破局間近の不倫カップルが送るLINEを見てみると…

どんなカップルも破局が近づくと、交際初期には考えられなかったようなLINEを送りあうことがありますよね。不倫カップルとて、例外ではないようです。元議員であり女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、破局間近な不倫カップルにありがちなLINEをお届けします。

1：別れたくない側が誰かに暴露すると脅す

「不倫をしていた頃、彼の離婚を望んだ途端に冷たくされて、関係が一気に冷え込みました。そのときは彼のことが大好きだったので、私を捨てようとする彼の態度がどうしても許せなくて…。何もしなければフラれてしまうと焦った私は、別れ話をしてきたら私たちの関係を職場にバラすと彼を脅して、別れないように画策したことがあります。今思えば、不倫なんかにどっぷり浸かっていた自分が恥ずかしいけれど…、当時は必死。でも結局、そんな作戦もまったく意味がなくて、それからしばらくして彼にフラれました」（34歳女性／不動産）

別れたくない側が、不倫であることを逆手にとって、周囲や相手の家庭に「関係をバラす」と言い出すのは、よくあるパターン。そんなことをしても相手の気持ちが戻るわけでも、関係が良くなるわけでもないのに、どうにかして別れを食い止めるために、つい暴言を吐いてしまうのでしょうね。

2：既婚者側がいい人ぶり始める

「不倫をしていた終わりぎわに、不倫相手の男性がよく『君みたいな人は、僕じゃないほうが幸せになれる』とか『僕には、君はもったいないよ』とかって、急にいい人ぶり始めたLINEを送ってくるようになりました。不思議に思っていると、それからしばらくして音信不通に。要するに、私から離れるために私をおだてて揉めないように誘導していただけっぽいです。思ってもいないことを送ってきて、いい人ぶって終わりにしようとするなんて、本当にズルい人だなぁって感じました」（33歳女性／秘書）

不倫を終わらせるときに、ドロ沼にしたくないと考える既婚者は多いもの。家庭にバレないよう、そっと身を引く準備を始めると不可解なメッセージも増えがちです。

不倫を終わらせるにあたってドロ沼になる人や、相手の隠れた本性を知ってドン引きする人もいます。男女関係の去り際には本性が出やすいために、交際初期には思いもしなかった文章が届きやすいのも否めません。それにしても、不倫はダメ！絶対！ですよ。

書いたのは

並木まき。元市議会議員・時短美容家（一般社団法人 時短美容協会・代表理事）。20代から魑魅魍魎（ちみもうりょう）な人間模様への分析を生かし、美容や恋愛に関するコラムを女性誌を中心としたさまざまな媒体に寄稿。