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その行動が子供の金銭感覚を狂わせる!親のNG行動4つ

  • 2024.2.29

「子は親の鏡」というように、子供がどのように育つかは、親の行動や考え方に影響される部分が大きいです。親の行動次第では、子供が間違った金銭感覚を身につけてしまうおそれもあります。そこで、間違った金銭感覚を身につけないよう、意識してほしいポイントを解説しましょう。

■親のNG行動4つ

子供が間違った金銭感覚を身につけてしまう親の行動例を、具体的に4つ紹介します。

●お小遣いの前借り・追加

お小遣いは、本来は決められた予算の中でやりくりすべきものなので、前借り、追加支給に応じるのはNGです。やりくりできなかった場合は、次からはどうすれば予算内で収められるかを考えさせる必要があります。

ただし、年齢が上がるにつれて、それまでのお小遣いではどうしても足りなくなる局面も出てくるかもしれません。話し合いをしたうえで、合理的な額を増額しましょう。

●散財する姿を見せる

親が散財する姿は、子供に見せないほうがよいでしょう。子供が「親だけお金を自由に使ってずるい」と不満を抱く可能性があります。「たまには自分へのご褒美」というのもストレス解消には重要ですが、子供の見ていないところで上手にやりましょう。

●「お金がない」と子どもに言う

子どもに対して「お金がない」と言うのも、できれば避けましょう。節約を心がけていないなど、実際はそこまで困窮しているわけではないにもかかわらずこのセリフを口にすると、子供は混乱します。また、お金を使うことに対する罪悪感を子供に植え付けかねません。

本当に必要なものでも買ってはいけない、という間違った金銭感覚につながるおそれもあります。

●子供のお年玉を勝手に使う

子供のためにともらったお年玉を親が預かり、勝手に使うこともNGです。管理するだけなら良いですが、勝手に使うのは子供との信頼関係に大きなダメージを及ぼします。

子供がもらったお金は別に管理し、子供のために使うのを前提にしましょう。

■子供とともに親も成長しよう

子供に正しい金銭感覚を身につけさせるために行動することは、親にもプラスになります。「子供にお金を大切にしようと言っているけど、自分はどうなんだ?」と振り返るきっかけになるからです。

甘やかさず、厳しくしすぎない絶妙のラインで、子供とともに成長するつもりで取り組みましょう。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー) 立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日商簿記検定1級、貸金業務取扱主任者(試験合格)

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