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「もうすぐ年長さんなのに…」はNG?【保育士解説】安心して進級を迎える4つのポイント

  • 2024.2.29

もうすぐ進級シーズン。わが子の成長がうれしい反面、新しいクラスでうまくやっていけるのか…と心配な気持ちから、あれもやっておかなきゃ、これもできないと困る…そんな風に焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、保育士ママ5人で運営している【いつママ(@itsumama_home)のあいママ】が、進級前のお子さんへの関わり方のポイントについてお伝えします。

親子で進級が不安にならないためのポイント

親子でわくわくした気持ちで進級を迎えるためには、以下のことを意識できると良いと思います。

1.進級をマイナス思考に変換しない

進級を前にできないことばかりが気になってしまい、わが子が困らないようにという親心から、「進級までにできるようにしておかないと」と気持ちが焦ってしまう方はいると思います。

つい「これができないと○○組さんになれないよ」とプレッシャーをかけてしまうこともあるかも。このようなマイナスの言葉で進級を伝えてしまうと、子どもは進級に対して不安を感じてしまいます。

進級の話題は、楽しみな気持ちにつながることを伝える際に使うようにしてくださいね。

2.進級の意識させすぎは注意

進級に対して、子どもは期待に満ちあふれていると思われがちですが、実は漠然とした不安を感じているお子さんも多いのが事実です。

大人だって、新しい環境は緊張しますよね。まだ社会経験の少ない子どもにとって、進級は大人が思っている以上に大きな変化なのです。必要以上に「もうすぐ◯◯組さん」と伝えることは大きなプレッシャーになりかねません。

子ども自身が期待した発言をするときはその気持ちを共感しつつ、不安を感じている子には、無理に「楽しみ」と言わせようとせず、ネガティブな気持ちにも寄り添うようにしましょう。

3.不安な気持ちを受け止めよう

進級する子どもの漠然とした不安な気持ちは、以下のような行動や情緒にあらわれることがあります。

・おねしょが増えた
・怒りっぽい
・ささいなことで泣く
・「明日幼稚園あるの」と登園を確認する
・イライラしている
・今まで自分でできていたのに「できない」「ママやって」と言うようになった等々、

ほかにもさまざまな行動に現れることがあります。そんな姿が見られた時は、言葉で表現できない漠然とした不安や緊張があるのかも。気持ちを受け止め、お子さんの心の安定を第一に関わってください。

ありのままの自分を受けとめてくれる安心感が、言葉で表現できない不安な気持ちの解消につながります。また、言葉で表現できない気持ちを解消する方法の一つとして、「〇〇が心配なんだね」と大人が不安要素を言葉にして具体的に示すことも効果的です。普段の会話の中で、進級に対するお子さんの気持ちを探り、不安要素が特定できた際には、お子さんの気持ちを言葉にするお手伝いをしてくださいね。

4.できないことや苦手なことがあっても大丈夫。焦らないで

1番大切なことは、親子共に心穏やかな気持ちで進級を迎えること。心配ごとや不安は家庭だけでなんとかしようと焦らず、元担任の先生や新担任の先生に相談しましょう。

お子さんの姿を共有しておくことで、保育者もお子さんの不安な気持ちや保護者の方の心配事に対してアプローチしやすくなります。もし家でもできることをしておきたいと思っている方は「できなかったら困る」と焦りながら関わるのではなく「できるようになったらラッキー」程度の気持ちで関わることがポイントです。

また、できたことだけではなく、そのプロセスを見守り認めることで、お子さんのやる気スイッチや自信につながり、前向きに取り組むきっかけにもなりますよ。

心穏やかな進級を迎えるために

進級に対して不安や心配はたくさんあるかと思いますが、これもお子さんが成長していく上で大切な経験の一つです。

お子さんの様子の変化やサインを見逃さないようしっかり見守りながら必要なフォローをし、新しい環境に向けて少しずつ心の準備をしていきましょう。

著者:itsumama55

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