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【加西市】博多からGO!知り尽くしたい!兵庫県加西市の魅力に迫る旅①

  • 2024.3.2

こんにちは!リビングふくおか・北九州Web地域特派員のゆーれんママです!今回は、兵庫県加西市が企画した「加西市ファムトリップツアー」に参加した様子をお伝えさせていただきます。1泊2日の加西市にスポットを当てたディープな旅へ、皆さまをお連れします!

出典:リビングふくおか・北九州Web

集合時間から逆算して、博多駅を出発!山陽新幹線で向かう先は、新大阪駅です。のぞみ号に乗って約2時間半、あっという間に着きました~。

出典:リビングふくおか・北九州Web

加西市のファムトリップツアーとは?

新大阪に着いたら、お迎えにきてくれていたのが、モスグリーンがお洒落なこちらの観光バスです。

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他のメディアの方と観光会社の方も同乗し、バスガイドさんのお話を聞きながら向かった先は、兵庫県加西市。中国自動車道を通り、約1時間で到着です。 今回のファムトリップツアーは”教育”にスポットをあてた教員向けプログラムで、「加西市観光プロモーション」と「ファムトリップ事業」による内容です。関西出身の夫も「加西?うーん、知らんな~」ということだったのですが、関西人よりも「加西市」について詳しくなるぞ~!と、一応中高教員免許を持つ身として、中高生の子どもを持つ身として、そして加西市の魅力を福岡の皆さんに伝える身として!張り切って旅のスタートです!

歴史を学ぶ!

加西市に2022年にオープンした「soraかさい」という施設をご存知の方はいらっしゃいますか?正直、関西エリアの方にもまだあまり知られていないんです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

加西市には、第二次世界大戦中、パイロット養成の訓練基地として建設された「姫路海軍航空隊」(通称:鶉野飛行場)があり、特別攻撃隊(特攻隊)も編成されました。また川西航空機姫路製作所鶉野組立工場で製造された戦闘機の試験飛行も行われていました。 まずは歴史ゾーンで15分程の映像を観て、飛行機や特攻隊について学んだり、特攻隊員の想いを代弁したアナウンスを聞きながら、戦争の歴史について学びます。

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基礎的な知識を蓄えたら隣のお部屋へ。そこで目にするのは実物大の飛行機です。こちらは3人乗りの爆撃機で特攻隊が使用したものです。

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現地の観光ガイドによるガイド付き

下には「紫電改」と言われる戦闘機があります。旋回できるように軽量化されたものです。最新鋭戦闘機として終戦間際の本土防衛の切り札でしたが、超エリートの知力と体力が試された飛行機でした。

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優秀なパイロットが養成されたこの場所に、施設ができる際にはご高齢になられた元パイロットが来られて、操縦席に座り数分間想いに浸っていたとのこと。その複雑な想いを想像するだけでも、当時の痛みと平和のありがたさが伝わります。

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操縦席

他にも需要な資料や実物を数多く展示しています。

レストラン&ショップ

施設の一角にはレストラン&ショップのコーナー「soraカフェ」もあります。レストランではここだけの限定メニューもありますよ。寒暖差が大きい加西市の気候を生かして栽培されたトマトは特産品で、こちらは加西産のフレッシュな野菜を使用したというハンバーガーです。

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soraバーガー 800円(画像元:soraカフェ)

インスタ映えしそうな、加西の空の青さと爽やかさを表現したレモンスカッシュ!

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青空レモンスカッシュ 400円(画像元:soraカフェ)

箱に紫電改のプリントがされている焼き菓子も、よいお土産になりそうです。

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紫電改の魅力(フィナンシェ)980円

歩いてみよう!

今度は外に出て、鶉野飛行場跡を歩いてみます。1か所目は、自力発電所の跡「巨大防空壕跡」です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ヘルメットをかぶり、階段を下っていきます。

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幅5m、高さ5m、奥行きが14.5mもある巨大な防空壕の中はひんやりしていて、夏でも涼しいそうです。

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こちらでは、15分程の映像を見ることができます。3種類ある中から1つを見たのですが、当時17歳から26歳だった特攻隊員の手紙を聞いた際には、遺書ともなったその内容に、彼らの死や苦しみを無駄にしてはいけないという気持ちを強くさせられました。原文のままなので少し難しい部分もありますが、彼らの気持ちは現代の私たちに通じるもので、このような歴史の上に今の平和があり、この平和がずっと続くことを願わずにはいられません。 発電すると内部は高温になっていたため、冷却水を流すための側溝も残っています。

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巨大防空壕のチケットはオンラインやsoraかさい内で購入可能です。詳しくはsoraかさいのホームページをご覧ください。 次の場所に向かう途中、映画「火垂るの墓」のロケ地にもなった場所もありました。

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そこから徒歩で3分ほどで、対空機銃座跡に到着です。1トンもあるのに、5人が手回しで旋回させていました。

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左のハンドルは角度、右のハンドルは高度の調整

こちらは姫路航空隊の敷地の入り口で、門柱の奥は家族でさえもこの奥には入ることができませんでした。

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甲子園球場70個分の敷地

さらに歩くこと数分、こちらは通常サイズの防空壕です。

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爆風を避けるために、コの字型になっているという内部に入ってみました。

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コンクリート製

国の土地であったことから、現在は神戸大学大学院農学研究科の敷地になっているので、牛さんの匂いがしたり、特産のトマトを栽培するビニールハウスが見える、のんびりした平和な時間が流れています。特攻隊やそれに使われた飛行機は、知覧基地や九州各地をイメージすることが多かったのですが、平和を学ぶにあたって欠かすことのできない場所が関西地区にもあり、ここ加西市の「鶉野飛行場跡」では、歴史を発信していく意義の重要性を感じ、近くの方はもちろん、是非遠くからでも足を運んでほしい場所だと感じました。

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遺跡の跡は南北約3キロ。レンタサイクルもあります。

乗ってみよう!

今ある平和に心から感謝してこの地を離れ、鉄道ファンを虜にしている「北条鉄道」へ向かいます。「北条鉄道」とは加西市の北条町駅からお隣の小野市の栗生駅までを結ぶ、全8駅のローカル鉄道。出発地の法華口駅は、鶉野飛行場の物流の為に当時使われていた駅です。

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駅舎とプラットフォームは国の有形登録文化財

そして駅舎に入ると、まさかの”あのお店”があるではありませんか!福岡県なら知らない人はたぶんいない、そして最近では福岡市内の本店には全国はもとより海外からのお客さんも多い「今屋のバーガー」のお弟子さんが経営してるお店があるんです。本店で修業した後、こちらでお店を開いたそうですが、数少ないお弟子さんの一人がここにいらっしゃるとは、驚きでした!

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残念ながらお休み・・・

そして、鉄道ファンにはたまらない車両が、こちら!今回貸し切りで乗車したのは、北条鉄道所有の「キハ40」です。

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赤字路線だった北条鉄道の旅客数を増やすために、格安で中古の車両を手に入れたところ(SDGsですね♪)、思いのほか大人気に!かつてこの車両は、秋田↔青森を結ぶ五能線で使用されていました。当時の路線図も車内に残されていて、東北出身の私は馴染みのある地名に大興奮♪

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関西で「JR東日本」の路線図を見られるとは!

そして国鉄時代にはあり得なかった、夢の「貸し切り列車」が、ここ「北条鉄道」では叶うんです!ライブをしたり地元の方の宴会に使われたりするなどして楽しむ方も多いですし、期間限定の「おでん列車」や夏には「ビール列車」も運行しています。(今期のおでん列車は残席僅かです)

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お話上手な車掌さん♪

のどかな景色を見ながら、レトロな列車に乗るなんて、贅沢なひと時です。

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特に桜の季節や、田んぼに水が張る季節などは、その美しさと列車のコントラストを楽しみに、多くの方が訪れるそうです。

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ちびっこに大人気のリーズナブルな運転体験もありますので、詳しくはホームページをチェックしてみてくださいね。 40分の旅を終えて、着いたのは「北条町駅」。降りたら、またまたのどかな光景です。

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プラットフォームでは地元のお野菜や、懐かしのポン菓子などが♪

今買い物していいのか微妙な中(笑)、こそっと買ってしまった「はじけた黒豆」は、砂糖がほんのり薄衣、とっても甘さ控えめで美味しすぎました。出会えたらラッキーです♪ 駅舎でも、鉄道ファンにはたまらないグッズが販売されています。

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かわいらしいパッケージの「列車BOX入りドーナッツ」は、「6個入りで300円はコスパ最強ですよ。」と駅員さん。

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4色ありました

他にもおいしそうなものが色々あったので、乗車しながらも楽しめそうです。

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さてさて時は夕方。長くなりましたので、北条町の様子は次の回にさせていただきます。楽しみにお待ちいただけましたら嬉しいです。

・soraかさい ・加西市鶉野町2274-11 ・TEL:0790-49-8100 FAX:0790-49-0710 ・営業時間:9:00-18:00 ・休館日:毎月第2・4月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日…https://www.sorakasai.jp/museum/

・北条鉄道株式会社 ・北条鉄道 (hojorailway.jp)

・かさい観光ナビ ・かさい観光ナビ (kanko-kasai.com)

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