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"エビフライ"をつくる|本誌連載「美味しいって何だろう?」で丸山隆平さんが習った洋食レシピ①

  • 2024.3.6

dancyu本誌の連載「丸山隆平の美味しいってなんだろう?」では、丸山さんの「“もてメシ”を覚えたい」という願いをかなえるため、洋食のシェフ・古賀達彦さんのもとで修業しています。今回のテーマは誰もが大好きな“エビフライ”です。

"エビフライ"をつくる|本誌連載「美味しいって何だろう?」で丸山隆平さんが習った洋食レシピ①

■サクサクでプリプリ

エビフライは、海老の下ごしらえを丁寧にすることで、味わいや見た目が格段にアップします。
背ワタは切り込みを入れてしっかり取り除き、重曹を使って身を洗い、身をまっすぐに伸ばさないことで、プリッとした食感を楽しむことができます。尾の先も丁寧に下ごしらえすることで、綺麗な赤い尻尾に揚げ上がります!

□“エビフライ”をつくる


◇材料

無頭海老:8尾(1尾15~20g程度)(ブラックタイガー、大正海老など)
塩:少々
白胡椒:少々
揚げ油:適量(サラダ油)
★ 下ごしらえ用:
・ 重曹:小さじ1/5~(食用グレード)
★ バッター粉:
・ 薄力粉:40g
・ 天ぷら粉:10g
★ 卵液:
・ 全卵:1個(M)
・ 牛乳:25ml
生パン粉:適量(粗挽き)
キャベツ:適量(せん切り)


(1)海老の殻をむく
海老の尾部分についている脚と殻の間に人差し指を入れ、指で引き剥がすようにして脚を取り除き、身のまわりの殻をむく。

海老の殻をむく
海老の殻をむく

(2)背ワタを取る
包丁で背中に浅く切り込みを入れ、背ワタを取り除く。

背ワタを取る
背ワタを取る

(3)脚側の身を掃除する
脚側の身に刃先を当てて、尾から頭に向かって優しく撫で、残っている脚を掃除する。

脚側の身を掃除する
脚側の身を掃除する

(4)尾の先を切り落とす
尾の先を斜めに切り落とし、中の黒ずんだ身を刃先でしごき出す。

尾の先を切り落とす
尾の先を切り落とす

(5)重曹で洗う
むいた海老をボウルに入れ、重曹をふりかけてもみ、臭みや汚れを取り除く。表面のぬめりが取れたら、3回ほど水を換えて洗い流す。

重曹で洗う
重曹で洗う

(6)水気をきる
キッチンペーパーの上に並べて、上からもキッチンペーパーで押さえて、水気を拭き取る。水気が取れたら、ラップで包み冷凍保存も可能。

水気をきる
水気をきる

(7)下味をつける
バットにならべて、片面に塩、胡椒をふる。

(8)バッター粉をまぶす
⑦の海老の尾を持ち、まんべんなくバッター粉をまぶし、余分な粉をはたいて落とす。溝や背のめくれている部分にもしっかり粉をつける。

バッター粉をまぶす
バッター粉をまぶす

(9)卵液をつける
身を卵液にくぐらせ、尾側の殻も少しだけ卵液に浸す。まんべんなくからめたら引き上げ、余分な卵液をポタポタしなくなるまできる。

(10)パン粉のボウルに入れる
パン粉の上に頭側から寝かせるようにして海老を置き、パン粉をたっぷりかぶせる。

パン粉のボウルに入れる
パン粉のボウルに入れる

(11)たっぷりとまとわせる
たっぷりのパン粉ごとたねを持ち上げて、両手でギュッと握り込むようにして、パン粉を密着させる。

(12)握って密着させる
寿司を握るようにパン粉をしっかりと密着させ、バットに取り出し、重ならないように並べる。

握って密着させる
握って密着させる
握って密着させる
握って密着させる

(13)頭側から油に入れる
油を160℃に熱し、衣をつけたエビの尾を持ち、頭側から寝かせるようにして、そっと入れる。

(14)色づくまで揚げる
3分30秒ほど揚げる。くっつきそうなときだけ菜箸で離し、基本的には触ったり、返したりしないこと。

色づくまで揚げる
色づくまで揚げる

(15)網にあげる
時間が来たら取り出して、油ぎれがいいように網の上に立てて置く。

(16)油をペーパーできる
ひと呼吸置いたらキッチンペーパーの上に移し、さらに油を吸わせてきる。キャベツとともに器に盛り、タルタルソースなどお好みのソースをつけて食べる。

網にあげる
網にあげる
完成
完成

撮影:伊藤菜々子 文:編集部

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