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1000万円貯蓄する人が「なる早でやめた」こと、絶対やってた1つのこと【銀行員の視点】

  • 2024.3.1

銀行員の視点で語りますと、「1,000万円貯蓄する人」の多くに共通する点があります。それには「なる早でやめたんだな」と思った行動がありました。意外に普通のことなので驚くかもしれません。具体的にはどんなことをやめていたのか、3つ紹介します。

■1 時間外のATM使用をやめていた

1,000万円貯蓄を達成した人は無駄な支出をやめています。銀行関係で言えば時間外のATM手数料の110~220円がその筆頭格です。「最初つかってたけどばかばかしくてやめた」「手数料かからない口座にすぐに乗り換えた」といった人が多く、この行動の早さが貯蓄額につながっているのかもしれないと思いました。

過去に浪費家だった人も、貯蓄に気持ちが向いた途端に時間外ATMの利用をやめます。また、今はインターネットバンキングやキャッシュレス決済の活用でATM自体の利用を最小限にする人も増えています。

ATM手数料は少額ですが、無駄な支出をやめる人が1,000万円ホルダーになれる人かもしれません。

■2 「紙の通帳」をやめていた

若い世代で1,000万円近く貯蓄したケースを見て気づいたことですが、ほぼ全員紙の通帳をやめてインターネット銀行やインターネットバンキングに切り替えていました。「通帳発行手数料」を設定する銀行が増えたこともその動きを後押ししているようです。

通帳発行手数料の相場は1,100円。

しかし、インターネットバンキングなら通帳手数料は発生しません。そのような情報を知っている人が1,000万円を貯蓄できる人だといえそうです。

■3 「利用頻度が低いクレジットカード」をやめていた

1,000万円貯蓄できる人は利用頻度が低いクレジットカードを持つことをやめています。

そもそも、クレジットカードを多数所持することには次のデメリットがあります

  • 使わないクレジットカードの年会費が無駄になる
  • 支払日や支払金額の管理が難しくなり支払遅延等のリスクが増える
  • 使うカードを分散するとポイントがたまりにくい

1,000万円を貯蓄できる人はそれをよく承知しており、年会費無料でも利用頻度が低ければ解約します。

また、使うカードを最小限に絞ってポイントを上手に貯め、支払い管理をきっちり行いながら支出をコントロールしています。

■逆に、絶対にやっていたことは?

1,000万円貯めた人が絶対にやっていたことは収支の把握です。家計簿をしっかりつけ、不明瞭な支出を減らします。また、使いすぎたと感じる項目については、次の月は使いすぎないように、行動を変えていました。

そして、ほとんどの人が投資もしています。ここ数年は日経平均やS&Pなどの指数が好調に推移していますが、インデックス型の投資信託を毎月定額で積み立てるだけで、銀行預金より利益を得られる状況でした。

投資は大金がないとできないイメージがあるかもしれませんが、つみたて投資なら月1,000円からできます。

2024年からは新NISA制度が始まり、つみたて投資枠と成長投資枠が併用できるなど、メリットも大きくなっていますので、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか?

文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー) 新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。転職・結婚・出産を経て一時は専業主婦になったが、自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャルプランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。

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