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1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5

  • 2024.3.8
1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5
1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5

Text by 久保村輝彦

スポーツ史に稀に見る巨額契約でアメリカのプロ野球リーグMLBロサンゼルス・ドジャースに加入した大谷翔平。「最も人気な現役アスリートの一人」であるといっても過言ではない彼の関連グッズは、日夜高額で取引が行われている。その中でも特筆すべき商品といえば、スポーツカードだろう。ときおり数千万円の価格で取引される彼の直筆サインカードは、マニアにとって憧れの一品となっている。

サッカー界でもその人気は波及しているようで、昨年6月にはカードコレクターとしても知られるアトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが大谷翔平の貴重なカードを手に入れたことが話題になった。

これらのスポーツカードはいくつかの会社が発行している。上記の高額取引が多く行われている大谷翔平のカードは、Topps社(アメリカ)が発行している。野球以外にもさまざまな競技を取り扱っている同社の製品は、クオリティの高さやデザイン性などからコレクターの間でも人気を博し、スポーツカード界で業界最大手の地位を確固たるものにしている。

これまでサッカーにおいては、欧州の主要リーグを中心に扱ってきた同社だが、昨年5月にJリーグのライセンスを取得。同年11月には既に第2弾の収録となる「2023 TOPPS Jリーグフラッグシップ」を発売した。

1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5
1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5

従来、Jリーグのカードは日本のエポック社によるものがほとんど。外資系かつ業界最大手のTopps社の参入はカードコレクターにとっては衝撃的なニュースであり、いまJリーグはコレクターたちの熱い視線を集めている。

今回は「2023 TOPPS Jリーグフラッグシップ」に収録されているカードの中から、フリマサイト「メルカリ」で高額取引されたカードのモデル5選手を紹介する。

5位

ギド・ブッフバルト

1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5
1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5

取引価格:3万4000円

生産枚数:5枚

サイン:有

1990年に西ドイツ代表としてワールドカップ・イタリア大会で優勝に大きく貢献し、90年代後半Jリーグでは浦和レッズに所属したDFが5位にランクイン。価格は3万4000円の直筆サインカードであり、限定5枚と希少なカードだ。完美品であればベスト3入りも有り得た。

4位

鈴木優磨

1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5
1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5

取引価格:3万5000円

生産枚数:1枚

サイン:無

鹿島アントラーズの頼れるストライカー鈴木優磨は4位にランクイン。

価格は3万5000円だが、なんと今回紹介する中では唯一直筆サインがない高額取引カードとなる。鈴木選手の人気はもちろんのこと、世界に1枚しか存在しない「1of1」という種類のカードであることがここまで高額となった理由だろう。

また、各クラブのエース級選手のみを収録した「Ace of Club」という特殊デザインのカードであることも人気を博した一因であると考えられる。

3位

レオナルド

1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5
1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5

取引価格:3万9999円

生産枚数:不明(シリアルナンバー無しの為)

サイン:有

3位は同じく鹿島からレオナルドの直筆サインカードが入った。

鹿島の他にもイタリア1部ミラン、フランス1部PSGなどの名門クラブにも所属した。ブラジル代表ではW杯やコパアメリカを優勝した名選手の直筆サインカードは約4万円。これまで紹介した2枚のカードとは異なり、シリアルカードでもない一般的なサインカードであるにも関わらず、このような価格で取引されていることは、彼がJリーグの歴史の中でもトップクラスの人気選手であることを証明している。

2位

ジーコ

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1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5

取引価格:5万5555円

生産枚数:不明(シリアルナンバー無しの為)

サイン:有

鈴木優磨、レオナルドに続いて同じく鹿島のレジェンドは惜しくも2位。

価格は5万円。二桁には届かなかったものの、先ほどのレオナルド同様、枚数限定ではないサインカードで5万円超えはさすが世界的レジェンドといったところか。

同氏のカードは昨年8月に発売したJリーグ30周年記念パックに収録された際も約8万円で取引されており、Jリーグの中でも最上位の人気カードだと伺える。

1位

ミッチェル・ランゲラック

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1枚10万円超えも!トレーディングカードで高額取引されたJリーガーベスト5

取引価格:12万5000円

生産枚数:1枚

サイン:有

並みいるレジェンドたちを抑えて昨季リーグ戦全試合に出場した名古屋の絶対的守護神が1位となった。

なんと価格は12万5000円。豊田スタジアムの座席で2番目に高額なロイヤルシートのシーズンシート(10万5570円)を買ってもおつりが返ってくる計算だ。

ここまで高額となった理由は直筆サイン入りであることに加え、世界で1枚しか存在しない「1of1」カードであると考えられる。またオーストラリア代表出場数が多いランゲラックは日本以外のファンにも需要があることも高額になった要因だろう。

なお、10枚限定カードも4万1000円で取引されている。

今回は鹿島のメインスポンサーのメルカリで調査したこともあってか、鹿島の選手が多くランクインする結果となった。ただ今回紹介した他にも、J1各クラブのさまざまな選手の貴重なカードが「2023 TOPPS Jリーグフラッグシップ」に多数収録されている。これまでスポーツカードにあまり興味のなかった方々も、これを機にカード収集を始めてはいかがだろうか。

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