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義父母「嫁の子のお祝いを出すのは、そっちのご実家でしょ?」お宮参りで見た【外孫内孫】差別の瞬間──!

  • 2024.3.8

結婚、妊娠、出産。人生の大切な場面にはトラブルも付き物だなとつくづく思わされます。今回は出産後に義実家とトラブルになった筆者の知人Lさんから聞いたエピソードをご紹介します。

画像: 義父母「嫁の子のお祝いを出すのは、そっちのご実家でしょ?」お宮参りで見た【外孫内孫】差別の瞬間──!

孫の位置関係にうるさい義実家

Lさんの義父母は、ケチな性格かつ孫の位置関係にとてもうるさい人達でした。それは内孫か外孫かということです。そしてあろうことか、「Lさんの子供は内孫だから、孫のお祝いにかかる費用を払うのはLさんのご実家でしょ?」と遠回しに言ってくるのです。どういう事かと聞くと、義父母いわく「Lさんの子供は嫁いだ先の孫=内孫だから、義実家も祝われる側。なのでお祝い事のお金を払うのは、義実家ではなく嫁の実家」という理論のようでした。
私たち夫婦はもちろん、実家の両親も、可愛い子どものお祝いのためにお金を出すことに抵抗はありません。けれど、孫のお祝いを位置関係で差別するような義父母の価値観には、正直悲しい気持ちでした。

お宮参りに突然の写真撮影!?

Lさんは真夏の出産だったこともあり、お宮参りを少し遅らせて行いました。Lさん夫婦と両家の父母とでお参りを済ませ、そのままお開きにする予定でいました。Lさんは、「お宮参りが終わったら、早く授乳してあげなきゃ!」と赤ちゃんのことで頭がいっぱい。しかし終わった途端、義母がどこかへ行ってしまい、みんなで探し回りました。

やっと戻ってきたと思ったら、「あそこに写真館があるの! せっかくだから記念写真を撮りましょうよ!」と突然言い出し、ほぼ強制的に写真館へ行くことになりました。

その写真館には、ご飯を食べられるレストランのようなスペースもありました。写真を撮って、ご飯を食べている間に現像をして、帰りにお会計と一緒に写真を受け渡しをしてくれるところでした。
Lさんは値段を確認してからお店に入ろうとしたのに、「いいから、いいから、記念じゃな~い♪」と義母がグイグイと背中を押してきました。この時、他の大人も、赤ちゃんに夢中になっていて色んなことに盲目だったようで、みんなで「もう決めてきちゃったなら、行くしかないか」と流れに任せて急いで店内に入りました。

全部が終わると、お会計であ然

写真のプランや食事のメニューは義母が勝手にオーダーしていたため、流れるままに写真を撮り、終わって部屋を移動したら食事が用意されていました。食事はそれなりにお祝い膳のようなものだったので、1人当たり5千円くらいで、合わせて3~4万円程度かなと予想しながら過ごしていました。
そして食事を終え、帰ろうとしたタイミングで、現像した写真を渡されました。受け取った写真は2枚で、昭和の写真館を思わせる台紙に貼られていました。

そしてお会計をすると、「14万円です。」と言われ、目が飛び出ました!
たった2枚の写真と大人6人の食事代と合わせて14万円もするなんて、夢にも思いませんでした。
しかし、もっと驚いたのは、義母がお会計のときには既に外に出て待っていたことでした。しかも、義父母揃って、お会計をスルーし、「そっちが払うのが当然」という素振りで外で待っているのです! 義母の「これで食費が少し浮いたわね」という声も聞こえてきて、私は絶句しました。義父母が言っていた「Lさんの子供は内孫だから、孫のお祝いを出すのはLさんの実家でしょ」発言が、現実になろうとしていました。

モヤモヤしていたら、「いいわよ、うちで払っておくから」とLさんの実母が払うと言い出したのです。
しかしLさんは「もしかして、たかられてない?ここでお母さんが払ったら、今後もお祝いごとを言い訳に、これからずっとお義母さんたちからATM扱いされちゃうかもしれない」と言い、Lさんが自分のカードで支払ったのでした。
確かに写真は記念に残りますし、料理もおいしかったのですが、写真館を見つけた時点で一言相談してほしかったですよね。良かれと思ってしてくれたことかもしれませんが、値段を確認しなかったことが悔やまれ、お金の話はトラブルの元になりやすいなとつくづく感じました。
その後、義父母と一緒に子どものお祝いをするときは、外出はせず、義父母宅で行うようにしたLさんなのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり

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