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没後50年を迎える絵本画家・いわさきちひろの展覧会「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ あれ これ いのち」がちひろ美術館・東京で開催。

  • 2024.2.29
いわさきちひろ わらびを持つ少女 『あかまんまとうげ』(童心社)より(1972年)

いわさきちひろの世界を、五感を研ぎ澄ませて体験する。

生涯にわたって、子どもや花を描き続け、主に子どもの本を中心に活躍した、絵本画家・いわさきちひろ。絵本画家いわさきちひろの没後50年を記念する「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ あれ これ いのち」が、2024年3月1日(金)〜2024年6月16日(日)にちひろ美術館・東京で開催される。展覧会のディレクターを務めるのは、近森基と小原藍によるアートユニット〈plaplax〉。インタラクティブな作品制作が特徴で、2018年にも「いわさきちひろ生誕100年『Life展』あそぶplaplax」を手がけた。今回の展覧会では、いわさきちひろ没後50年を迎えるにあたり、目の前のものをありのままに捉える<科学の目>を通してみることをテーマに据えたという。現代科学の視点も交えて、「あそび」「自然」「平和」の3つのテーマからちひろの絵を読み解く画期的な試みだ。

ちひろの作品から、さまざまな「いのち」との関わりについて考える。

いわさきちひろ 春の花とこぎつね(1964年)
いわさきちひろ 春の野原でじゃんけんをする子どもたち(1970年)

テーマは「自然」。50年以上前の高度成長期まっただ中の日本で、ちひろは「私は私の絵本のなかで、いまの日本から失われたいろいろなやさしさや、美しさを描こうと思っています」と語った。本展では、ちひろの自然へのまなざしを通して、人間以外の様々な「いのち」と仲良く生きるためにはどうしたら良いか、という問いについて楽しく考えてゆく。

展示では、ちひろの描いた絵の中に草花や生き物たちを、まるで道草をするように体験できる。また、ちひろが愛した紫色のひみつにも、生態学と美術、双方の視点から迫る。展示を巡った後は、美術館の庭へ。実際の植物が織りなす「共生の庭」から、「いのち」との関わりについて考えてみよう。

作品を見て、触れて、体を動かして、発見する喜びを味わう。

plaplax On the Stump(2015年)
plaplax Water Pocket(2014年)

展覧会のタイトルにもなっている「こどものみなさまへ」は、いま、この瞬間のこどもたちだけでなく、かつてこどもだった大人たちにも向けられている。この機会にぜひ、子供も大人も楽しめるユニークな鑑賞体験へと足を運んでみては。

Event Information いわさきちひろ ぼつご50ねん「こどものみなさまへ あれ これ いのち」
出典 andpremium.jp

いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ
あれ これ いのち

会期:2024年3月1日(金)〜2024年6月16日(日)
※会期は予告なく変更になる場合があります。
会場:ちひろ美術館・東京(東京都練馬区下石神井4-7-2)
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
※GW(4/27〜5/6)は無休
休館日:月曜日 (祝休日は開館、翌平日休館)

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