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役所広司、『PERFECT DAYS』で玄関のドアはロックしている? 手は洗っている…? SNSや周りからの疑問に回答

  • 2024.3.1
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役所広司、『PERFECT DAYS』で玄関のドアはロックしている? 手は洗っている…? SNSや周りからの疑問に回答
(C) 2023 MASTER MIND Ltd.

米アカデミー賞受賞式に向けて「ここまできたら一番を」と思いも語る

役所広司を主演に迎え、名匠ヴィム・ヴェンダースが東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた映画『PERFECT DAYS』が、興行収入10億円を突破。公開後2ヵ月が経った今もなお、多くの観客が劇場に詰めかける本作の大ヒット御礼舞台挨拶が開催され、キャストの役所広司、田中泯、アオイヤマダ、中野有紗が登壇した。

満員の観客から大きな拍手で迎えられ、役所広司、田中泯、アオイヤマダ、中野有紗が登場。挨拶を求められると、役所はSNSや周りからの疑問の声に触れ、「平山の玄関のドア、ちゃんとロックしてるのか(と疑問を持っている人に対して)あれはですね、ちゃんとこう、押して閉めるとロックがかかる、ちょっと旧式の玄関のドアなので、ちゃんとロックしてます。もう1つは、公園でサンドイッチを食べる時に手を洗ってるのかとのことですが、こちらも。ちゃんと洗ってます。洗ってるシーンはないですけども。どうぞよろしくお願いします」と鑑賞後の観客に向かって笑いを誘った。

その後、アオイと中野もご来場の観客に感謝の意を表して挨拶。ホームレスを演じた田中は、「僕はいない人のような役なもんですから、皆さんから見えないかもしれないし、今日来なくてもよかったのかもしれないと思ってます。よろしくお願いします」と独特の口調で挨拶をした。

2回以上作品を見ている観客が多いことを司会より知らされ、「おかわりをしてくださっている方が多いのは嬉しいですね」と役所が答えると、中野は「モデルのお仕事でお会いしたいろんな現場で、『PERFECT DAYS』みたよと。声をかけられることが多くて、たくさんの人に届いているんだなと思う」と語り、アオイも「ヨーロッパでも(本作について)パーフェクト!と言ってもらうことがあった」というエピソードを明かす。

80ヵ国以上の国で公開され、世界で大ヒットをしている本作。海外でもインタビューを受ける機会が多い役所は、「忘れかけていたことを思い出させてくれるとか、東京の風景に感動したという話はよく聞きます。便利な世の中になって、大都市に住んでいる人はちょっと立ち止まってみようか、というふうに思われるみたいです」と海外からの感想を披露。

本作がヴェンダース監督の歴代最高記録だということについて、意見を求められたアオイは、「THE TOKYO TOILETの活動を小中学生と一緒に体験させていただいたが、本当に大変なことで、それが海外に知られていくのはすばらしいことだと思う」と言い、田中も「世界中から反応があるっていうのは、世界がある種似たもので通じている、繋がっているということの 証拠じゃないかなって思います」と重ねた。

映画の内容に触れ、特にお気に入りシーンを聞かれると、役所は「ヴェンダース監督はロードムービーをたくさん撮られていて、人間がこう移動していく快感っていうのはありますよね。そういう意味では、やっぱり出勤する平山とか、ニコと2人で自転車に乗って橋を渡る風景っていうのは、セリフはないんですけれども映画的な快感があるのではないか、という風に思いました。(反響の多いラストに触れると)本当に映画のマジックで、感情的に色々喜怒哀楽が出てるっていうのは、やっぱりうまく脚本ができてるんじゃないでしょうか」と語った。

中野は、苦手だった自転車に乗るシーンをあげ、「役所さんがフォローしてくれてほっとしたシーンでした」と明かし、アオイは「見る度に感情が変わる」としつつ、1箇所だけいつも笑ってしまうシーンとして平山さんが銭湯に行っているシーンをあげ、「後ろの方でおじいちゃんが立つときに、椅子がくっついてポコンっと外れるところ。ぜひ見てほしいです」と観客の笑いを誘った。

最後に米アカデミー賞に触れ、「演技も映画の出演も初めての中で実感が湧かない」という中野。「ものすごく遠い存在だと思っていた」というアオイ、そして田中は「獲ろうと思って獲れるもんじゃない。監督を中心として現場の偉大さを感じます」と語った。

そして、ノミネート発表をYoutubeで見ていたという役所は、「いい作品がたくさんある中で、日本代表として選んでいただいて、最終的にノミネートまでいってほっとした」という素直な気持ちを明かし、「ここまできたら一番を獲りたいですけど、世界中の仲間たちを一緒に楽しみたい」と、3月10日控えた、米アカデミー賞受賞式に向けて思いを語った。

大ヒットを記念して、地球を模したくす玉を割り、改めて大きな拍手を受けた4人。最後に一言を求められ、「ヴェンダース監督の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(99年)の記録を超えたというのは、恩返しができたと思う。そして、(映画をきっかけに)東京のトイレを見にくる方も増えているようです。僕たち使う人たちが、綺麗に使おうという気持ちになることがTHE TOKYO TOILETの目指すところですので、世界に誇れるトイレをみなさんと一緒に作りたいと思います。2回3回と見に来てください!」と締めくくった。

『PERFECT DAYS』は現在公開中。

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