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美しさを際立たせた、ディオール オートクチュール 2024年春夏コレクションをレポート。

  • 2024.3.6
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美しさを際立たせた、ディオール オートクチュール 2024年春夏コレクション

2024年1月22日(現地時間)、毎シーズン恒例となったパリのロダン美術館で、ディオールのオートクチュール 2024年春夏コレクションショーが開催。ショーは、会場が一瞬静まると音楽とともに「To weave is human...Dear readers, here we weave for you a play」と、詩の朗読が始まり、最初のモデルが登場。ファーストルックは、ケープのように肩を覆うダブルカラーが印象的なコートとワイドパンツのセットアップ。続いて、アシンメトリーやデコルテでフェミニンに仕上げたベージュの5ルックが登場する。服のフォルムとシルエットが際立つオープニングだ。

今回のコレクションで、マリア・グラウィア=キウリは、オートクチュールの持つオーラに視線を向けた。インスピレーション源となったのは、ムッシュー・ディオールが1952年秋冬のコレクションでデザインした「ラ シガール」ドレス。モワレ生地がカッティングの立体的な美しさを際立たせたこのアーカイブのドレスは、彼女の手によりコンテンポラリーなシルエットに蘇る。肩を丸く包み込むショールのような襟や、胸元が折り紙のように畳まれたバージャケット、腰回りを誇張したワイドなスカートなどを、ベージュや黒、モスグリーン、チェリーレッドのアーティザナルなモワレ生地で提案。ムッシュ―・ディオールも好んだこの素材が、1点1点のシルエットを際立たせた。

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