 (郊外は料金が発生します)。気軽に便利に、なにより安価に街歩きが楽しめるのもポイント高し、です。

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で、「どこが良かったの?」というハナシですが、繰り返しになりますが、やはり自然と都市、両方を楽しめるというところは大きいかなあ。素敵なホテルに泊まり、美味しいものを食べながら、ビーチ(市内からクルマで15〜20分圏内に19もの美しいビーチがあります)や、街中に点在する自然を満喫できるスポットで憩うことができるのです。旅する、というより1年に一度、足を運んで1週間くらい滞在したい感じ。それがいいのです。

パースから少し足を延ばせば、歴史ある街並みが残る港町フリーマントルや、世界最高水準のビーチを有するロットネスト島、オーストラリア産のプレミアムワインの30%以上を生産しているマーガレットリバーなど、さらなる魅惑的なスポットにもアクセスできます。

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日本からパースまでは、利用する飛行機にもよりますが、約10~15時間のフライト。決して近くはありませんが、日本との時差が1時間というのは大きな利点です。また、今回、利用した、ANAのパースへの直行便「成田=パース線」は片道約10時間と、かなりラクチンでした。

そんなわけで、今回はパースで訪れた印象的なスポットをご紹介しましょう。

マストで足を運びたいのは、2020年11月に大規模リニューアルした西オーストラリア州立博物館「ブーラ・バルディップ」、そして、パースの街が一望できる「キングスパーク」でしょうか。

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西オーストラリア州立博物館「ブーラ・バルディップ」
住所|Perth Cultural Centre, Perth WA 6000
Tel.|+61-8-9431-8413
https://www.museum.wa.gov.au

「ブーラ・バルディップ」は、1891年からの歴史を持つ西オーストラリア州の文化施設。常設展示室はカテゴリーごとにわかれていて、子どもから大人まで楽しみながらめぐることができるように工夫を凝らして展示がしてあります。思わず目が釘付けになったのは、タスマニアンタイガーのミイラと、19世紀末に河口に打ち上げられた巨大シロナガスクジラの骨格標本。西オーストラリアで採掘された鉱物をフィーチャーしたコーナーもありました。

先住民アボリジナルについても学ぶことができます。先住民アボリジナルは、この地域では季節を6つ に分けていたこともここで知ったのですが、この6つの季節は西オーストラリアを旅するなかで頻出します。覚えておいて損はありません(笑)。

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キングスパーク
住所|Fraser Avenue, Perth WA 6000
Tel.|+61-8-9480-3600
https://www.bgpa.wa.gov.au

「キングスパーク」は、街を見下ろす丘の上にある、約400ヘクタールもの敷地を持つ世界最大級の都心型公園。自然のままの森林のなかに、3,000種以上の西オーストラリア固有の自然植物や約80種の鳥類が生息しています。

西オーストラリア固有のワイルドフラワー(西オーストラリア州では、さまざまな自然環境で約1万2000種以上ものワイルドフラワーが自生し、多彩な花々が広大な大地を彩ります)もあちらこちらに。観光客向けというより、地元の人たちのオアシスといった感じで、犬の散歩に訪れる人や芝生に寝転んで本を読んでいる人など、みなさん思い思いに時間を過ごしていました。20代前半と思しき女性たちがお茶会を開催していたのも微笑ましかったです。

そして、忘れてはいけません、ここはカフェ大国オーストラリア。なかでもメルボルン同様イタリア移民が多いパースはコーヒー文化が発達していて、カフェがいっぱい(そして、どこも混んでいる!)。ガイドさんに聞いたところ、スターバックスは一軒もないそうです 。今回は訪れる機会がありませんでしたが、「DOME」という西オーストラリア州発祥のコーヒーチェーンが猛威をふるっているそうですよ。

おしゃれなレストランもたくさんあります。政府の総合庁舎だった歴史的建物を改装し、ラグジュアリーホテル「コモ・ザ・トレジャリー」のメインダイニングであり、パース随一のファインダイニングとして知られている「ワイルドフラワー」へ。

地元の美味しいもの好きからの注目度も高く、私たちが訪れた日もほぼ満席でした。懇意にしている農家や漁師から仕入れた素材を、先住民の6つの季節に沿って提供しています。前述のワイルドフラワーや、アボリジナルが食してきた固有のハーブや木の実なども積極的に使用されていました。

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ワイルドフラワー
住所|1 Cathedral Ave, (cnr St Georges Tce & Barrack St), Perth WA 6000
Tel.|+61-8-6168-7855
https://www.wildflowerperth.com.au/

今回いただいたのは、「4コーステイスティング」(140オーストラリアドル、ワインペアリング95オーストラリアドル)。アルバニー産のアスパラガスにワイルドフラワー、そして自家製のアヒルの卵で仕立てたマヨネーズを使った前菜が印象に残っています。

シャークベイ産のピンクスナッパー(天然鯛)もふわふわで、旨みが凝縮されていました。肉料理ではリンリーバレー産のポークロイン。付け合わせの野菜も濃厚な味わいでかなりの存在感を放っています。

なお、コモホテルズアンドリゾーツはシンガポールを拠点に自然派ホテルを展開するホテルブランド。日本にはまだ上陸していませんが、個人的に好きなホテルブランドのひとつです。ホテルも気になるなあ。

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ザ・リッツ・カール トン・パース
住所|1 Barrack St, Perth WA 6000
Tel.|+61-8-6559-6888
https://www.ritzcarlton.com/en/hotels/perrz-the-ritz-carlton-perth/overview/

宿泊は、「ザ・リッツ・カールトン・バース」。2019年11月にオープンした、パースで1、2を争う高級ホテルです。再開発が進むスワン川のウォーターフロント・エリザベスキーに位置し、朝、部屋のカーテンを開けてその絶景に思わず声が出ちゃいました(笑)。

19室のスイートを含む205の客室は全て50平米以上。さすがオーストラリアです。快適 of 快適で、なかなか離れがたかったです(笑)。スワン川を臨むインフィニティプールはリゾートムードむんむんでした。

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QT パース
住所|133 Murray Street, Perth WA 6000
Tel.|+61-8-9225-8000
https://www.qthotels.com/perth/](https://www.qthotels.com/perth/

最終日は、オーストラリアのデザイナーズホテルブランドQT(キューティー)が展開する「QTパース」にステイ。パース中心部と、アクティブに活動するにはサイコーの立地。客室も噂どおりおしゃれで、ルーフトップバーは地元の若者たちで毎日にぎわっています。

オーストラリア食材を多用した、本格的なイタリア料理を提供する、「サンティーニ・グリル」もパースを訪れるたびに足を運びたい場所になりました。(つづく)

取材協力:西オーストラリア州政府観光局、ANA
https://nonbiri-perth.com
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/theme/new_journey/

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