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「いつものじゃないと食べないって言ったじゃん!」食にこだわりが強い夫に我慢の限界が来て【体験談】

  • 2024.3.7
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好ききらいが多いだけでなく、食へのこだわりも強い私の夫。そのため、いつもと違う調味料などを使うとすぐに勘付いてしまい文句を言う始末。私は、夫のこだわりに反することによって夫婦仲が悪くなってしまうのが嫌だったので、結婚して13年間ずっと夫のこだわりに合わせた料理を作るように心がけていました。しかし、ある日の夫の発言で私のストレスに限界が来てしまったのです。

好ききらいが多い夫

夫と結婚して14年目の私。夫と結婚する前に義母から、「うちの子は好ききらいが多いから苦労かけるかもしれないわ」とは聞いていましたが、「好ききらいなんて誰でもあるものだし大丈夫でしょ」と軽い気持ちで考えていました。

しかし、結婚前に夫のきらいな食べ物すべてを聞いてびっくり。なんと夫のきらいな食べ物は、10種類以上もあったのです。しかもそれは、私の好きな食べ物ばかり……。それでも「私の料理を嫌な思いをしてまで食べてほしくない」と思い、結婚後は夫の好みに合わせた料理を作っていました。

それからわが家は2人の子宝に恵まれ4人家族に。私は、「夫の好ききらいが子どもにまで遺伝したら面倒なことになるな……」と内心不安でいっぱいでした。しかし、その心配をよそに好ききらいなく何でも子どもたちは食べてくれるので、その点では安心しています。

好ききらいだけでなく、食へのこだわりも強く…

結婚当初は食事の味付けは味の濃さや使用している調味料などを義母に聞きながら、主人が食べ慣れた味付けのものを出すように心がけていました。子どもが幼いころは、仕事の時間を調整しており時間に余裕があったため、柔軟に対応することができていました。

その後、子どもが大きくなり手がかからなくなってきたので、仕事の時間を増やすことに。それにより、毎日の仕事と育児に精いっぱいで味付けが適当になってしまうことも。さらに、残業で帰る時間が遅くなることもあったため、簡単にできて子どもたちが喜ぶカレーを作る頻度が増えていきました。カレーを作るときは、義母から「うちはずっとこのカレールーよ」と聞いていたのと、主人から「俺、このカレーじゃないと食べられないからね」と聞いていたため、そのカレールーをずっと使用していました。

ある日、子どもたちが「夜はカレーが食べたい!」と言ったのでカレールーを買いに行くことに。いつものカレールーを見つけて手を伸ばしたとき、近くにあった安売りのカレールーが目につきました。「このカレールーにすれば、子どものお菓子代ぐらいのお金が浮くな。主人はこのカレーしか食べられないって言ってたけど、どれも味はあんまり変わらないでしょ!」と思い、この日は初めていつもと違うカレールーを購入。帰宅し、カレーを作っていると「いいにおい! 早く食べたーい」と子どもたちは大喜びです。

食にこだわる夫に対して限界が…

そして主人が帰宅し、夕食の時間に。夕食は、もちろん子どもがリクエストしたカレー。みんなで「いただきます」と元気に言った後、子どもたちは「おいしい!」と言いながら黙々とカレーを食べていました。すると、カレーを見ながら「なんか今日のカレーいつもと色が違うんじゃない?」と主人に言われ、ドキッとした私。いつもと違うものを使用した後ろめたさからか、とっさに「疲れているからそんなふうに見えるんじゃない?」と言ってしまいました。

不思議そうな表情をしながらカレーをひと口食べる主人。すると主人は、「これいつもと違うやつ使ったでしょ?」と言うのです。私は「ごめん。安かったからいつもと違うの使っちゃった」と正直に言うと、「いつものじゃないと食べないって言ったじゃん! 安いって言っても微々たる金額でしょ」と言う夫。

自分本位な主人の言葉にカチンときた私は、「こうやって食べられるだけでもありがたいと思わないわけ? 私だって仕事して疲れて帰ってきて、一生懸命作ってんだよ」と声を荒げてしまいました。

「いやいや、それとこれとは関係ないでしょ!」と言い返してくる主人。さらに私は主人に言い返そうとしましたが、その場にいた子どもたちの不安そうな表情を見て我に返ったのです。「ごめんね。大きな声出して」と子どもたちに謝りながら抱き締めました。主人は、結局カレーには一切手をつけず、不機嫌そうにその場を去るのでした。

お互いの気持ちが落ち着いてから2人で話をすると、自分をだまそうとしたのが許せなかったとのこと。全然そんなつもりはなかったのですが、「疲れてるんじゃない?」という私のとっさのひと言でそう感じてしまったようです。そして、「食べ慣れた味をそう簡単には変えられない」と主人は言いました。

まとめ

私は軽い気持ちでカレールーを変えてしまいましたが、主人にとっては食べ慣れた味を食べるということはとても大切なことだったようです。夫の考えをすべて受け入れたわけではありませんが、「誰だってゆずれないことはある」という主人の意見には納得しました。今後も続くであろう長い夫婦生活。衝突してしまったときこそ落ち着いてお互いの気持ちを伝え合い、歩み寄っていけたらと思っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

イラスト/おんたま

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著者:akaringo

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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