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クレジットカードの国際ブランドどれがいい?Visa・Mastercard・JCBの違いは

  • 2024.3.7

日本で一般に流通しているクレジットカードに付帯している国際ブランドの中で、比較的メジャーなのはVisa・Mastercard・JCBの3つだ。

しかし、これらの違いを明確に理解している人は多くないだろう。新規でクレジットカードを作るならどれを選べば良いのだろうか。

■基本的にはどれを選んでも問題ない

VisaとMastercardはアメリカ発の国際ブランドである。JCBは、1961年に三和銀行と日本信用販売が共同出資して設立された株式会社日本クレジットビューローが始まりだ。

この他にもクレジットカードの国際ブランドはいくつかあるが、日本国内での支払いに使うなら、Visa・Mastercard・JCBのいずれかを選んでおけば大きな問題はない。

■利便性重視ならVisa・Mastercardの2択

市場調査会社・イプソスが発表した「2020年キャッシュレス決済大規模調査」によれば、日本国内における国際ブランドのシェアはVisaが50.8%、JCBが28.0%、Mastercardが17.8%という結果になっている。日本国内で使うなら、基本的にはこの3つのいずれかから選べば問題ない。

ただし、JCBは昨今、海外展開を積極的に進めているものの、アフリカや南米にはまだ拠点がないことを考えると、海外で使うにはやや不安が残るだろう。

利便性を重視するなら、Visa・Mastercardのどちらかを選ぶのをおすすめする。

■上位カード狙いならJCBもあり

一方、いつかはプラチナ、ブラックなどの上位カードを持ちたいと考えているなら、JCBを使うのも一つの手段である。

JCBでは一部のプロパーカード(自社発行カード)の会員に、利用額に応じた招待制カードの案内をしているからだ。

JCBゴールドでの利用実績が一定の水準を超えればワンランク上のJCBゴールド・ザ・プレミアに申し込むことが可能だ。

さらに、JCBゴールド・ザ・プレミアでの利用実績が一定の水準に達すれば最上位カードのJCBザ・クラスにランクアップする。着実に利用実績を積み重ねていけばチャンスはあるので、興味があるなら目指してみよう。

■クレカを複数枚持つなら違うブランドにするのも

クレジットカード決済に対応するお店のほとんどで、これら3つの国際ブランドが使えるだろう。

しかし、一部の店舗や国では、取り扱っている国際ブランドが限られている場合がある。例えば、コストコで使えるクレジットカードはMastercardのみである。

クレジットカードを複数枚持つ場合、VisaとMastercard、VisaとJCBのように、違う国際ブランドのクレジットカードを選べば、万が一の際にリスクヘッジになるのでおすすめだ。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。

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