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ひとり暮らしと実家暮らしで比較! 手取り25万円のアラサー女子のための貯金術

  • 2016.2.9
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年が明けて早1か月。年始に「今年こそ貯金しよう!」と決めたものの、新年会やらバーゲンやらで、そういえばいつのまにかお金が消えてしまっている…。

© Piotr Marcinski - Fotolia.com

そんな心当たりがあるなら、ここらでちょっと仕切りなおししてみませんか?

思うようにお金がたまらない女性のために、シニアライフプランナー有資格者で、現在はマネーライターの、かわなかりささんに、無理なくお金をためられるコツをお聞きしました。

■お金をためる「目的」と「期限」を先に考えよう

貯金をしよう! と決めたとき、まっさきに考えたいのがその「目的」と「期限」です。なんとなくお金がないと不安だから貯金しなきゃ、と考えている人はきっと少なくないはず。

しかし、目的があいまいだとモチベーションがあがらず、貯金への道のりは厳しくなりがちです。

まずは、「年末に海外旅行をしたいから、それまでに50万円ためよう」など、具体的な目的と期限をノートやスケジュール帳などに書きだしてみましょう。

そのうえで、まずは収支を把握します。項目は細かく設定せず、ざっくりで大丈夫です。今回は、額面29~30万円、手取り額が約25万円のアラサー女性を例にとってみます。

・ひとり暮らしの場合

まずは、毎月必ず出ていく出費(固定費)を把握しましょう。

家賃:70,000円

光熱費:15,000円

通信費:10,000円

合計95,000円。光熱費や通信費がかさむ月もあると考え、10万円を毎月の固定費とします。そうすると、手元に残るお金は15万円。ここからさらに、食費や雑費、予備費を引いたものが、現状で無理なく貯金できる額となります。

食費・その他雑費:60,000円

予備費:20,000円

貯金できる額:70,000円

ざっくりではありますが、例では月7万円が貯金できる計算です。貯金できる額がわかったら、最初に決めた「年末までに50万円ためる」に当てはめます。

年末までの10か月で50万円をためるなら、1か月に5万円となります。そこで、7万円のうち5万円は、「旅行用貯金」として別の口座などにわけておき、残りの2万円は「積立口座」や「貯蓄型保険」などを利用して、すぐに引きだせないような状況をつくっておきます。

基本ではありますが、振替日などを給料日の翌日に設定し、先取りしておくことが無理なくためるポイントです。

また、予備費はあくまでも予備と考え、基本は使わないお金としていつもの口座に残しておけば、冠婚葬祭などで急な出費が発生したときも、貯金用の口座から引きださずにすみます。

・実家暮らしの場合

実家暮らしの場合、ひとり暮らしの例で挙げた固定費10万円から「通信費」を引いた9万円が、そっくり手元に残ります。そのうち5万円を実家に入れたとしても、貯金できる額は11万円。食費の負担も軽いと考えたら、13万円は貯金できる計算に。

ひとり暮らしに比べるとだいぶ余裕があるはずなのに、「なんとなくお金がたまらない…」と感じているのは、じつは実家暮らしの人のほうが多いのです。

心当たりがあれば、まずは現状のお金の出入りを、先ほど紹介したひとり暮らしの例に照らしあわせてざっくり把握してみましょう。

そのうえで、貯金できる額を13万円と設定したら、ひとり暮らしのケースと同様に、目的と期限にあわせて先取りし、残りは「積立口座」や「貯蓄型保険」で長期的な貯金に回します。

■「余裕があるから、使っちゃおう」はNG! 貯金体質になるには?

「お金があるから旅行しよう」、「今月余裕があるから、ちょっといいバッグを買っちゃおう」と考えることが多いなら、もしかすると散財体質かもしれません。

「いつの間にか使っちゃう」を防ぐには、お金を使う前に「本当にいるか」「これを買ったあと、どんな生活が待っているか」をイメージするくせをつけることが大切です。

使って「よかった!」と思える、ポジティブな予想ができるなら、それはいきたお金の使いかた。一方、後悔しそうな予感がするなら、使わずに別のことのために備えておくほうがよさそうです。

自分にとってプラスになるか、そうでもないかを考えるくせをつけられると、自然と貯金体質になってきます。

貯金の「目標」と「期限」を明確にして、なんとなくお金を使ってしまいそうなときには、ひと呼吸をしてじっくり考える。まずはここからスタートしてみてくださいね。

(コミヤ カホル)

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