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香り高く食感が楽しい"ごぼう入り煮込みハンバーグ"

  • 2024.3.2

ごぼう入りのハンバーグは、普通のものより食感と香りが特徴的で、濃厚なソースともあいまってご飯が進む一品に仕上がります。横浜の人気パン屋「ベッカライ徳多朗」を営む徳永久美子さんに、しみじみおいしい日常おかずを教えてもらいました。

香り高く食感が楽しい"ごぼう入り煮込みハンバーグ"

■“ごぼう入り煮込みハンバーグ”のつくり方

スタッフの賄いとして人気のメニュー。もともとパン・ド・ロデヴに合うと思ってつくったけれど、にんじんライスとマッシュポテトを添えるのも最高です。
ハンバーグは肉を先にこねておくのが割れにくくなるコツで、ソースは肉の旨味を生かすこととトマトを先に炒めるのがポイント。
好みでケチャップや醤油、ウスターソースなどを足しても◎。
前日にハンバーグ用の玉ねぎやごぼうを炒めるところまでやっておくと、翌日の調理時間が短縮できます。


◇材料 (つくりやすい分量)

★ ごぼうハンバーグ:
・ 玉ねぎ:1個分(約200g)(粗みじん)
・ ごぼう:1本分(約200g)(細かいささがき)
・ バター:60g
A :
├ 牛挽き肉:500g
├ 塩:小さじ1
├ ナツメグ:小さじ1弱
└ 黒胡椒:小さじ1弱
・ 生パン粉:50g
・ 卵:1個
★ 煮込みソース:
・ 赤ワイン:200ml
・ 玉ねぎ:3個分(ざく切り)
・ バター:30g
・ トマト水煮缶:1缶(400ml)
B :
├ デミグラスソース缶:1缶
├ 水:400ml
└ タイム:小さじ1/2(乾燥/葉を指でしごき取る)
・ 塩:小さじ1強
パセリ:適宜(あれば)


(1)ごぼうハンバーグをつくる
フライパンにバターの半量を入れて熱し、溶けたら玉ねぎを入れ、透明感が出るまで炒める。玉ねぎを皿などに移し、ごぼうも同様に残りのバターでしんなりするまで炒める。

(2)成形する
Aをボウルに入れて、少し粘りが出るまでよくこねる。①とパン粉、卵を加えてよく混ぜる。10等分にし、俵形に丸める。

(3)焼き付ける
フライパンを火にかけ、②を入れて周りを焼きつける。全体に焼き色がついたら一度取り出す。

(4)煮込みソースをつくる
③のフライパンに残った脂を軽く拭き取り、赤ワインを入れて焦げ目をこそげ取りながら沸かす。別の深さのあるフライパンを強火にかけ、バターを入れて溶かし、玉ねぎを炒める。トマトを加えてさっと炒め、Bと沸かした赤ワイン、③で取り出したハンバーグを加え、20分ほど煮込み、塩小さじ1強を加える。にんじんライスとともに器に盛り、あればパセリのみじん切りをかける。

煮込みソースをつくる
煮込みソースをつくる
完成
完成

――教える人

「徳永久美子 ベッカライ徳多朗オーナー」

栄養専門学校と調理専門学校を卒業後、大手ベーカリー勤務を経て、「ベッカライ徳多朗」(神奈川県横浜市青葉区元石川町6300-7)を夫とともに営む。著書に『パンを楽しむ生活 おいしいおはなし』(主婦と生活社)、『わが家のパンと料理とおいしい食べ方』(毎日コミュニケーションズ)など。


※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。

文:藤井志織 撮影:宮濱祐美子

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