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「なんで!?」2週間を過ぎても生理が終わらない! 婦人科を受診してわかった原因は【体験談】

  • 2024.3.6
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私の生理は28日周期。1週間ほどで終わります。今まで大幅に早まったり遅れたりしたことはありませんでした。そんな私に43歳のある日、「生理が2週間以上続いて終わらない」という大事件が! いつもは5日目ごろから出血量が減ってくるのに、そのときは1週間たっても出血が減る気配はなし。「さすがに2週間たてば終わるよね?」とひやひやしていましたが、出血は止まりませんでした。婦人科を受診してわかったことは……。

生理が終わらない…初めての経験に恐怖

2週間を過ぎても2日目のような量の鮮血が出続けました。たまに子宮がちくっとするくらいで激痛があるわけでもなく、ただただ血が出続けているだけです。次第にトイレで確認するのが苦痛になってきました。

若いころは「生理が来なかったらどうしよう」と心配していたのに、まさか「生理が終わらなかったらどうしよう」なんて悩む日が来るとは夢にも思いませんでした。40代にして起こった初めての経験に恐怖を覚え、原因をネットで調べてみることに。「生理_終わらない」で検索すると「子宮筋腫、子宮内膜症、子宮体がん」などのワードが並び、背筋が寒くなりました。

「もしがんだったら……子どもや仕事はどうなるの?」という不安に襲われました。本当に病気なら早期発見・早期治療したほうが良いだろうと思い、生理開始から3週間になる手前で婦人科を受診しました。

内診の結果、子宮と卵巣には異常なし。子宮筋腫と子宮内膜症の疑いは消えました。念のため子宮体がんの検査もしてもらいましたが検査結果がわかるのは2週間後となりました。その間に出血を止めましょうとと、医師から2種類のホルモンの薬を処方されました。

ホルモンの薬を服用した結果

婦人科で処方されたのは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの薬でした。1日2回、7日間連続で内服します。2種類の薬を同時に飲むことで子宮内膜からの出血をいったん止めて、薬をやめることにより子宮から出血を起こします。その後、子宮の内膜を剥がして止血するという方法です。簡単に言うと人工的に生理をリセットする感じのようです。

医師によると服用中に出血がいったん治まり、7日間内服後生理が始まり3~10日で出血が終了。その後いつも通りの周期で生理が来れば問題なしとのことでした。もしそれでも出血が止まらない場合は、別の治療になるそうです。私の場合は、内服2回で出血が止まりました。そのときの開放感といったら!「やっと止まった~!」と涙が出そうになりました。出血が止まらないことが精神的に重荷になっていたのを実感しました。

ホルモン剤は気持ち悪くなったり、体調が悪いとさらに悪化したりする場合もあると医師から言われたので不安でしたが、7日間無事に飲み切ることができました。3日後に再び生理が始まり、また出血が止まらなかったらどうしようとドキドキしましたが、1週間で終わったのでホッとしました。あとは子宮体がんの結果です。

病気じゃなかった!生理が終わらない原因は

2週間後、子宮体がんの検査結果を聞きに再び受診。結果は陰性でした。がんじゃなかった!と心の底から安堵しました。筋腫でも内膜症でもがんでもないとすると、出血の原因は一体何だったのでしょうか?

結果を見た医師から「最近、精神的につらかったできごとはありましたか?」という質問をされてハッとしました。生理が始まるころにちょうど父のがんが判明したのです。今まで大きな病気をしなかった父ががんになったことは、私にとってかなりの衝撃でした。うちはがん家系ではなかったので、まさか父ががんになるとは予想もしていなかったのです。すぐに入院、手術。無事に手術が成功するか、心配でたまりませんでした。

先生にそのことを話すと「原因はそれかもしれないですね」とのこと。過度なストレスで生理が終わらなくなることはよくあるそうです。生理が止まるとはよく聞くけれど、止まらない場合もあるとは初耳でした。あまり気にしないように努力しているつもりでも、体はとても正直で、精神的にストレスを感じるとダイレクトに影響を受けるのだと身をもって実感しました。その後の生理は周期が正常に戻り、特に問題はありません。

まとめ

生理が2週間以上止まらず「大きな病気かもしれない」と疑ったとき、死を身近に感じました。ちょうど父のがんが判明したことも重なり、自分の人生について見直す良いきっかけとなりました。

もしこのまま死んでも人生に悔いはないか?と自問自答したら、私にはやり残したことがたくさんあることに気付きました。いつまでも健康でいる努力はもちろん大切ですが、いつ人生が終わっても後悔しないような生き方をしようと改めて決意しました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

イラスト/サトウユカ

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著者:シタマチママ


監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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