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「もういなかった」負傷した猫が消えた…母に事情を聞くと|ネコの日になると思い出すこと

  • 2024.3.2

この作品は、作者・人間まおさんが、高校生の時に経験した命を救うことについて考えさせられるエピソードです。バイトに向かう途中、車に轢かれた猫に遭遇します。急いで動物病院を受診しましたが、助かる見込みはありませんでした。獣医さんから命を救うことの責任について問われ、人間まおさんは受け止めきれない思いになります。この後バイトがあったので、猫を段ボールにいれ、野良猫の多い公園へ置いておくことにしました。『ネコの日になると思い出すこと』第6話をごらんください。

バイトから急いで戻ってきましたが、母はダンボールの中に猫の姿はなかったといいます。猫のその後がわからなかったことは、人間まおさんの中の心残りになってしまったかもしれません。

優しさの正解は1つではない

車にひかれた瀕死(ひんし)の猫を助けようと迷わず動物病院に連れていきますが、現実は厳しいものでした。検査ののち、助からないことが分かった猫を前に、「今後どうするつもりだったのか」獣医師から厳しい一言をかけられます。

野良猫でも治療をすれば治療費がかかり、完治すれば誰かが飼育しなければなりません。当時高校生だった人間まおさんには、獣医師の言葉は理解はできても、苦しんでいる猫を目の前に、悲しい現実を受け入れることはできませんでした。

獣医師も厳しい言葉の裏側で、命を救うという行為の先に何があるのか、命に対する責任を教えてくれたのかもしれませんね。「優しさ」とは何か、自分だったらどうするか、わが子がとった行動だったらどうするべきか、大切なことを考えるきっかけをくれるお話です。

著者:ume

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