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浅野ゆう子さん(63歳)の「人生最後の恋」ハワイでの結婚式の夫婦ツーショット公開!

  • 2024.3.3

年齢を重ねると、恋愛や結婚の理想と現実について痛感したり、ただ一緒にいることのハードルが上がってしまったり。大人の恋は若い頃とはまた違う、覚悟や決意が必要なもの。でも多くの失敗と経験をしてきたからこその尊さや誰かのために、よりも、自分のための心地よさがありました。

教えてくれたのは…女優・浅野ゆう子さん(63歳)

《Profile》
’74年に歌手デビュー後、同年女優としてもデビュー。’88年以降、トレンディドラマの女王として一世を風靡。その後、役柄の幅を広げ、テレビ、舞台にて活躍。舞台『新生!熱血ブラバン少女。』(4/6~21日博多座、4/26~28新歌舞伎座)が上演予定。

50代後半で結婚、全てが充実していた2人は友達以上恋人未満の時から感じていた「居心地の良さ」が決め手に

コロナ禍で、還暦過ぎた2人にはマスクをせず大きく深呼吸ができる環境が必要と、夫が結婚3年目にプレゼントしてくれたセカンドハウス。週末に行っては、各々好きなことをして過ごしたり、一緒にPCの前で旅の計画を立てたり。改めて考えるとこういうのが幸せなのかなと思います。早いもので結婚して7年目。出会いは友人のパーティで、2人とも50代半ばで。第一印象は「チャラそう」(笑)。でも、最初から気遣いをしてくれ、私の気を引くつもりもないことを感じました。その後、グループでご飯を食べに行ったり、夫が舞台を観に来てくれたり、一緒にいると心地よかった。お互い同じ時代を生きてきた同級生感覚。人生観を話すわけでもなく、ただ日常会話の積み重ねの中で、仕事も生き方も真面目で堅い人だと感じ、交際が始まりました。

私は13歳から大人の中で仕事をし、恋愛もして、生活スタイルも確立してきました。夫も同様で、仕事に邁進し、週末は兄と釣りに行ったり。両者ともに結婚願望がない状態で出会っています。ところが出会って2年が経つ頃、夫の提案で「人生の残された時間を一緒に過ごしませんか?」と。予想外でした。が、残された時間を彼とどう生きるかを考えると、互いに責任をとれる形で過ごしたい。それには日本では戸籍が必要です。それが決定打となって覚悟が生まれ、思い立ったら吉日で今に至ります。不思議ですが安心感も戸籍によって生まれました。価値観も違い、趣味も食も合わないところがあって、結婚前は気にならなかったけど、今は歩み寄りですね。今朝、家を出るとき「人生最後の恋」がテーマの記事に出ると夫に伝えると、「あなたが恋に落ちたんじゃない。出会った日に落ちたのは俺だからさ」と嬉しいことを言ってくれました。時間差はありましたが、照れくさくて言えないけど(笑)、今は私もです。

ハワイでの結婚式。夫婦ツーショット!雑誌で初公開

恐らく最初で最後のウエディング姿。記念になる写真が残せてよかったです。何より母が喜んでくれたことが嬉しかったです。

知らずに刻まれた結婚式での手つなぎ指輪はティファニー

2人とも旅行好き。年に1度はハワイへ、12月はカニを食べに金沢へ、2月は雪を観ながら露天風呂とローテーションで旅しています。

ご飯づくりが私の一番の歩み寄り。献立は野菜と魚中心

コロナ禍では昼夜2食作るのが習慣に。仕事が再開した今は作る回数も減りましたが、夫は家で食べたい派なのでできるだけ作って。

クックパッドやYouTubeで研究を重ね、スイーツ作りも

デザート好きの夫のためにコロナ禍からケーキ作りを始めました。最終的に研究し尽くしたふわふわのシフォンケーキが一番のお気に入りに。

2人で過ごす時間はゆっくりのんびりと人生のご褒美です

還暦以降はご褒美をいただいたようなもの。なら手を繋いで楽しく前向きに、と富士山が見えるセカンドハウスを購入しました。

《衣装クレジット》
ニット(店舗限定)¥187,000ブラウス¥225,500(参考価格)パンツ(店舗限定)¥110,000(すべてFABIANA FILIPPI/アオイ)ピアス¥52,800ネックレス〈ロング〉¥184,800ネックレス〈ショート〉¥91,800(すべてUNOAERRE/ウノアエレジャパン)

2024年『美ST』3月号掲載
撮影/吉澤健太、峠 雄三、須藤敬一、中島 洸 ヘア・メーク/持丸あかね スタイリスト/角田今日子 取材/安田真里、柏崎恵理、山田正美 編集/漢那美由紀

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