ウザ義姉「弟ポンコツでしょ？」「あなたもエリートと結婚してたらねぇ」→ 弟夫婦をバカにしていたが！？

筆者の友人M奈から聞いた話です。義姉であるK子は、派手なファッションが大好きなブランドオタク。夫は有名企業のエリートで、年俸制の仕事をしているんだとか。そんなK子は弟夫婦をいつも見下していたのですが……。

親戚の前で、堂々とお金持ち自慢をするK子

誰が見ても「お金持ち一家」だったK子夫婦。

M奈はそんな義姉一家が結婚当初から苦手で、夫のU太からも「姉さんとは価値観が合わないから、付き合わなくていい」と言われていました。

そうは言っても、親戚の集まりでは嫌でも顔を合わせますよね。

しかもK子は「新しいマンション買ったの〜」「この前ね、一目惚れしてビンテージカー買っちゃった〜」とこれみよがしに自慢してくるんです。

しかもその後に必ずM奈のところに来て「ごめんね。弟がポンコツだから、あなたも苦労してるでしょ？」「さっきの自慢みたいになったけど、本当なの。あなたも、私みたいにエリートと結婚してたら違う人生だったのにね〜」と耳元でささやいてくるんです。

K子の本心は弟を馬鹿にしている風を装って、本当は自分を見下して楽しんでいることを分かっていたM奈。

なので、あえて挑発にはのらず「そうなんですか〜私たちも幸せです〜」と適当にかわしていました。

数年後、K子は突然「海外で子育てする」と宣言し、海外移住をしました。

M奈たちも、これでK子としばらく会わなくて済むと安心したんだとか。

その後、夫のU太が「自然に関わる仕事をしたい」と脱サラ後、地方に移住し林業関係の仕事に転職。

U太は狩猟免許を持っていたので、農作物を動物に荒らされて困っている近所の高齢の方の助けになればと、休みの日は山に入って猪や鹿を捕獲していました。

M奈も、以前から興味のあった薬膳でお店をやってみたい！と独学で薬膳とジビエをミックスさせた料理を勉強し、ついに自宅で開業することになったのです。

かなり田舎なのですが、今では全国からお客様がくるほど評判のお店になっています。

M奈たちがお店をはじめてしばらくたった頃、K子の夫は突然リストラになり日本へ帰国しました。

そして、K子はあれだけ馬鹿にしていた弟夫婦が地方移住に成功して、今では立派なオーナーになっていると知り「あんな店すぐダメになる」「調子がいいのは今だけ！」と負け惜しみを言っているそう。

何か理由があってマウントをとっていたのかもしれませんが、M奈たちには彼女の声なんて全く気にならないぐらい毎日が充実しているんですって！

自分たちの幸せを貫く姿、本当にかっこいいですね！そして、M奈たちの逆転劇には勇気づけられました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：広田あや子