1. トップ
  2. レシピ
  3. 「口の中がピリピリする!」子どもの舌の痺れの原因は?揚げ物で食中毒になりかけた話

「口の中がピリピリする!」子どもの舌の痺れの原因は?揚げ物で食中毒になりかけた話

  • 2024.2.29

こんにちは!大家族担当の伊藤です。

先日、東京では雪が積もりましたが、日中は暖かい春のような気候の日もあり、季節の変わり目を感じています。

我が家の場合は、未就学児〜中学生がいる為、食事の好みも量も異なり、食べる時間も日によってバラバラです。

買い物は、車がないので自転車で買い物が出来る量の食材のみ購入しますが、10人分だと丸2日分が限界。冷蔵庫が大きくても一週間分の買い物を済ませる「買い溜め」タイプや作り置きが出来ないため、ほぼ毎日買い物に行っています。

食費や手間をかけず「家族が大満足する量を、コスパ良く作りたい。」と思っているママは私だけでは無いハズです。

いつも「今日は何を作れば良いのか」と日々、献立に頭を悩ませています。

悩みながら買い物すると大抵余計なものを購入しがち。

疲れ果てる週末!夕飯のメニュー変更が事件の始まり

我が家の生活費の半分がほぼ、10人分の食費を占めます。

そのため、節約方法として一般的な賞味期限が近い"値引き品"や"お買い得品"を活用したり、精肉などの食材は"100gあたりのお値段が安い大容量パック"を購入して食事を作っています。

1食分の食費を抑えたいです

この日は、スーパーへ行くとパン粉が付いた状態で、あとは油で揚げるだけの”半調理済み”の「アジフライ」が値引き品コーナーにあったので、夕食はアジフライにすることにしました。

値引き品は、基本的には買い物に行ったその日のうちに食卓に出します。

しかし、この日は週末で疲れていたうえ、抱っこしている末子が帰宅途中で寝てしまう予想外の状況になってしまいました。

買い物袋と週末の保育園の荷物3人分、自分のカバンを一人で持っていたため、両腕が限界直前の状態でやっとの帰宅。

玄関に買い物袋を置いたまま、寝ている子を布団に降ろしたり、他の子の手洗い等の対応をしているうちに、すっかり買い物袋の存在を忘れてそのまま放置してしまいました。

さらに、デリバリーピザの広告が子ども達の目に留まり、夕食の気分はすっかりピザモードに。

買い物と送迎で疲れ果てていたので、この日の夕飯は調理をせずにピザのデリバリーにしてしまいました。

ハプニングやトラブルで夕飯が急遽変更、大人数だとあるあるです。

冷蔵品を常温で長時間放置してしまったけど、冬場だから大丈夫?

デリバリーで夕食を済ましたので夕飯作りの負担が減りましたが、食後も休む暇なく、子どもとのお風呂や食後の片付け、部屋のリセットで時刻はあっという間に22時近く。

子どもの寝かしつけ前に、保育園の着替えと汚れ物を洗濯カゴに入れようとしたところ、保育園の荷物に埋もれていた既に5時間以上も玄関に放置していた”買い物袋”にやっと気付きました。

ふと値引き品の夕飯のオカズになる予定だった半調理済みの「アジフライ」の存在が気になりましたが、常温とは言え放置していた場所は冬場の玄関で、気温は一桁。

食材が痛む心配もないでしょうと思い、そのまま他の食材と一緒に冷蔵庫に入れてしまいました。

この判断が、後に生じる口内の異変の原因になるとは思いもよりませんでした。

夜の廊下は寒いから放置しても大丈夫・・・ですよね?

揚げたてのアジフライを食べたら何か変・・・「舌がピリピリする!」

翌日の夜は、今日こそ昨日購入したアジフライを調理して食べなければ!と思い、半調理済みのアジフライを油で揚げて、食卓に出しました。

子ども達もアジフライは大好きなので、普通に食べ始めましたが、そのうちの一人の箸が止まり「美味しいけどなんか舌が痛い」と言い出しました。私も1つ食べたところ、味は美味しい揚げたてのアジフライですが、確かに食べ終わると舌の先がヒリヒリ、ピリピリと、まるで辛い香辛料を食べた後のような刺激が残りました。

でも、調理前の状態は見た目も臭いも特に気にならない、高温の油で加熱もした『アジフライ』です。

また、子どもも私も「アジ」で食物アレルギーになったことはありません。

フライの衣や小骨で舌を傷つけたのかな?舌の上の口内炎かな?とも思いましたが、親子で同時に舌が痺れる症状は、何か正常ではないと感じすぐに食事を中断して食べるのを辞めさせました。

舌の異変が気になったのでネットで調べたところ、なんと「ヒスタミン食中毒」に今回の症状が当てはまりみんなでビックリ!

ヒスタミン食中毒とは、アレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」が微生物によって増殖し、特に赤身の魚類及び加工品を食べることによって発症する食中毒です。

ヒスタミンを作り出す微生物は低温でも増殖し、冷蔵保存でも長期の保存によりヒスタミンが増殖する場合があるそうです。また、ヒスタミンは、加熱しても分解されないとのこと。

症状としては、食べた直後から1時間以内に、顔面、特に口の周りや耳たぶが紅潮しかゆみが生じたり、頭痛、じんましん、発熱・下痢・嘔吐などがあり、重症の場合は、呼吸困難や意識不明になることもあるそうです。

今回は、私も子どもも異変が生じた時点で食事を中断したので一時的な舌の痺れだけの軽症で済みましたが、このまま異変に気づかないでアジフライをみんなで食べ尽くしていたら、家族全員が食中毒になっていたかもしれません。

美味しそうな揚げたてのアジフライが原因だとは予想外でした

高温で加熱したから大丈夫の過信はNG!日常の食事でも食中毒の危険性を再確認

食中毒は夏場にしかおこらないと思っていたので、食材の鮮度や保存次第によっては、通年で発症する危険性があり、場合によっては一家で食中毒発症という可能性もあるということを再認識した出来事でした。

予防策として、ヒスタミンを増やさないように、魚を購入した際は、速やかに冷蔵庫で保存をし、鮮度が低下した食材は食べない。

長期保存する場合は購入したその日のうちに冷凍庫に入れるなど、食品の品質管理の大切さを改めて実感ました。

今回は食中毒未遂で終わりましたが、冬場とは言え、買い物してきた食材を廊下に放置したことを猛省です。

家族に安全で美味しくご飯を食べてもらうためにも、調理してある料理も含めて食材はなるべく早めに使い切り、鮮度がよいうちに食べきろう!と改めて思いました。

以上、冷蔵庫が大きくなっても野菜と精肉の食材以外は子ども達が勝手に食べて消えていくので、いつも冷蔵庫はほぼ空っぽな伊藤家でした。

手作りご飯での食中毒もあり得るのでご注意ください!

【消費者庁】食品安全に関する取組>ヒスタミン食中毒に関するページ

<あんふぁんメイト 伊藤愛>

夫、長男14歳(中3)、長女13歳(中1)、次男11歳(小6)、三男9歳(小4)、次女6歳(小1)、四男4歳 (保育園4歳児クラス)、三女2歳(保育園2歳児クラス)、五男1歳(保育園1歳児クラス) ライター・webデザイナー・ネイリストの複業ママ。親子の足育を促進するフットケアアドバイザーとしても活動中

Instagram:https://www.instagram.com/megu_des_yo/

元記事で読む
の記事をもっとみる