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「お前の荷物は全部捨ててやった」妻を邪険にし続けた夫から離婚宣告→妻の反撃にスカッ!

  • 2024.3.6
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結婚してから、何一つ自分でやってこなかった夫。子育ても義母の介護も、すべて私任せでした。暴言に耐えた20年。義母も亡くなり、次女も大学に入学することになり……。

夫は、外で働いている自分が1番偉いと思っており、家族は自分の施しで生活できているんだと大口をたたいていました。世間体を気にして、私が働きに出ることを拒否しただけなのに……。

実は、私たち家族は夫の知らないところで、義母から援助を受けていました。私が体調の悪いとき子どもたちの面倒を見てくれ、これまでいろいろと私のことを気遣ってくれた義母も、昨年他界。先日一周忌を終えたのですが、夫は法事に出席せず。親戚からは、苦言の嵐でした。私は夫に「法事には参加したほうがよいのではないか」と指摘したところ、夫は「厄介者がいい気になるな」と激怒する始末。

私は、夫婦は対等だと思っていました。一緒になってもう20年、そろそろ自分の気持ちをはっきり伝えても良いのではないかと思い、思い切って話したのですが、夫には何も伝わらなかったようです。

ついにXデーがやってきた!

自分に正直になろうと努め始めた私は、前より夫と衝突することが増えました。夫は、専業主婦である私がいつでも何でも夫の思い通りに動けると思っており、私の都合を考えません。その上、私の洋服を1枚買っただけで無駄使いだとののしります。化粧品も、私が使っても無意味だと言って捨ててしまいました。そのくせ私の身なりに文句をつけ、人に紹介できるほどの嫁じゃないと会社の人たちにすら紹介してくれませんでした。

その後夫の暴言は、今まで以上にエスカレートしていき、「結婚したのは間違いだった」「子どもは女ばかりでがっかりだったし、すぐに老けてババアになって、今じゃ口答えしかしない」と……。どれだけ俺の人生を邪魔したら気が済むんだよと言われたので、今後はできるだけ関わらないようにすると言ってやりました。そして、本当に夫に対しては何もしないようになり……。

ある日、会社の人が来るからと食事の用意をするよう命令されましたが、当然無視。すると、恥をかかされたとまた怒る夫。その腹いせに、私の留守中、私物を一切合切捨てられてしまいました。

「20年も俺の家に居座りやがって」
「子どもも大きくなったしもう出てっていいぞ」

事実上の離婚宣告ということでしょう。夫としては、私が泣いてすがるとでも思っていたのでしょうが、そんな気持ちは一切ありませんでした。何しろ、そろそろ離婚しようと思って私も準備していたのですから。

夫の誤算

「そこはお前の家じゃねーよ」
私が思わず言った言葉は、夫にはピンときていなかったようですが、1カ月後、元夫が怒りの連絡をしてきました。自宅から退去する手紙が来た、家の名義が私になっているのはどういうことだと言うのです。

家が私の名義になっている理由は、今までの夫の行動を見た義母が、私を気の毒に思っていろいろとしてくれたのです。家の名義変更もその1つでした。夫が最終的に私を追い出すこともわかっていたようで、そうなった場合には家を売って自由になりなさいと遺言に残しておいてくれたのです。息子よりも嫁である私をかわいがり、大事にしてくれたこと、感謝してもしきれません。

夫は家を戻してもらえないとわかると、今度は金銭を要求してきました。引越し代と言いますが、何百万円もの大金を要求。そもそも貯蓄がないのは夫が飲み歩き、散財するのがいけないのですが。夫がこれほどまでに、お金をほしがるのには「娘から聞いた話」が関係しているのかもしれないと思うようになりました。

幸せあふれる関係作りを…

娘の友人が勤めるキャバクラに元夫が通い詰めていると聞いたのは、この件より前のこと。夫はとあるキャバ嬢に入れ込んでいて、夫からは「今までのことは謝るから金を貸してくれ」と言われました。

今まで義母に援助してもらって何とかなっていたわが家ですし、平然とそんな状況を作り続けていた元夫ですから、当然のことお金など貸せるわけがありません。義母の遺産が少ないと文句を言っていましたが、散々援助してもらった挙げ句の遺産ですから、当たり前のこと。

若いころはいつか変わってくれると信じてたけれど、長年一緒にいてそれは無理なことだと理解しました。私の人生にとって邪魔者だったのは元夫だったと、今ならはっきり言えます。

結局元夫は、親戚にも借金を頼み込んだようですが、法事の一件もあり、皆から断られたと聞きました。案の定ひとりで生活することすらままならず、私のもとに助けを求める連絡が来ますが、すべて無視しています。私のありがたみがようやく身にしみているようですが、さすがに気づくのが遅すぎです。

本来もうすこし早く離婚する予定でしたが、義母と最後まで一緒に過ごして良かったと思っています。思い出作りもできました。義母の介護中に取ったヘルパーの資格は、今の生活の糧になっています。大変な仕事ですがやりがいもありますし、充実した毎日を送れている今がとても幸せです。

自分の親の一周忌にも参加しない夫には、信用はなくなっていきますよね。それを見越して、義母は妻に家の名義を変更したのではないでしょうか。またお金を貸してほしいと妻にせがんだ夫ですが、今までの自分勝手な言動から相手に信用されず、見放されてしまうのもしょうがないですよね。妻には、義母との思い出を胸に新しい人生を歩んでいってほしいですね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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