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【2024年】iPhoneはどれを買うべきか実機で紹介!− 後悔しない選び方<みずおじさん>

  • 2024.3.6
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今回は、現在購入可能なiPhoneをすべて実機で紹介し、どのiPhoneを買えばいいか解説していきます。やはり数値より実機ならではのiPhoneの魅力を紹介していきたいと思います。新しい魅力に気づけるように特徴はしっかり解説していきますので、ぜひ、購入の検討材料にしてください。

【目次】

1.2024年3月現在で購入可能なiPhoneは8機種-ボディ素材に大きな違いが!
2.iPhoneはどれがいちばん軽い? 耐水&防塵性能に違いはあるの?
3.iPhoneはディスプレイの性能で何がどう変わる?
4.iPhoneのチップやメモリの違いで処理速度にどのくらいの差が出る?
5.iPhoneのカメラ性能にはどんな違いがあるの?
6.iPhoneのバッテリーの持ちはどのくらい違う?
7.iPhoneの通信規格と充電端子についての注意点
8.まとめ|迷ったらiPhone 15を選んでおけば間違いない!

2024年3月現在で購入可能なiPhoneは8機種-ボディ素材に大きな違いが!

それでは、2024年3月現在で購入可能なiPhoneを確認してみましょう。iPhone SE(第3世代)/13/14/14 Plus/15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Maxの8機種となっています。

価格はストレージごとで違いますが、全モデルの最低価格を確認しまましょう。いちばん安いのはやはりiPhone SE(第3世代)になっていて、あとは数字が上がるごと、PlusやProが付くごとに高くなっていきます。

■iPhoneの種類と価格(2024年3月)

iPhoneの種類と価格(2024年)
※価格はすべて税込
【2024年】iPhoneはどれを買うべきか実機で紹介!1
2024年3月現在で購入可能なiPhoneを確認してみましょう。iPhone SE(第3世代)/13/14/14 Plus/15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Maxの8機種となっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

まず、iPhoneの形の違いですがSE(第3世代)のみラウンド型と言われる丸いモデルになっており、それ以外のiPhoneはすべて角ばったものになっています。

このへんは結構好みが分かれますが、皆さんはどちらが好きでしょうか?

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iPhoneの形状はSE(第3世代)のみラウンド型と言われる丸いモデル。それ以外のiPhoneはすべて角ばったものになっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

そして、iPhone本体の素材はSE(第3世代)から15 Plusまではすべてアルミニウムになっていますが、15 Pro/15 Pro Maxだけはチタニウムなので、15の標準モデルより15 Proモデルのほうが軽くて頑丈なモデルになっています。

これによって軽量化にも成功していますので、のちほどiPhoneの重量の違いについても説明しましょう。

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本体の素材は15 Pro/15 Pro Maxだけがチタニウム製で、それ以外のiPhoneはすべてアルミニウムになっています。当然、チタニウムのほうが軽量かつ頑丈です(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

アルミニウムとチタニウムで、どのように見え方が違うか14 Plusと15 Pro Maxで比較してみましょう。黄色いほうが14 Plusでアルミニウム製で15 Pro Maxはチタニウム製ですが、やはりチタニウムのほうがかなりの高級感があります。

背面については15シリーズはつや消しになっていますが、それ以前のモデルは背面がガラス製なので、光が映り込んでしまいます。

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従来のiPhoneの背面はガラス製なので光を反射しますが、15シリーズはつや消しなのでかなり高級感があります(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

また、背面にあるApple社のリンゴマークですが、以前のモデルはすべてシルバーだったんですが、15シリーズには「カラーインフューズドガラス(色を注入したガラス)」が使われています。

これによって15シリーズだけはリンゴマークがそれぞれのカラーに合わせた色になっているんです。これは店頭で、実機を見て確認してみることをオススメします。

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リンゴマークは従来モデルがシルバーだったものが、15シリーズではそれぞれのカラーに合った色になっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

iPhoneはどれがいちばん軽い? 耐水&防塵性能に違いはあるの?

iPhoneの重さについて、先ほど15 Proモデルの2機種はチタニウム製で軽量化に成功したとお話ししました。

とはいえ、やはりいちばん重いのは221gの15 Pro Maxになります。画面の大きさがほぼ同じ15 Plusは201g、14 Plusは203gなので20gくらい違いますね。

逆に、もっとも軽いのは144gのSE(第3世代)で、他機種に比べ圧倒的に軽いです。15 Pro Maxとは80g近く違うので、手に持てはすぐにその差が分かるでしょう。

iPhoneはどれがいちばん軽い? 耐水&防塵性能に違いはあるの?1
iPhoneの重量を比較しました。いちばん軽いのは144gのiSE(第3世代)。もっとも重いのは221gの15 Pro Maxになります(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

続いて耐水・防塵性能を確認しておきましょう。これはSE(第世代)だけ「IP67等級」です。これは1mで30分浸水に耐えられるということを表しています。

それ以外のモデルはすべて「IP68等級」となっていますが、こちらは6mの深さで30分は耐えられる性能となっています。

ただし、これはあくまでも“耐水”であって“防水”ではないので、その違いはしっかり覚えておいてください 。

iPhoneはどれがいちばん軽い? 耐水&防塵性能に違いはあるの?2
耐水・防塵性能はSE(第世代)だけ「IP67等級」で、それ以外のモデルはすべて「IP68等級」となっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

iPhoneはディスプレイの性能で何がどう変わる?

iPhoneのディスプレイはモデルごとでかなり違います。まず、SE(第3世代)は通常の液晶ディスプレイですが、それ以外のモデルはすべて有機ELが採用されています。

有機ELは液晶よりも色鮮やかで写真をキレイに表現できますし、省エネ性能に優れているのが特徴です。

iPhoneはディスプレイの性能で何がどう変わる?1
同じiPhoneでもSE(第3世代)のディスプレイは液晶ですが、それ以外のモデルはすべて有機ELが採用されています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

実は、液晶ディスプレイの黒色は光が出ているのに対し、有機ELは黒色がディスプレイの消灯になり、電力を使いません。

したがって、ダークモードで節電になるというのは有機ELのモデルだけの話で、液晶ディスプレイのSE(第3世代)でまったく効かないのです。

実際に黒い画面を表示してみるとSE(第3世代)だけ点灯していて、他モデルは完全に消灯しているのが確認できます。

iPhoneはディスプレイの性能で何がどう変わる?2
黒い画面を表示してみるとSE(第3世代)だけ点灯していて、他モデルは完全に消灯しているのが分かります。やはり有機ELのほうが省エネですね(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

さらに、15 Proモデルの2機種は「ProMotion(プロモーション)」という機能が搭載されており、最大120Hzで動作する仕組みが搭載されているのに対し、それ以外のモデルはすべて60Hz固定です。

OOHzとはリフレッシュレートと呼ばれるもので、1秒間に画面を書き換える回数のことを表しています。

パラパラ漫画に例えて説明すると、1秒間に60回書き換えるのが15 Pro以外のモデル、1秒間に120回書き換えられるのは15 Proモデルのみとなります。

つまり、15 Proモデルのほうがパラパラ漫画の枚数が2倍になるので、かなり滑らかに画面が動くということを意味します。これはとくにゲームでは威力を発揮しますよ。

もちろん、15 Pro以外のモデルでも十分滑らかなので、そこまで気にする必要はありませんが、ゲームにこだわっている人なら120Hzの15 Proモデルがオススメとなります。

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15 Pro/15 Pro MaxだけがProMotion機能を搭載していて120Hzに対応しています。これはゲームにこだわりがある人ならハズせない機能でしょう(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ディスプレイにはもう少し違いがあります。15シリーズだけ「ダイナミック アイランド(Dynamic Island)」が採用されているのです。

SE(第3世代)には画面上に何もありませんが、13や14にはノッチが採用されています。ここには何も表示できなかったんですが、それが15シリーズになると、サブディスプレイのような機能になりました。

たとえば、音楽やタイマーなどの機能をダイナミック アイランド部分に表示することが可能となっているのです。

iPhoneはディスプレイの性能で何がどう変わる?4
SE(第3世代)には何もありませんが、13や14にはノッチが採用されました。15シリーズになるとサブディスプレイのような「ダイナミック アイランド」機能が付いています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

そして最後に、ディスプレイについてはもうひとつ大きな違いがあります。それは15 Proモデルで採用された「常時点灯」です。

常時点灯はiPhoneをロックしたときでも画面を表示することができる機能。ロック状態に入ると画面が暗くなっても薄っすらと壁紙が表示されますし、ウィジェットなどの確認できるようになっています。

もちろん、真っ暗にならないのでバッテリーはかなり消費しますが、iPhoneを裏側にしておいたり、かばんなどに入れておけば起動しません。

iPhoneはディスプレイの性能で何がどう変わる?5
15 Pro/15 Pro Maxには「常時表示」機能が採用されています。これは、iPhoneをロック画面にしても薄っすらと画面が表示される機能です(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

iPhoneのチップやメモリの違いで処理速度にどのくらいの差が出る?

iPhoneはチップやメモリで処理速度が大きく異なります。

実は、SE(第3世代)から14 Plusまでは「A15」チップが搭載れているため、この4台はほとんど性能が変わりません。

ちなみに、14と14 Plusは性能が良いグラフィックチップを積んでいるのですが、それを実感できることはほとんどありません。

そして、15/15 Plusは1世代上の「A16」が搭載されており、さらに15 Proモデルだけは「A17 Pro」という最新チップが採用されています。

A17 Proは、パソコンの「Mac」などに採用されている「M 1」チップなどに近い高性能なもので、実際、15 Proモデルだけでしか動かないゲーム『バイオハザード』『デス・ストランディング』などもあります。

ただし、これはチップだけでなくメモリ容量も影響があります。このメモリ容量の大きさこそが『バイオハザード』などを動かしているのだと思います。

ちなみに、メモリとは“作業領域”のことで、 1回に覚えておける容量を表しています。メモリの容量は、SE(第3世代)と13は4GBしかありませんが、14~15 Plusまでは6GBに、そして15 Pro/15 Pro Maxでは8GBも搭載しています。

このメモリの違いで実際にどんな差があるかといえば、たとえばSE(第3世代)で『ポケモン GO』をやっているとき、LINEのメッセージに返信してから『ポケモン GO』に戻ったら落ちいて、起動画面から再開するようなことも結構あります。

しかし、メモリ容量が多ければそのようなことが起きにくくなります。これは実感としてかなり感じると思いますよ。

とはいえ、複数のタスクを同時にこなしたり『バイオハザード』など特殊なゲームでなけば、ゲームの起動速度やプレイ中の挙動で性能差を感じることはさほどないでしょう。

iPhoneのチップやメモリの違いで処理速度にどのくらいの差が出る?1
iPhoneの性能を決めるチップにはA15やA16がありますが、15 Pro/15 Pro Maxは高性能なA17 Proを搭載しています。また、作業領域となるメモリも4GB~8GBまでの差があります(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

最後に、「Geekbench 6」でベンチマークを計測してみましょう。その結果、A15を搭載するSE(第3世代)13/14/14 Plusまではほとんど同じ数値でした。

A16を搭載する15と15 PlusはわずかにA15の機種より数値がよくなっていますが、さらに数値が高いのがA17 Proの15 Pro/15 Pro Maxとなります。これはもうパソコンの「M 1」や「M 2」レベルですね。

■ベンチマークの結果(Geekbench 6)

ベンチマークの結果(Geekbench 6)
ベンチマークの結果(Geekbench 6)
iPhoneのチップやメモリの違いで処理速度にどのくらいの差が出る?2
チップやメモリの性能によってベンチマークでもしっかり差が出ているのが分かります。A17 Proの15 Pro/15 Pro Maxは、もはやパソコンの「M 1」や「M 2」のレベルですね(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

iPhoneのカメラ性能にはどんな違いがあるの?

美しい写真が撮れると評判のiPhoneですが、カメラにどんな違いがあるのか確認しておきましょう。

まず、背面のリアカメラ(メインカメラ)から見てみると、SE(第3世代)のみシングルカメラです。カメラがひとつしかないんですね。

それ以降のモデルは最低でも2つのカメラが搭載されていますが、15 Pro/15 Pro Maxについてはトリプルレンズで、3つのカメラが搭載されています。

シングルカメラのSE(第3世代)は標準レンズのままなのですが、デュアルカメラの場合は片方が超広角レンズになっています。超広角はその名のとおり通常より広い範囲を撮ることができます。

15 Pro/15 Pro Maxのトリプルカメラは、超広角に加え望遠レンズも付いています。他の機種でもデジタルズームは可能ですが、拡大するだけなので画像が荒れてしまいますが、この望遠は光学レンズでズームしているので画質がまったく荒れません。

したがって、本当に遠いところを美しく撮りたい場合は、15 Pro/15 Pro Maxになります。

なお、15 Proの望遠は3倍ですが15 Pro Maxの望遠は5倍となっています。

ここで注意したいのが、15 Pro Maxの光学ズームは5倍なので、3倍ズームにすると光学ではなくデジタルズームになってしまうこと。

逆に15 Proの光学ズームは3倍なので、5倍ズームにするとデジタルズームになるので注意してください。

15/15 Plusは望遠レンズは搭載していませんが、2倍ズームが可能です。これは撮影時の画素数を上げることで2倍ズーム処理するため、デジタルズームでもさほど画像は荒れません。

iPhoneのカメラ性能にはどんな違いがあるの?1
iPhoneのメインカメラはSE(第3世代)のみシングルカメラ、15 Pro/15 Pro Maxはトリプルカメラ。それ以外はすべてデュアルカメラとなっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ここで、画素数について確認しておきましょう。まずSE(第3世代)~14 Plusまでは12MP(1,200万画素)、そして15シリーズはすべて48MP(4,800万画素)となります。

当然、画素数が大きいほど高画質になりますので、48MPの15シリーズのほうが美しい写真が撮れることになります。ただし、15シリーズでも超広角と望遠に関しては12MPになります。

とはいえ、iPhoneの世代が上がるにつれて ソフトウェア処理が進化していますので、同じ12MPの写真でも新しい世代のiPhoneで撮った写真のほうがキレイだったりするので、単純に画素数だけでは判断できないことは覚えておきましょう。

また、15シリーズのなかでも15 Proシリーズは「RAWモード」撮影ができます。RAWデータとは非圧縮で未加工なデータのこと。

パソコンなどで細かく写真を加工・調整してからJPEGデータなどに変換できるので、写真にかなりこだわりがある人向けになります。

ここまでiPhoneのカメラ性能の差について説明してきましたが、SNSに上げる写真であれば、正直言ってどのiPhoneで撮ってもほとんど差は出ません。

もし、写真の画質にこだわりがないのであれば、カメラ性能をそこまで気にしなくてもいいでしょう。

iPhoneのカメラ性能にはどんな違いがあるの?2
15シリーズの背面にあるメインカメラは48MPですが(広角・望遠は12MP)、それ以前のモデルはすべて12MPです(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

このほかに注目したいのは、14以降で搭載されている「アクションモード」です。これはiPhoneが激しく動いた状態で撮影しても“手ブレ”がかなり軽減されるというもの。

たとえば、子どもが運動している様子をカメラに収めたいときは14以降のモデルがいいと思います。

そして、15 Proモデルだけにある撮影モードに「空間ビデオ」というものがあります。これは立体的な写真が撮れるんですが、現状、iPhoneでは立体で見ることはできません。

空間ビデオで撮ったものは「Apple Vision Pro(アップルビジョン プロ)」などを使用することで、初めて立体的に見ることができるのです。

日本ではまだ販売されていないので気にすることはないのですが、将来のために撮影しておきたいという人は15 Proモデルを選びましょう。

iPhoneのカメラ性能にはどんな違いがあるの?3
15 Proモデルには空間ビデオで撮影するモードがあります。このモードで立体的に撮れますが、これはApple Vision Proなどを使用しないと立体で見ることはできません(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

そして、フロントカメラ(自撮りカメラ)の方ですが、こちらはそこまで大きな差はありません。SE(第3世代)だけが7MP(700万画素)で、それ以外はすべて12MP(1,200万画素)となっています。

しかも、SE(第3世代)には「ナイトモード」 が搭載されていません。それ以外は搭載されていますので、自撮りが大好きであれば SE(第3世代)以外を選ぶべきでしょう。

ちなみに、ナイトモードがあると夜景をバックに撮影するときキレイに撮れますよ。

iPhoneのカメラ性能にはどんな違いがあるの?4
フロントカメラはSE(第3世代)だけが7MP(700万画素)で、それ以外はすべて12MP(1,200万画素)となっています。また、ナイトモードはSE(第3世代)以外はすべて搭載されています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

iPhoneのバッテリーの持ちはどのくらい違う?

iPhoneを長年使うなら、バッテリーの持ちについて確認したほうがいいでしょう。

まず、Appleが公開している最大ビデオ再生時間では、SE(第3世代)が15時間、13が19時間、14が20時間、14 Plusが26時間、15が20時間、15 Plusが26時間 、15 Proが23時間、15 Pro Maxが29時間となっています。

■Apple公式の最大ビデオ再生時間

Apple公式の最大ビデオ再生時間
※Apple公式参照

やはり、バッテリーがいちばん持たないのは15時間のSE(第3世代)で、もっとも持つのが29時間の15 Pro Maxということになります。

こちらは筆者の検証結果でもおおよそApple公式発表と同じだったんですが、多少違ったのが26時間の14 Plusと15 Plusです。

この2機種は29時間の15 Pro Maxと3時間の差があるはずですが、筆者が検証したときにはほぼ同じくらいな結果でした。

バッテリーの持ちで選びたいなら14 Plusと15 Plusは有力な選択肢になるでしょう。

iPhoneのバッテリーの持ちはどのくらい違う?1
Apple公式発表では、最大ビデオ再生時間がもっとも短いのがSE(第3世代)。29時間ともっとも長く持つのが15 Pro Maxです(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

iPhoneの通信規格と充電端子についての注意点

iPhoneの通信については、全モデルが最新の高速5G通信に対応していますので、気にすることはありません。

iPhoneの通信規格と充電端子についての注意点1
iPhoneの通信規格に関しては全モデルが最新の高速5Gに対応しているので、どれを選んでも問題ありません(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ただし、Bluetoothについては少し違いがあります。SE(第3世代)と13はBluetooth 5.0、 iPhone 14以降はすべてBluetooth 5.3とバージョンが新しくなっているのです。

現状では、Bluetoothのバージョンの違いでさほど困ることはありませんが、現在発売中の「AirPods Pro 2」もBluetooth 5.3を搭していますし、今後は、Bluetooth 5.3でしかできない機能が実装されるかもしれませんね。

iPhoneの通信規格と充電端子についての注意点2
SE(第3世代)と13はBluetooth 5.0ですが、14以降はすべてBluetooth 5.3となっています。ただし、現状ではこのバージョンの違いでさほど困ることはないでしょう(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

iPhoneの充電端子は長年Lightningが採用されていましたが、15シリーズからはUSB-C(Type-C)に変更されました。

充電性能についてはLightningでもUSB-Cでも、さほど変わらないのですが、汎用性の高いUSB-CならテレビなどにiPhoneの画面を映し出すことが簡単にできるようになっています。

また、USB-Cを搭載する15シリーズでも、標準モデルと15 ProモデルではUSB規格に違いがあります。

標準モデルは「USB 2」なので、転送速度が最大480Mbpsとかなり遅いのですが、15 Proモデルは「USB 3」なので、転送速度は最大10Gbpsと約20倍も高速になっています。

もし、データ容量の大きな動画をパソコンなどに転送する場合、標準モデルなら20分かかるところ、15 Proモデルならたった1分で終わるということになります。

iPhoneの通信規格と充電端子についての注意点3
従来のiPhoneはLightningでしたが、15シリーズから汎用性の高いUSB-Cが採用されました。また、15シリーズのなかでも、標準モデルと15 Proモデルではデータ転送速度に違いがあります(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

まとめ|迷ったらiPhone 15を選んでおけば間違いない!

まとめ|迷ったらiPhone 15を選んでおけば間違いない!1
(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

いかがでしょうか? 今回は今買えるiPhoneのなかでどれを買うべきか実機を見ながら検討してみました。

iPhoneで重視する機能は人それぞれだと思いますが、どれにすればいいか迷っているなら、やはり最新標準モデルの「iPhone 15」を買っておけば間違いないです。

ここ数年に発売されたiPhoneのなかでも、15は標準的なモデルで完成度も高いモデルです。バッテリーは長持ちますし画面もキレイ。ダイナミック アイランドという以前はProにしか搭載されていなかった機能も搭載されているのです。

さらに、充電端子には汎用性の高いUSB-Cが採用されていますし、とにかく今のiPhoneのすべてがほとんど詰め込まれています。

個別に条件を見ていくと、バッテリーが長持ちするほうがいいなら、以前はPro Maxしか選択肢がなかったのですが、今なら14 Plusか15 Plusがオススメ。

もちろん、カメラ性能重視なら15 Proや15 Pro Maxでしょうが、予算もあるので48MPで2倍ズームも可能な15の標準モデルでも十分です。

15 Proモデルの2台は一部の最新ゲームも動作します。今後、そのようなゲームが増えると考えれば、ゲーム重視の人なら120Hz動作にも対応する15 Proモデルを選ぶべきでしょう。

そして、軽くて小さいiPhoneがいい、あるいはホームボタンがあるほうがいいという人は、もうSE(第3世代)を選ぶしかありません。

もっとも難しいのが13と14です。この2台はチップもカメラもほぼ同等で、違うのはメモリ容量くらい。13→14でメモリが4GBから6GBに50%もアップしているので 使い勝手は14のほうが上です。

ただし、それが1万7,000円の価格差に値するかと言われると、かなり微妙なところでしょう。

もし、今から14を買うなら10万円を切っているお得な13でもいいかなという感じはあります。浮いたお金でAirPodsやケースなどが買えますよ。

こちらのチャンネルでも解説しています。



※サムネイル画像は(Image:筆者YouTubeチャンネルより)

By OTONA LIFE

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