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「ぼくが悪い」息子がものをなくした事実を言い出せない理由とは?

  • 2024.2.28
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昔の自分と比較して、わが子を幼く思うことはありませんか?わが子はいつまでたっても赤ちゃんのようと思うこともあるかもしれません。しかし、子どもは大人が思う以上に、敏感で繊細です。愛すべき宇宙人(@aisubekiutyu_jin)さんが描く『ぼくの教科書がありません』を読み、子どもなりの悩みに触れてみてください。

毎日楽しい小学校。だけど、ある日突然ものがなくなった

イチくんは、小学校4年生の男の子です。母子家庭であるイチくんの家では、母親が昼夜問わず忙しく仕事をしていました。大変なことはあっても、頑張っている母親が大好きなイチくんは、つらいなどと感じたことはありません。

毎日、友だちと楽しく学校に通っていました。しかし、そんなある日のこと。いつものように登校したイチくんでしたが、ある異変に気付くのでした…。

教科書をなくしたけど…母を見て言い出すことができない

理科の教科書を突然なくしてしまったイチくん。ずっと学校に置きっぱなしにしていたはずなのに、と頭を抱えます。すぐになくしたことを母親に報告しようと思ったイチくんですが、母親が壊れた靴を直す姿を見て、思いとどまります。

仕事をしてお金を稼ぐことの意味をよく理解しているイチくん。そのことはとても立派ですよね。しかし、理解しているが故に、なくしてしまったことへの罪悪感を強くもってしまったようです。

親としては、わが子にお金の心配はあまりさせたくないものですよね。経済的に厳しくても、わが子に必要以上の我慢はさせたくないと思うでしょう。しかし、子どもは思っている以上に親を見ているものですね。イチくんの母親を思い、自分を責める姿に胸が苦しくなります。

子どもの遠慮に気付く大切さ

言いたくても言えない状況は大人でもつらいことです。イチくんは母親を思うあまり、ぎりぎりまでなくしたものについて打ち明けることができませんでした。

親はわが子のために、お金を使うことを惜しみません。しかし、子どもはお金は頑張らないと手に入らないものということを少しずつ知っていきます。イチくんのように必要以上に気をつかい我慢する子どもがいるかもしれません。

そんなときは、決してわが子を責めないであげたいですよね。こういうときは遠慮せず、頼っていいのだということをゆっくり教えてあげると、安心できるはずです。親子は想像以上にお互いを思い合っているものです。思い合っているがあまり、たまにその方向がずれていないか確認することも大切ですね。

著者:ゆずプー

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