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<奇妙な話>彼氏の家に挨拶♡のはずが「捻挫」「運休」「車の故障」など → 毎回、なぜか邪魔が入り!?

  • 2024.2.28

何かをしようとしたときに、不可解なことがいくつも起こって邪魔が入ると、「これは何かのメッセージなのかな」「神様が、今はだめだって言ってるのかも」などと考えることはありませんか? 今回は人生の大事な一歩を踏み出そうとしているときに、不可解な現象を経験した私の知人Nさんから聞いたお話です。

画像: ftnews.jp

彼の両親に挨拶

Nさんには当時、結婚を前提に交際している彼氏がいました。彼とはマッチングアプリで出会い、交際を始めてから1年ほど。

Nさんは、包容力があり、いつも穏やかで優しい彼のことが大好きでした。

「今度の週末、うちの両親に会ってくれないか」
ある日彼にそう言われ、いよいよ結婚か、とNさんはウキウキ。実のお母さんにも、「もうすぐプロポーズされるかも」と伝えると、お母さんはとても喜んでくれました。

Nさんは6年前に実のお父さんを病気で亡くし、それからずっとお母さんと2人、助け合って暮らしてきました。

「Nちゃんの花嫁姿、お父さんにも見せたかったね」
そう言ってお母さんは一筋の涙を流したそうです。

挨拶に行こうとしたら……

いよいよ、彼のご両親に挨拶に行く日がやってきました。Nさんはいつもより気合をいれてメイクをし、服や髪を整えて家を出ました。

「さあ行くぞ……って、痛っ!」
家を出た瞬間、いつもより低めのヒールを履いていたはずなのに思い切り足首を捻ってしまったNさん。足首はみるみるうちに腫れ上がり、Nさんは這うようにして家に戻るハメに。

「あらら、ひどい捻挫」
足首を見たお母さんが驚くほど、Nさんの足首はパンパンに腫れていました。
「これじゃ今日は無理だな」
せっかく予定を合わせてくれた彼のご両親には申し訳ないけれど、Nさんはその日自宅で療養することにしました。

それからというもの、Nさんが彼のご両親に挨拶をすると決めた日に限って彼が熱を出したり、Nさんを迎えに来ようとした彼の車が故障したり、挙句の果てには大雪が降って電車が止まってしまったりとトラブルが続きました。

トラブルの理由とは

「なんでこんなにトラブルばっかり起きるんだろう、それも挨拶に行く日だけ……」
なかなか彼のご両親に会えず、このままでは結婚の話も進まないとNさんはお母さんに愚痴をこぼしました。

するとお母さんの口から、意外な言葉が出たのです。
「もしかしたら亡くなったお父さんが、結婚に反対してるんじゃない?」
「え、どうして!?」
「それはわからないけど、こんなに続くのはおかしいでしょ」
お母さんはそう言って、お父さんの仏壇の前で手を合わせました。

その後お母さんに勧められ、Nさんは彼の身辺調査を調査会社に依頼しました。大好きな彼を疑うようで気が進みませんでしたが、お母さんが絶対に何かあると言うのです。
「あなたが幸せになるのを、お父さんが理由もなく反対するはずがないから」
そう言われると逆らえず、Nさんは調査会社の報告書を待ちました。

そして数週間後、調査会社から渡された報告書には思いもよらない結果が記されていたのです。

彼が隠していたこと

「え……信じられない」
Nさんは思わず声を上げました。

なんとそこには彼が以前違う女性と結婚をして子どもをもうけ、今でも養育費を払い続けていることや、彼のご両親にはギャンブルで多額の借金があることが書かれていたのです。

「そんな大事なことを隠していたなんて」
両親の借金はまだしも、彼が一度結婚をしていて、子どももいることを隠していたのがNさんにはどうしても許せませんでした。

その後、Nさんは彼とお別れすることに。

本当に亡くなったお父さんが結婚に反対して、トラブルを起こさせていたのかはわかりませんが、結婚の話が進んでから事実を知ることになるのを避けられて良かったとNさんは今でも思っているとのことです。

何かをしようとするときに邪魔ばかり入るなら、一度立ち止まって考えなおした方が良いかもしれませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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