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「テクハラ」とは?若者が「加害者」になるおそれも…無意識だからこそ【怖い】最新ハラスメント

  • 2024.3.5

今話題の「テクハラ」とは?

今話題の「テクハラ」とは?
今話題の「テクハラ」とは?

「パワハラ」「セクハラ」をはじめ、「モラハラ」「アルハラ」など様々な種類が存在するハラスメント。最近では、IT機器の操作に不慣れな人への“嫌がらせ的な行為”を「テクハラ」と呼ぶようです。一体どのような行為が「テクハラ」と呼ばれているのでしょうか。

「テクハラ」とは「テクノロジーハラスメント」の略で、パソコンなどIT機器を使い慣れていない人に対して馬鹿にするような言動のこと。例えば、「いい年してパソコン作業もできないなんて……」という発言や、あえてIT用語を多用して会話をするなどです。一般的にパワハラなどは年上の人が年下の人にハラスメントをするイメージですが、「テクハラ」はIT機器に慣れている若い世代が年上の人にハラスメントをするというケースが多いよう。

無自覚なのにハラスメントの加害者になるおそれも…

部下が加害者側になるかも?
部下が加害者側になるかも?

この意外なハラスメントの存在に、当事者になる心配をしている若い世代も少なくありません。ネット上では「PCの使い方を覚えようとしないオジサン上司に対して、テクハラに気をつけて教えなきゃいけないの?」「無意識にテクハラしてる可能性あるかも……」「これがハラスメントになるなら仕事にならないよ」などの不安の声があがっていました。

一方で「逆テクハラ」という言葉も生まれ始めています。「逆テクハラ」とは、IT関連の知識がある若手社員にIT系の業務を押しつける行為です。「逆テクハラ」にあった人からは「パソコンの設定を全部押し付けられる」「ITツールのことが何もわからない上司のサポートで残業時間が増えてる」といった体験談が報告されています。

実は少し前から「テクハラ」は話題になっているようで、2021年4月に放送されたTV番組「羽鳥慎一モーニングショー」でも「テクハラ」が取り上げられていました。番組の中では「ITに疎くてもこれくらいはできてほしいこと」として、下記の6つの項目があげられています。

・エクセル、パワポを使う・リモート会議の設定・書類のPDF化・メールの設定・スクリーンショット・聞かれて何度か教えたこと

若い世代としては、これらの作業は「できて当然」と思うのでテクハラにつながりがち。一方で、こういった業務を押し付けられると「逆テクハラ」と感じる人が多いのかもしれません。当時はコロナ禍の最中で、リモートワークやWeb会議が急速に普及し始めた時期。ITリテラシーの差が明確になり、「テクハラ」が注目されたと思われます。

時代の変遷とともに、常識は変化していくもの。今はそこまで浸透していない「テクハラ」「逆テクハラ」ですが、気をつけるにこしたことはないのかもしれません。

(LASISA編集部)

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