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母が娘に「整形させる」子どもの容姿にコンプレックスを持つ母

  • 2024.3.3

誰でもコンプレックスはあるものです。ときにはそのコンプレックスのせいでつらい思いをしたり、深く傷ついたりすることがあるかもしれません。わが子にはそういった思いはしてほしくない、そんな思いを持つ人もいるかもしれません。わが子がいつか悩むかもしれない外見のコンプレックス。親として、わが子にできることはなんでしょうか。今回はわが子のコンプレックスに悩んだ母のエピソードです。神谷もちさんの作品『私の娘は可愛くない』をご紹介します。どうぞご覧ください。

努力をして理想を手に入れた完璧な人生のはずだった…

神谷もちさんの友人であるゆうみさん。彼女はもとからかわいらしい女の子でした。大人になりキャバクラで働きながら、整形をしたゆうみさんは、理想の外見を手に入れました。

そして、お金持ちの男性に見初められ、結婚をすることができました。こうしてゆうみさんは、努力の甲斐あって自分の理想とする幸せを手に入れたのです。しかし…?

わが子はかわいくない…?

ゆうみさんの娘、愛理ちゃんは父親似の女の子でした。ゆうみさんの妹に愛理ちゃんの外見をからかわれてから、気になってしかたがないゆうみさん。近所で知り合ったママ友の子どもとわが子を比べて、「かわいくない」と思うようになります。

見た目がかわいい子とわが子を比べたことはありますか?もちろん容姿がとてもかわいい子はいるでしょう。しかし、その子とわが子を比べて優劣をつけてもそれは何の意味もないことです。

わが子の将来を心配する気持ちは分かります。しかし、過剰に心配をして、いき過ぎた干渉をすることはよくありません。容姿でわが子の将来を決めつけるようなことはしたくないですね。

わが子のコンプレックスは、わが子のもの。

ゆうみさんは自分の外見にコンプレックスを抱いていました。もっと美しく、という思いからお金も時間もかけ、理想の自分を努力して作り上げました。そんなゆうみさんからすれば、愛する娘だからこそ、コンプレックスとは無縁の世界で生きていってほしかったのかもしれません。

誰でもコンプレックスを抱くことはあります。しかしわが子が何を気にするようになるのかは、まだ分かりません。わが子にはわが子の人生があるのです。

わが子が自ら悩みを抱いたときに、親ははじめて寄り添ってあげるスタンスでもいいのではないでしょうか。大切なわが子を思うがあまり、愛するということの本質を見失わないようにしたいですよね。

著者:ゆずプー

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