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【西川貴教】はネガティブ人間?「“自己肯定感が低い”ってよく言われます」

  • 2024.3.5
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西川貴教さん

1970年9月19日生まれ。滋賀県出身。バンド活動などを経て、1996年ソロプロジェクト『T.M.Revolution』をスタート。抜群の歌唱力と芸人顔負けのトーク力で一躍人気者に。またミリオンセラーとなった『WHITE BREATH』をはじめ、ヒットも連発! 現在も、ソロアーティスト西川貴教として精力的に活動している。地元、滋賀愛が強く、2008年には観光大使に就任。2009年より、滋賀県にて『イナズマロックフェス』を開催。最近では、官民一体となったイベントを開催するなど、地方創生のための活動も精力的に行なっている。

「自己肯定感って、高くなくても別にいい」

――見るものを熱狂させるライブでのパフォーマンスやTVなどでの軽妙なトーク。明るくてハッピーなオーラ満点な西川さん。自己肯定感が高そうというイメージがあるけれど……。

西川さん「僕のことをよく知っている人たちからは、“自己肯定感が低い”ってよく言われるんです。たしかに昔から、自信満々なタイプじゃなかったですね。万能感というか、自分はなんでもできるなんて、一度も思ったことないですね」

――前例が少ない中で若くして事務所から独立したり、未経験のフェスを地元で開催したり。いつだって前向きで有言実行の人、それが西川貴教なのに?

西川さん「ネガティブな意味ではなく、“僕なんて、できなくて当たり前”って気持ちが根底にあるんですよ。だからきちんと準備もするし、努力もする。そして、失敗を恥ずかしいからと避けないで、成長するための経験だと思ってるんですよ。人それぞれだとは思うんだけど、そう思っている方がどんなチャレンジもできる気がして」

西川貴教さん

――なんとも謙虚! 大人気のミュージシャンとして長年活躍されてきて、うぬぼれたりはしないのですか?

西川さん「しませんよ! これは自分を卑下してるとかじゃなく、僕って決してめちゃくちゃイケメンってわけではないし、身長だって高くないし。何もしないでキャーキャー言われる人じゃないわけですよ。だけどそこに、歌だとか、成功させてきたいろんな事業だとか、そのためのアイデアだとか、体づくりも含めてね、今までやってきたことを全部足すことで、総合点を上げてるんです。自己肯定感とはちょっと違うけど、総合点ではいいとこいけるとは思っていますよ。欠けている部分とか、足りないものがあるなら、努力して、補えるだけの違う魅力を身につければいい。VOCEっぽい例えで言うと、『私、中顔面が長いからダメだわ』って嘆いてないで、それをカバーするだけの魅力をつければいいんです。持って生まれたものはなかなか変えられないけど、魅力を努力で足していくことは誰にでもできるんだから」

西川貴教流・SNSとの付き合い方

さまざまな情報がキャッチできたり、好きなアーティストやアイドルの日常を垣間見られたり。便利な反面、心を曇らせることもあるSNS。

西川さん「SNSとはうまく距離を取っておいた方がいいと僕は考えてます。こういう立場なので、発言とか発信するものに気をつけているといったことだけでなく、見過ぎは良くないというか……。とりわけ昨年は身近な方が亡くなったり、ショックなことが多かったんですね。そんな打ちひしがれているときに、通常運転なSNSを見てしまうと世の中から置き去りになってしまっているような感覚に陥ってしまったんです。そこに気持ちと時間を取られるのはもったいないので、ハッピーな気分になれたり、皆さんに伝えたいことがあるとき以外は、適正な距離を取っておきたいと改めて思ったんです」

――西川さんでもSNSで心が曇ることがあるんですね。

西川さん「ありますよ! ただね、SNSはあくまで仮想の場所じゃないですか。正直、現実世界の方が大変だし、大切。みんなただでさえ忙しいし大変なのに、限られた時間と気持ちをそこに割くのはちょっと違うんじゃないかな」

リミットが気になる年齢だから余計なことはしてられない

――現在、53歳。この年齢になったからこそ意識していることはありますか?

西川さん「20代の頃までは、時間が無限にあるように感じていたけど、やっぱり40~50代になると時間にリミットがあることを肌で感じるんですよね。なのに今でも、マネージャーさんに渋い顔されるくらい、いろんなことにチャレンジしているのですが……。昨年は、イナズマロックフェスの15周年があって、舞台も2本やって、ツアーも完遂して。行政との地方創生の取り組みの件もあったりして、とにかく日本中を飛び回っていました。まあ、こんな感じで若い頃よりも忙しいくらいの日々なのですが、この年齢だからこそきちんと休息も取らなくちゃいけないんですよね。わかっているのですが、なかなか……。でもね、年齢を重ねたことでできるようになったことがあるんですよ! それは、“余計なことに時間を使わない”ってこと。みんな集まって、なんとなく飲みに行く?みたいな瞬間ってあるじゃないですか。ああいうときに、無理しないって決めています。“お酒飲まないんで、すんません”って断っちゃう。意外と大丈夫なもんですよ。付き合い悪いって思われるかな?とか昔だったら不安になったかもしれないけど、それこそ時間は有限。体も休めなきゃですしね。やりたいことを早く実現したいし、会いたい人には会っておきたいし。リミットがあるからこそ、効率よくしていかないと! 最近は、ジムで運動する間やサウナに入っているときは、政治や世界情勢を勉強するためにYouTubeを観るようにしているんです。日中はなかなかインプットすることができないぶん、そこで知識を補完したくて」

――勤勉すぎるし、パワフルすぎます! ちなみに今、やってみたいことはありますか?

西川さん「いろんなやってみたいことがありすぎて、何から話せばいいかわからない……(笑)。でも断言できるのは、時代が動いている場所に、当事者として居続けたいということ。それってボーッとしてたら絶対できないし、置いてけぼりになっちゃう。だからこそ、今は“学び直し”がしたいですね。高校を中退したことは、音楽をやるために必要なことだったけど、今の僕にはもっと知識が必要になってきたから。手始めに最近は、英語の家庭教師をお願いして語学に力を入れています。今って、日本以外で起きていることが昔よりずっと身近になったし、海外から日本に来てくださる方も増えたじゃないですか。エンターテインメントを通して、世界と繋がり、日本の魅力をきちんと発信するためにも、自分の言葉で伝える術を持っておきたくて」

聞けば聞くほど、エネルギッシュ。そして、自分のことだけでなく、周囲の人、そして日本のよりよい未来にまで思いを馳せている西川さん。そのまっすぐな情熱で、パワーで、これからもずっと私たちを照らしてくれるはず。

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西川さんが小室哲哉さんと初タッグを組んだ新曲『FREEDOM』が絶賛発売中!
こちらの新曲は1月に公開された全国ロードショーの『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の主題歌。西川さんの力強い歌唱は必聴です!

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撮影/岩谷優一(vale.) ヘアメイク/Kaolu Asanuma(Deep-End) 取材・文/中川知春

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