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頑張ってるのにわかってもらえないワケ!子どもに「正しく伝える」方法とは?

  • 2024.2.29
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出典:あんふぁんWeb

子育ては、何かしら頑張っているのに、その頑張りがなかなか素直に報われないミッションです。「なんでこんなに頑張っているのに……」という気持ちを持ったことのある方は多いことでしょう。なぜ、こんなに頑張っているのに子どもには伝わらないのでしょうか?そこには「頑張りすぎて伝わらない」という矛盾があります。子どもに対する正しい伝え方を知っておくと、エネルギーを節約しながら、言いたいことが伝わる関係を築けるかもしれません。

今回は子どもに大人の言いたいことを伝えるために必要な条件をご紹介します。

頑張ってるのに!子どもが「わかってくれない伝え方」3選

まずは、大人がやりがちだけれど子どもにはわかりにくい伝え方を確認してみましょう。

1.大きな声で言う、怒鳴る

子どもに何かを指示するとき、大人側の声は大きくなりがちです。特に子どもが自分の好きなことに集中している場合は、なかなか大人の声が聞こえないようなところもあり、注目させようと大きな声を出してしまう人もいるでしょう。大きな声で話すことにはたくさんのエネルギーが必要で、大人としては疲れるし、ストレスがたまります。

しかし大きな声で用件を伝えても、子どもはどこ吹く風。例えば遊んでいるとき、大きな声で「歯磨きしなさい!」と言っても、遊びをやめてすぐに歯磨きができる子はほとんどいません。大体は大人を無視して遊び続けてしまうでしょう。少し年齢が上がれば「うるさいなあ!」と反抗する子もあらわれるため、よけいにイライラするかもしれません。

2.早口でたくさん言う

早口でたくさんのことを子どもに言う人もいます。とりわけ、元々早口の人や、子育てで忙しく気が急いている人は、大人と話すのと同じスピードで子どもに対しても話しかけてしまいがちです。

ところが、特に幼い子どもは大人に比べて言葉の理解や処理が遅いため、早口で話をされても、理解できないまま言葉が通り過ぎ去ってしまいます。大人は「こんなにたくさん言ってるのに……」と思いますが、子どもにとっては(怒ってる。なんでだろう)という感覚で、なぜたくさんのことを言われているかを把握できません。

3.子どもがわかるまで無視する

話しかけるだけが伝える方法ではありません。なかには無視することで大人の言いたいことを伝えるという人もいます。大人の言うことがきけるまで、子どもの言うことはきかない!というやり方について「おあいこだ」と考えている大人もいるかもしれませんが、子どもの不安をあおるだけの結果に終わることがほとんどです。

大人が無視をしていると、子どものほうから「ごめんなさい」と謝ってくることもよくあります。そこで大人は「やっとわかってくれた」と考えるかもしれません。しかし子どもの立場からは、何だかよくわからないけど、どうやら大人が怒っているみたいだから謝った、というだけに過ぎません。

子どもが話を理解する「伝わる話し方」5つの方法

上記で触れたような方法ではいずれも子どもが話を理解するのを阻害してしまいます。では子どもが理解できる、伝わる話し方とはどのようなものでしょうか。伝わる話し方に共通する5つの条件をご紹介します。

1.ゆっくりと話す

早く、たくさんのことを話しても、小さな子どもには一気に理解することができません。何かを理解してほしいときや指摘したいときは、特に幼児にはゆっくりと話す必要がありますが、小学校低学年でも、普段話すよりも遅いスピードで語りかけてあげたほうが良いでしょう。

スピードの早い話し方は、理解が追いつかないだけでなく「怒られている」という印象を強く与えてしまいがちになります。危険なことをしたときや悪事を働いたときは怒られることも大切ですが、「怒られた」と感じると誰しも自分を守ろうとする気持ちが強くなり焦ってしまうため、日常的な指示や注意が頭に入ってきにくくなります。したがって日常的には、必要以上に「怒られた」と感じさせないことが大切です。

2.感情的にならない

感情的になるのではなく、落ち着いて話をすることで、子どもの理解を促進できます。反対に、感情的になってしまうと声が大きく、話す速度も早くなってしまうことが多いので、小さな子どもの理解を超えてしまうでしょう。

感情的に子どもに伝えても、子どもはやはり「怒られている」という受け止め方をしてしまいがちです。冷静な呼びかけでなら「怒られた!」と感じさせることなく、言われたことがすっと頭のなかに入っていきやすくなります。落ち着いた言葉でも真剣みを伝えたいなら、あえて「ですます調」を使うのもおすすめ。「○○だからやめましょう」「○○してはいけません」といった普段使わない言葉は、子どもにちょっとした緊張を与えることもできます。

3.明確な言葉を選ぶ

子どもに何かを伝えたいときは、言葉選びも重要です。子どもが知らない難しい言葉を使うのはもちろん、子どもにとってよくわからない言葉で叱っても、大人が「伝えている」と思うほど子どもには伝わりません。

よくあるのが「いいかげんにしなさい」と「ちゃんとして」。よく考えたら、いいかげんとは何なのか、ちゃんとってどういうことなのか、大人だって不明瞭です。「やめなさい」「ダメ!」「コラ!」も、やめてどうしたらいいのか、何がダメで何がコラなのかが明確ではないので、子どもには伝わりにくいでしょう。

例えば「食べながら遊ばないでね」など、何をやめるべきなのか、何がダメなのかを具体的に、繰り返し伝えるのが望ましいといえます。

4.理由を伝える

実は「食べながら遊ばないでね」とだけ子どもに言っても、子どもにはなぜダメなのかが伝わらないため、結局遊びに戻ってしまうことがあります。この場合は「おもちゃが汚れてしまうから、食べながら遊ばないでね」と理由までしっかり伝えるほうが効果的です。「ママ(パパ)はおもちゃが汚れたら嫌だし、ごはんが食べ終わらないのも困るよ」と伝えるのもいいでしょう。

なぜいけないのかを知ると、子どもの理解は一気に進みます。とはいえ子どもですから、同じことを何度もやってしまうのですが、そのたびに話をすることで「やってはいけないんだ」と覚えていきます。

5.否定をしない

子どもに何かを伝えるときに、いわゆるレッテル語をつけて話す大人がいます。レッテル語とはその子の人格や存在を表現する言葉ですが、多くの場合マイナスな言葉で子どもを傷つけてしまいがちです。実際によくあるのが、「ダメな子ねえ」「(行動が)遅いんだから」「あなたは要領が悪いから」といったような言葉です。例えば「早くしてよ!もう、本当に何をやっても遅いんだから」などというふうに使われています。

大人から何かを伝えられても、最後にこんな言葉がついていたら、子どもの心に残るのは最後の言葉と傷だけです。その前に言われた、大人が「伝えたいこと」は、頭のなかからすっかり吹き飛んでしまうでしょう。伝えた内容にインパクトを残し、少しでも反省させようとレッテル語をつけても、結局は伝えたことを無意味にするだけで終わってしまうのが難点です。レッテル語による子どもの心の傷は、将来的にも親子の信頼関係に影響を及ぼすことがありおすすめできません。

「叱る」より「諭す」を目指して伝わりやすいコミュニケーションを

せっかく、たくさんの労力を使って叱ったのに、次もその次もまったく同じことをされると気持ちが疲れてしまうのはもっともです。そんなときこそ、静かに子どもに言い聞かせ「諭す(さとす)」ことを目指してみてください。子どもですから、それでもやはり同じことを何度も言われるでしょうけれど、大きな声で叱るよりも早く理解してくれるのは間違いありません。

また、子どもが危険なことをしたときなど、どうしても強い口調で叱らなければならないことも必ずあります。そのとき、普段から強く叱っているご家庭では子どもに深刻さがいまいち伝わらない可能性も否定できません。いざ叱ったときの効果をしっかり発揮するためにも、日常的に叱るのではなく諭す場面を増やすように、心がけてみると良いでしょう。

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