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【素敵なおうち訪問:マンションリノベ】 ひとり暮らしのおうち時間を楽しむ、変化に富んだインテリア(月日さん宅後編)

  • 2024.2.29

マンションリノベーションを行い、住まいや暮らしへの思考や情熱が詰めこまれた月日さんの住まい。おうちでの時間を楽しみ、さらに愛着ある空間へと育てていくアイデアについて伺っていきましょう。

月日さん宅のおうちDATA

もともとは和室ありの1SLDKだったところを、壁付け型のキッチンや個室の間取りを変更して1LDKに変更。キッチンはペニンシュラ型に、和室はワークスペース兼図書室として使う洋室に。また、室内窓が特徴的な寝室を作ることで住まいの印象をガラリと変えられていました。

・間取り:1LDK
・世帯人数:1人暮らし
・延床面積:64.41㎡

PROFILE
月日さん(会社員(映像系))の1人暮らし

暮らしのなかで、より好きな気持ちが育っていく住まい

各場所の空間やアイテムに好みが詰まった住まい

「住まいを育てていく暮らしとは?」

リノベーションで理想の住まいを完成させたその先に。ライフスタイルに合わせて好みも変わっていくからこそ、余白を残した住まいで、暮らしを通じて取り入れるものや過ごし方を考える。そんな自身の暮らしとともに住まいを少しずつ育てている月日さんの住まいについて、お話を伺っていきます。

朝から夜まで、暮らしとお部屋を楽しめるアイテム

好きを詰め込んだ住まいを一日中楽しむために、暮らしやお部屋にちょっとした変化を加えられるアイテムを大切に日々過ごされている月日さん。

造作のキッチンで存在感を示す引き出し箱

箱の中にはお茶やコーヒーをたっぷり収納

「毎朝の楽しみは、温かい飲み物を淹れてゆっくりと飲む時間です。アンティーク山本商店さんで宝探しのように出合った引き出し箱には、珈琲やお茶、スープなどをたっぷり入れていて、何を淹れるか考えるのが毎日の楽しみです」

「和家具ですが和すぎない雰囲気と楢の質感がお気に入りです。たくさんの引き出しは無条件にワクワクするので好きですね」

ソファ横に置かれたFLOS GLO-BALL F1ブラック

夜はお気に入りの照明でゆったりくつろげる時間を演出。
「フルリノベで楽しくかつ大変だったのが照明計画。素敵なライトが数えきれないほどあったのでワクワクし、選ぶのも大変でした」

丸く柔らかさを感じるシルエットの照明

「生活が落ち着いてきたタイミングで、間接照明も何か欲しいなと思い、灯りとシルエットに惹かれて、FLOS GLO-BALL F1ブラックを買い足しました。リラックスしたいときはこの一灯で過ごしています。見た目から勝手に“雪見だいふく”と呼んで愛でています」

温かみのあるもの×かっこいい素材で インテリアのバランスをとる

木の色合いが美しいワークスペース

こだわりの空間でインテリアを考えるなか、心がけていたのは取り入れるもののバランス。素材や色合いなどを意識されているそう。

窓際のガーデニングアイテムを揃えたスペース

「一つの空間の中で、温かみのある色や木の素材と、硬質でかっこいい鉄の素材のバランスを取るように心がけています。どちらかに寄り過ぎてしまうと単調になってしまうので、自分の塩梅で上手く調節しながら組み合わせています」

ゆったりくつろげるunicoのGREIGソファ

「ソファは落ち着いた色合いとコーデュロイ素材に憧れがあって引っ越しに合わせて新調しました。オットマンはテーブル代わりにも使っています。座面が広く、適度に沈む感じが気持ちよくてたまに寝落ちしてしまいますね」

テレビ横のディスプレイスペース

「家に置くアイテムを考えるときも、そうした素材に合っているとより取り入れたくなることが多いです。MAD et LEN ポプリプチサイズは、深みのある香りと琥珀樹脂に加えて、経年変化するアイアンの器と好きなものが勢揃いしたルームフレグランスです。飾っているだけでも画になって、香りの説明の言葉がどれも素敵なので、ほかの香りも使ってみたいと思っています」

雑貨や小物で変化をつけて、おうちを育てる

お部屋には変化をつけられるスペースがたくさん

差し色となる小物はいろいろと異なるものを足し引きして。住まいがより居心地のよい空間になるように、住まいを育てる意識をもって日々試しているという月日さん。お部屋の中でもいろいろと変化をつけながら楽しんでいるそう。

寝室とリビングを繋ぐ、室内窓には季節のお花や小物を飾って

「室内窓のフレームは最初、何かを置いたりするスペースとしては考えていなかったのですが、暮らしてみると窓からのよい景色になってくれるので定期的にディスプレイを見直しながら楽しんでいます」

クッションカバーはお部屋や気分に合わせて変えて

マンションリノベで広くなった住まいだからこそ新しい楽しみ方も発見。

「狭い賃貸のときには考えつかなかったのですが、少しずつ模様替えを楽しめるようになりました。季節に合わせてカバーや飾るものを変えたり、しっくりきていないものは思い切って手放したりしながら、好きな空間の純度を上げていきたいと思っています」

お部屋の楽しみがいがある白の空間

まだまだ自身の色が出せそうなスペースが多く残されている月日さんのお部屋。

「余白のある空間は複数あるのでお気に入りのポスターや絵を見つけて飾ったり、大きな観葉植物を育てたりしながら、より好きになれる住まいに育てていきたいと思います」

お部屋をさらに自分好みの空間へ

好きを詰め込んだ住まいにライフスタイルのオリジナリティを加えて、より愛着のあるものへと育てている月日さん。暮らしを通した発見から、お部屋がどのように磨かれていくのか、これからも目が離せませんね。

photograph & text:Tsubottle
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