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元夫「復縁の約束を裏切ったな!」浮気相手「私から彼を奪わないで!」⇒私「は?」一体なにが…!?

  • 2024.3.7
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元夫の浮気が原因で離婚して1年。穏やかに過ごしていた私のもとに、突然元夫から「この浮気女が!俺と復縁する約束だっただろ!」と怒りの電話がかかってきたのです……。

「俺という存在がありながら、見知らぬ男と仲良さそうに食事をしていただろ!?」「あれは立派な浮気だぞ!復縁予定の俺がいるっていうのに……」と元夫から言われ、私はあ然。 恋人もいませんし、そもそも元夫と復縁の約束なんてしていないのです……。

復縁予定なんてありませんが!?

「俺から慰謝料を受け取っただろ?慰謝料を受け取ったってことは、すべて許して俺と再婚するってことだ」「俺、離婚して初めてお前の大切さがわかったんだ……浮気して傷つけたことをすごく後悔したから、お前の言い値で慰謝料も払ったし、この1年間浮気相手と別れるためにがんばってきたんだ」

「なのに、お前ときたら、他の男と再婚なんかしやがって!」と息巻く元夫。いやいや……そもそも元夫の浮気で別れましたし、元夫はなんだかものすごく自分に都合の良いように考えている気がするのですが……。

「この浮気女が!」

「俺を裏切ったこと、後悔させてやるからな!」

「は?私、独身だけど」

「え?」

そもそも恋人すらいないのですから、浮気も何もありません。直近で一緒にごはんを食べた男性というと……弟でしょうか。海外赴任が長く、元夫とは顔を合わせたことがないので、勘違いするのも無理はないかもしれません。

「え……弟くん?浮気相手とか再婚相手とかじゃなくて?」と拍子抜けした様子の元夫。

「あんたとの離婚に懲りて、男を作る気力すらわかないわよ」「もちろんそんなあんたとの復縁も絶対にありえないからね」と言って、私は電話を切り上げました。

浮気相手からの連絡

翌日――。

昨日は厄日だったのかなぁ……と思っていた私のところに、今度は元夫の浮気相手からの電話がかかってきました。

「こんなのってひどいです!せっかくあなたから彼を奪ったのに、なんで私から奪おうとするんですか!」とこれまたお怒りの様子。はぁ、頭が痛くなってきました……。

昨日の元夫との電話同様、「私は復縁なんてしない」「そもそも浮気が原因で別れた男とヨリなんて戻すつもりはない」と説明。

「でも、彼があなたとヨリを戻すからって……別れを切り出されて……」「私のおなかには赤ちゃんだっているのに……」と言いながら、泣き出してしまった彼女。なだめながら事情を聞くと、彼女は2カ月後には出産予定だそう。元夫も最初は妊娠を喜んでくれていたものの、彼女の実家に連れて行ってからは冷たくなり、「やっぱり別れる」と言い出したのだとか。

彼女の実家は田舎の農家さんで、略奪婚や妊娠のことをこころよく思っていないそう。それでも彼女の父親は「うちの婿になるなら結婚を認めてもいい」と言ってくれたのだそうです。

しかし、元夫は「実家がこんな田舎だなんて聞いてない」「俺は農業なんてしたくない」と嫌がったと言います。私とヨリを戻すと言えば彼女が諦めると思ったのでしょう。

「略奪なんて馬鹿なことをしたって自分でもわかっています」「でも子どもができて、これからはこの子に恥じないように生きていこうって覚悟を決めたところだったのに……」としゃくりあげながら話す彼女。思うところはありますが、妊娠中の彼女を捨てた元夫に腹が立って仕方がありません。そこで、私と彼女は一計を案じることにしたのです。

元夫の引き渡し

数時間後――。

またも元夫から電話がかかってきました。「今度2人でごはんでも食べに行こうぜ!」「ヨリを戻す前にまず仲直りしないとな!」とまたも自分勝手な発言を繰り返しています。

「ヨリも戻さないし、仲直りもしないわよ」と言っても、「またまた~、独身なのも俺を待つためだからだろ?」と自分に都合の良い解釈ばっかり。もはや嫌悪感すら覚えます……。

私の声のトーンが低くなったのを感じ取ったのか、焦ったように「お願いだ、たった1回でいい、10分でいいから直接会って話がしたい」と言い出した元夫。そこで、私は「これで私に連絡をするのが最後って言うなら会ってあげてもいいわよ」「明日駅前のカフェで、朝10時に。1分でも遅刻したら許さないわよ」とだけ告げて電話を切りました。

翌日――。

喜び勇んで朝の10時前に指定のカフェにたどりついた元夫を待ち構えていたのは……浮気相手とそのご両親。私は浮気相手の方に協力して、元夫をおびき出したのです。

その後、元夫は「責任を取って結婚するか、毎月子どもの養育費として20万円払うか選べ」と言われ、しぶしぶ結婚を決めたそう。婿になった元夫は朝から晩まで農業とはなんたるかを叩き込まれているそうです。

一方、浮気相手は無事に元気な赤ちゃんを出産。元夫同様、肩身の狭い思いをしているようですが、それでもひたむきに前を向いてがんばっているそうです。元夫については連絡先はブロックして、彼女と赤ちゃんのことはひっそりと応援していこうと思います。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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