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「恋愛を通して成長する過程が見どころ」【福士蒼汰】が語る主演ドラマについて♡

  • 2024.3.4
Ray(レイ)

ドラマ『アイのない恋人たち』の主演をつとめる福士蒼汰さんにインタビュー。今回はドラマで演じている役についてや、ドラマに対する思い、見どころについてたくさん語ってもらったよ。エモさのあるムードなビジュアルも必見です♡

Topic 恋愛を通して成長する過程も見どころです

今回は久米真和という売れない脚本家を演じています。真和は脚本家という職業をとても崇高なものだと思っていて、仕事に対する姿勢も真面目なんです。

ただ職業への思いが強すぎるがゆえに、人との距離をものすごくとるところがある。だから恋愛にうつつを抜かしていいのかな?と思い、マッチングアプリを利用して女性と気軽に会って、相手が本気にならないうちに会わないようになる。

そんなふうに人と正面から向きあえず、こじらせまくる原因も“人に生きる勇気を与えるような脚本を書いて、映画を作る!”という熱い思いのせいなのかなと。

真和は高校時代、ふたりの友だちと「15年後の同じ日、同じ時間に会おう」という約束をしたんです。でも自分は脚本家として成功していないから、なにか成し遂げないと高校時代の友人たちになにも言えないなという感覚もあるのかも。

劇中で3人は久しぶりに再会したのですが、すぐに当時と同じような友だち関係に戻ったんです。僕はこの3人は高校3年間ものすごく仲がよかったのだろうなと思います。

僕も高校のときの友だちと今でも仲がよくて、定期的に会ったりします。でも不思議なのは、たぶん大人になってから出会っていたら、友だちになっていなかったかもしれないなと思うタイプが集まっているんです。

高校の頃、同じクラスで席が近いという共通点だけで、一生ものの友だちになるのは、僕も共感します。自分と真和が似ていると思う部分はあまりないです。でも自分の軸を持っているところは共通しているかもしれない。

僕も20代を通して、自分の生き方が形成されて、「自分はこうだな」という核となるものがわかったんです。そして、今その生き方を信じています。

岡崎さん演じる今村絵里加に対しても、かなり変わっているキャラクターだなと思います。「8050問題」という社会問題もからんできて、家族が大変で現状が苦しいのかなと。

でも30代前半でブックカフェを経営する勇気があるのは素晴らしいと思います。

今作は恋愛や仕事に悩むリアルなアラサー世代が描かれているドラマですが、とてもリアルだなと思いました。

真和、絵里加をはじめ、7人の男女の恋模様が見どころではあるのですが、人はこうやって成長していくんだなという過程もおもしろく見ていただけると思います。

全員ひとりだとなにもできないけど、人を愛することで成長していく。その姿を楽しみにしてください。

Ray(レイ)
Ray(レイ)
Check!『アイのない恋人たち』(ABCテレビ・テレビ朝日系)
毎週日曜22時~放送中

福士蒼汰演じる33才の売れない脚本家を主役に、アラサー男女7人が、それぞれにワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも出会い、触れあい、愛しあおうとする物語。

SNSやアプリでつながりやすくなったこの時代だからこそ、孤独を感じ、不安や苦悩と向きあう。紗絵は、ブックカフェを経営するヒロイン、今村絵里加を演じます。

Ray(レイ)

profile


福士蒼汰

ふくし・そうた●1993年5月30日生まれ、東京都出身。O型。2011年にデビューして以来、数々のドラマや映画で活躍。

昨年はHulu『THE HEAD』で念願の海外デビューを果たす。NHK『大奥』での好演も話題となった。今年は、WOWOW『アクターズ・ショート・フィルム 4』で初監督作品が公開されることが発表されている。また、5月にはW主演映画『湖の女たち』の公開が控えている。

撮影/東京祐 スタイリング/小松嘉章 ヘア&メイク/亀田雅 モデル/福士蒼汰 取材・文/佐久間裕子

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