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「どうするつもりだったの?」助からない猫を前に、現実を諭される|ネコの日になると思い出すこと

  • 2024.2.28
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この作品は、作者・人間まおさんが、高校生の時に経験した命を救うことについて考えさせられるエピソードです。バイトに向かう途中、車に轢かれた猫に遭遇します。苦しむ猫を前に迷わず動物病院に連れていくことにしましたが、そこで思いもしなかったことになるのでした。急いで動物病院を受診しましたが検査の結果、猫は内臓を損傷しており、助かる見込みはありませんでした。『ネコの日になると思い出すこと』第3話をごらんください。

ネコが助からなかったショックの中、先生から辛らつな一言。でも動物病院もボランティアではありません。野良猫だろうと、人間まおさんの飼い猫でなくても治療費は発生します。

厳しい言葉ですが、これが現実なことは否めませんね。人間によって、猫の身に起きた不幸に、ただ命を救いたいと思った人間まおさんにとって、あまりにも悲しい言葉に響いたと思います。

優しさの正解は1つではつではない

車にひかれた瀕死(ひんし)の猫を助けようと迷わず動物病院に連れていきますが、現実は厳しいものでした。検査ののち、助からないことが分かった猫を前に、「今後どうするつもりだったのか」獣医師から厳しい一言をかけられます。

野良猫でも治療をすれば治療費がかかり、完治すれば誰かが飼育しなければなりません。当時高校生だった人間まおさんには、獣医師の言葉は理解はできても、苦しんでいる猫を目の前に、悲しい現実を受け入れることはできませんでした。

獣医師も厳しい言葉の裏側で、命を救うという行為の先に何があるのか、命に対する責任を教えてくれたのかもしれませんね。「優しさ」とは何か、自分だったらどうするか、わが子がとった行動だったらどうするべきか、大切なことを考えるきっかけをくれるお話です。

著者:ume

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