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自分で全部をやろうとしなくていい! お金をかけてでも他人に任せる勇気

  • 2024.3.6
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自分で全部をやろうとしなくていい!お金をかけてでも他人に任せる勇気

時間も労力も有限だから、家事のアウトソーシングも選択肢に。自身の共働きの経験からサービスを確立した、「Yohana」創業者のヨーキー松岡さんに話を聞きました。

出典:シティリビングWeb

ヨーキー松岡さん

Yohana LLC 創業者兼CEO、パナソニックホールディングス執行役員。ハーバード大学の博士研究員を経て、カーネギーメロン大学教授、ワシントン大学准教授として、人体・脳のリハビリを促すロボット機器の開発に携わる。シリコンバレーにおける要職を歴任し、2019年パナソニックへ入社。2020年にYohanaを設立。著書に「選択できる未来をつくる」(東洋経済新報社)

「Yohana」とは?

忙しい生活をチームでサポートしてくれる次世代ファミリーコンシェルジュサービス。日々のTo-Doの整理から解決し、家族の理想の暮らしを叶えるために寄り添ってくれます。現在、日本国内では一都三県で展開中。

2021年にまずはアメリカでスタート。日本に合わせてプロダクトを変え、2022年9月にスタートしました。

出典:シティリビングWeb

「Yohana」誕生のきっかけは?

自分のキャリアの中で「人を助けるテクノロジーを作る」というミッションはずっと変わらず持っています。どこを助けるものが必要なのか、みなさんが一番困っているところを探す中でコロナ禍となり、世界的に生活は一変。共働きの方は、2人とも自宅で仕事をして、お子さんがいる方は仕事中でも子どもが絡んできて、何もできないし余裕がなくなるということを私自身も経験しました。これはパンデミックだから起きたことではなく、この苦労は終わらないということに気づき、Yohanaを立ち上げました。

どんなサービスですか?

毎日やらないといけないことを、アプリを通して私たちにお願いできます。テクノロジーと人間のコンビネーションでお客さまに寄り添います。

日本でもアメリカでも一番人気があるのは食事関係。忙しくて掃除はやめられても、食事をやめるわけにはいきません。1週間分の献立を考えたり、そのレシピを送ったり、買い物リストを作ったり、ネットスーパーのカゴ入れもします。Yohanaからスタッフを派遣して、1週間分を自宅で作り置きするということもあります。テクノロジーだけではなく“人”がいることで、お客さまに合わせたものを提供しています。

家事のアウトソーシングに抵抗が…

私自身も、結婚して子どもが生まれたとき、「自分で全部やらなければいけない」と思っていました。でもそれは本当に大変なことで、何を諦めるかで夫と喧嘩になったことも。キャリアを諦めるのか、トイレをキレイにするのを諦めるのか。私は両方諦めたくない!と全部自分でやろうとしましたが、ボロボロになり、アウトソーシングを決意。始めのうちは、自分がまず家をキレイにしてから招き入れていましたが、今では子どものソックスがほったらかしの状態でも入ってもらっています。

私が苦労してきたからこそ、みなさんには同じ苦労をしてほしくありません。アウトソーシングをすることで自分のことに時間を使えたり、子どもとの時間にあてたりできます。

利用者からの声は?

「イライラが減った」「時間ができた」「孤独感が薄れた」といったお声をいただいています。Yohanaを通して気持ちがラクになったり、人に頼っていいんだと気づいてもらえると嬉しいです。私も何年もかかって勇気を出したので、今すぐに!というのは大変ですし、そのお金をもっと別のことに使いたいという気持ちもあると思いますが、Yohanaによって“心のウェルビーイング”を目指してほしいと思っています。

私の経歴を見て、この人だからできたことで自分には関係ない、と思われることも多いのですが、教授時代はお金にも時間にも余裕がありませんでした。忙しくて全部ができない中で、誰がやってもいいことは任せて、家事でも仕事でも、自分にしかできないものに時間をかける。本当に自分が人生をかけて実現したいことを見つめ、どこにお金をかけるかは、しっかり考えるべきだと気づきました。私も親に、「モノではなく経験にお金を使いなさい」と言われてきたので、その意識が強いのかもしれません。お金をかけてでも、ほかの人に任せる勇気を出してもらいたいです。

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