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最期を待つだけの猫に何ができる?女子高生が考えたこと|ネコの日になると思い出すこと

  • 2024.3.1

この作品は、作者・人間まおさんが、高校生の時に経験した命を救うことについて考えさせられるエピソードです。バイトに向かう途中、車に轢かれた猫に遭遇します。苦しむ猫を前に迷わず動物病院に連れていくことに。検査の結果、猫は内臓を損傷しており、助かる見込みはありませんでした。悲しむ人間まおさんに、獣医さんは、命を救うことのの責任についての現実を突き付けたのでした。しかし、当時の人間まおさんには、受け入れがたい真実でした。『ネコの日になると思い出すこと』第5話をごらんください。

家で猫を連れていけなかったこともあり、静かな公園に猫を連れていくことにしました。瀕死の猫を残しバイトに行かなければならないのは、とても落ち着けませんね。

バイト上がりに急いでネコのもとに向かいましたが、猫はどうなっているのでしょうか。

優しさの正解は1つではない

車にひかれた瀕死(ひんし)の猫を助けようと迷わず動物病院に連れていきますが、現実は厳しいものでした。検査ののち、助からないことが分かった猫を前に、「今後どうするつもりだったのか」獣医師から厳しい一言をかけられます。

野良猫でも治療をすれば治療費がかかり、完治すれば誰かが飼育しなければなりません。当時高校生だった人間まおさんには、獣医師の言葉は理解はできても、苦しんでいる猫を目の前に、悲しい現実を受け入れることはできませんでした。

獣医師も厳しい言葉の裏側で、命を救うという行為の先に何があるのか、命に対する責任を教えてくれたのかもしれませんね。「優しさ」とは何か、自分だったらどうするか、わが子がとった行動だったらどうするべきか、大切なことを考えるきっかけをくれるお話です。

著者:ume

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