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【素敵なおうち訪問:マンションリノベ】イメージを膨らませて臨んだおうち計画 (月日さん宅前編)

  • 2024.2.29

コロナ禍でリモートワークが増え、静かな環境と広い空間を求めるようになったなかで知ったリノベーションという選択肢。「ONもOFFも気持ちよく過ごせる住まいにしたい」と進められたフルリノベーションについて、月日さんにお話を伺いました。

月日さん宅のおうちDATA

もともとは和室あり1SLDKだったところを、壁付け型のキッチンや個室の間取りを変更して1LDKに変更。キッチンはペニンシュラ型に、和室はワークスペース兼図書室として使う洋室に。また、室内窓が特徴的な寝室をつくることで住まいの印象をガラリと変えられていました。

・間取り:1LDK
・世帯人数:1人暮らし
・延床面積:64.41㎡

PROFILE
月日さん(会社員(映像系))の1人暮らし

築古マンションをまっさらに、0から好きなものを詰め込んだ住まい

「せっかく住まいを探すなら好きなものにお金を払いたい!」
日々を気持ちよく過ごすために、住まいを考えるならフルリノベが楽しそう!と計画を立て、住まいづくりを進められた月日さん。お住まいには長年の夢や大切な思い出が各所に込められていました。

夢だったおうち図書館

三面が本棚で、まさに本に囲まれた読書スペース

本を読むことが好きで、多くの本を持っていた月日さん。住まいづくりを進めるうえで本の保管場所として、また読書に浸れる図書館はぜひ作りたかったというスペースのひとつです。

「昔から、将来住む家には図書館を作るのが夢でした。リノベーションを機会に、持っていた本のサイズや数を確認して、造作本棚を大工さんに作ってもらいました」

おうち図書館とリビングの間にはガラスの抜け感ある室内壁を設置

「前の家で本棚の見た目の圧迫感や本の文字や色による情報量の多さから、忙しなさを感じてしまうことが悩みだったので、リビングから見たときに視線がある程度遮られるよう室内窓で仕切っています」

リビングのニーチェアを移動してゆったり読書タイム

本棚には月日さんの好きなものがずらりと並びます。本以外にも、趣味や仕事で関わった思い出の作品も飾られていました。

収納するものに合わせて高さを変えられる本棚

リビング側を除き、棚板の高さも変えられるようになっているため、収納するものに合わせて空間を変えられるのもよいですね。

リフレッシュして働けるワークスペース

窓からの景色も開けていて開放感あるワークスペース

住まいづくりの背景には、在宅勤務の増加に合わせて仕事環境を整えたいという思いもあったということで、ワークスペースにもこだわりがありました。

「コロナ禍で在宅勤務が増え、また自宅で夜遅くまで仕事をすることも多く、長い時間を過ごすONの場所なので、窓際の気持ちのよい場所にワークスペースを設けました」

ウッドブラインドで、明るさの調節ができるワークスペース

暮らすなかで気づいた点をプチリノベして、さらに住みよい住まいへ。
「引っ越した当初はカーテンだったのですが、去年憧れのウッドブラインドにプチリノベしました。夕日を眺めながら働くのがよいリフレッシュになっています」

机は部屋のスペースに合わせて備え付けのインテリアとして設置。
「資料を広げても作業ができるように、広めのカウンターデスクにしてもらいました」

思い出の夜行列車をイメージした寝室

縁が丸みを帯びた室内窓のデザインが特徴的

寝室はリラックスできる場所になるよう、お部屋にこもれる空間を意識したと話す月日さん。特徴的な窓のデザインは自身の大切な思い出がルーツになっています。
「幼い頃に毎年乗っていたブルートレイン(夜行列車)の車窓や古い喫茶店のようなラウンド窓が好きで、寝室の室内窓に取り入れました」

壁の素材も使ってみたかったと話すモールテックスを使用

「お部屋のどこかでモールテックスを使ってみたいと思っていて、寝室は洞窟のようなおこもり感がありつつ抜け感もある空間にしたかったので、塗り壁の素材として採用しました。外と内からのそれぞれの景色や、塗り壁の質感や陰影もお気に入りです」

タイルが特徴的なキッチンスペース

豊かなライフスタイルをめざして、各所に思いが込められていた月日さんの住まい。「どんな暮らしを送りたいか」をはじめ、「好きなもの」「大切にしていること」など自分自身にも、住まいにも真摯に向き合って進められたであろう思考の跡を感じる住まいでした。   次回は、好きが詰まった住まいを彩るアイテムや暮らしのアイデアについてお話を伺っていきます >>

photograph & text:Tsubottle
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