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「給料はこれだけ欲しいです」転職活動で「印象を悪くせず」交渉するには?

  • 2024.3.8

転職活動では、年収交渉をして少しでも収入をアップさせたいと誰もが思うものだが、切り出すタイミングなどを間違えると、印象が悪くなるので注意が必要だ。どうやって切り出すといいのだろうか。

■年収を交渉するタイミングはこの2つ

転職活動中の年収交渉を切り出す最適なタイミングは2つあり、面接中に希望年収を聞かれたときと、内定後に内定承諾書を提出する前だ。

企業側から希望年収を聞かれたら、そのタイミングで希望年収をしっかり伝えよう。そのため事前に希望年収額を決めておくと良いだろう。

また選考中に給与について聞かれなかった場合は、自分から切り出すのは避けたほうが良い。まだ具体的な話になる前にお金の話をすると、「お金ためだけに転職するのか」と思われるなど、悪印象を持たれてしまう可能性があるからだ。

本来、給料は会社員の仕事の対価であり、いくら欲しいと伝えるのが悪いことではないはずだ。しかし、実際には、企業の採用担当者の中には、お金の話をされると悪い評価をする人が実際に存在するのだから、仕方がない。

次に、選考中に年収の話がなかった場合、収交渉をするタイミングは、内定後に内定承諾書を提出する前だ。提出した後だと、諸条件を受け入れたとみなされて年収交渉できないので注意したい。

面接中に希望年収を確かめられる場合とされない場合があるので、タイミングを見誤らないようにしよう。

■希望年収額はこうやって決めよう

タイミングの次に心配なのが、「いくら希望すればいいのか」ということだろう。これについては、希望額が相場から大きく外れていては交渉にならないため、下調べと準備をしておこう。

調べておきたいのは、「業界・職種の年収の水準・平均」だ。転職サイトで業界や職種の求人情報を見ると相場が分かるはずだ。

ここで「年収額なんて、そもそも求人情報に出ているのでは?」と思われるかもしれないが、「500万円以上(応談)」などとなっていることもある。応募しているポジションに関連して提示されている最低額を把握するだけでは、交渉を自分のペースで進めるのは難しい。

同じ業界、同じ職種ではどれくらいの年収をもらっている人がいるのか、調べておくべきだ。あわせて、志望する企業の年収水準も確認しておくといいだろう。

注意したいのが、希望年収は「手取り」ではなく、「額面(総支給額)」で伝えるということだ。基本的に、求人票には額面が載せられているはずだが、伝える際も額面であることは明確にしておこう。手取り額には、税金や社会保険料などが含まれない。ここをはっきりしておかないと、認識にズレが生じて、後悔することになるかもしれない。

■年収交渉を成功させるための根拠

希望年収額が決まったとしても、根拠がなくては企業側に納得してもらえないので、交渉材料として「これまでの実績」を資料として準備しよう。即戦力になれることが相手に伝わるよう、端的にまとまった資料は、希望する年収の根拠になる。ただし、その資料がまとまっていない、分かりづらいと、逆効果になってしまう。

また他の会社から内定を得ていれば、その年収でオファーをもらっているので検討してほしいと伝えると良いだろう。

ただ、根拠がしっかりしていても年収交渉は難しい場合があるので、最後に「検討してほしい」という相談ベースで話すと良い。

また転職エージェントを利用すれば、年収交渉を代行してもらえるので、自分の負担が減らせるので検討してみると良いだろう。、

いずれにせよ、転職は自身のプレゼンであることをしっかり踏まえ、これまでやってきた商談と同様に、動向の調査、先方の分析、自分という商材の長所のアピールをしっかり行おう。

文/編集・dマネーニュース編集部

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